中身は、パクチー・レバーパテ・なます(人参や大根の酢漬け)が基本で、そこに醤油やチリソースが落とされ、店によってはソーセージやシーチキンや玉子焼きが入っていたりする。しかしながら、どの店舗もおばちゃん一人、せいぜい二人が収まる程度の小さな屋台なので、トッピングの種類は限定的です。
バインミーは決まって朝食ですが、このときは夜。
これには事情があったのですが、またお話します。
もちろん記事のタイトル通り…。
あの、
ヒゲ紳士こと神崎さんもいます。
私 「カメラ目線やめてください!」
神崎さん「何っ、お伝えしなきゃダメだろ!」
私 「何をだ!」
はい、ちょっと映りこみましたが、ここはビュッフェ形式でおかずが選べるバインミー店なんですね~!
こういったよくある野菜やパテなどから、
バインミーの具にしては珍しいソーセージやベーコンなどもあります。
カウンターにはこんな組み合わせがあるよ、というサンプル写真。
まぁ、ほとんど同じに見えるけど。
こういったビュッフェは日本人も見慣れているとはいえ、バインミーの具になるとは新鮮です。
戸惑いながらも、自分の皿に持っていく友人の皆さん。
カウンターが広くはないので、全員は並べずどうしてもあぶれる。
こりゃ、朝や昼だと撮影どころじゃなかっただろうなぁ。
気になる価格は…重量制!
最終的にこんなラインナップになりました。
野菜中心だったり、肉々しかったり、玉子が多かったり、こりゃ個人の好みが出そうだ。
全員「で…これをどうするの?」
青年「僕が挟むよ!」
そう言って現れた青年、具材をバケットに詰めていきます。
店員じゃなかったらおもしろいんですが、残念ながら店員です。
どうやら英語が出来るようで結構グイグイ話し掛けて来る。
形式が新しいので、もしかしたら越境(外国育ちのベトナム人)や外国人がオーナーなのかもしれません。
なるほど、分かった、外国人のお客さんも意識してるんだね。いいことだね。
でも…。
なんでちょっと…!
なんでちょっとどれも残してんだよ!?
残し具合から、「限界まで挑戦したけどこれだけはどうしても無理だった」が伝わってきます。
いや、嘘つけよ、どれもこれも押し込んだらいけるレベルやでコレ。
そんな謎の出し惜しみ(入れ惜しみ?)もありつつ、会計。
計量器はタニタなので安心です、元よりそこまで心配してないけど。
写真を見たままですが、軽めでも3万ドン近く。
通常のバインミーは1~2万ドンと考えると、結構高めの価格帯ですね。
しかしこちらのバインミー、なんとオーブンで温めてくれます。
どこの店舗でも何もしないということが当たり前なので、やはり外国人を意識しているのかも。
という訳で並べたものがこちら~!
ひとつ、「どんだけ玉子好きやねん」というものがありますね。
こちらは現地在住フードコーディネーターの長谷川さんの手によるものです。
お知り合いの方は今度会ったら「どんだけ玉子好きやねん」と言ってあげてください(困ると思います)。
いただきます!
今更ですが、左上から時計回りに、ちあきさん、あさみさん、神崎さん、長谷川さんです。
ボッ!
さっきからお腹が空いたから早く食べようと言っていた神崎さん、一気に喰らいつきます。
実はこのあと、「神崎さんは紳士じゃなくて実は天使なんじゃないか」と思うことがありました。
具体的には書きませんが、気になる人は本人に聞いてみいてください(神崎さんには拒否権があります)。
肝心の…お味は!?
私 「聞く前に同意を求めたいのですが、具材が乾いてましたね…」
神崎さん「うん、確かに乾いてたね。全部置いたままだから、そこはね」
私 「バインミーというより、ホットドッグだなという感じでした」
神崎さん「普通、肉類はあんまり入ってはいないからそう思うのかもね」
私 「まぁ、コストパフォーマンスはちょうどいいと思います!」
神崎さん「そうだね!バインミーとしては高いけど、これだけのボリュームだったら妥当」
バインミーはベトナムを代表する食べ物のひとつ。
外国人観光客向けにこういったハードルが低めなお店は良いかもしれない。
ほかの三人にも聞いてみました。
ちあきさん「好きな具材を選べるのは楽しかったです」
長谷川さん「玉子は、たくさん入っていると可愛いと思ったからです」
あさみさん「オーブンで温めてくれるのは嬉しい、抹茶のシェイクもおいしかったです」
はい、なんで後日談みたいになっとんねんと。
正直に告白しますと、この取材後二週間も経ってから聞いているためです。
味の評価についてはご自身でお確かめくださいませ!
なお、お店を出るとき…。
まかないと思われるヌードルに、お店のトッピングをそのままぶち込んでた。
まぁ、アリっちゃアリかもしれないけどもうちょい隠れて…というのはベトナムだと今更の話か。
そのあとたこ焼きと…フルーツビュッフェに行こうと!しました。
このあと、路上のたこ焼き屋とフルーツ詰め放題のお店を予定していました。
ストリートフード三連チャンですね。
たこ焼きは以前紹介したお店、やはりいつ来ても盛況。
いただきます!
天から降りて来たたこ焼き(皿だけ)っぽくなった。
問題は、このあとでして…。
実は今回、このお店が一番の目的だったのです。
こちらの営業が18時半からだから、バインミー店も夜に行ったという訳。
カップに果物詰め放題、ということで楽しみにしていたのですがー。
やってなかった…。
これが中心地からは結構遠い場所にあったので、平謝りする私。
詰め放題にはならなかったけど、ということで別のお店で果物を食べました。
いずれまた、挑戦したいと思います。
ここも異常な数の組み合わせが楽しめるシントー(スムージー)屋だったので、是非行ってみてください。
お店にあった謎のお茶タンク。
*
Coffmee Station(カスタマイズバインミー)
129B Võ Văn Tần, P. 6, Quận 3, TP. HCM
Banana’s Juice Shop(やたらと組み合わせられるシントー屋)
102B Lê Thị Riêng, Quận 1, TP. HCM