「わどまり学」は、沖永良部島に住む人なら絶対にわどまり学を受けるべき!です。住んでなくても、ルーツがあるとか、よく通うとか、関係者にもおすすめですよ。1つ目は、島での生活が圧倒的に楽しくなるから。2つ目は、まちづくりにおいて過去を学ぶことは欠かせないから。要するに「温故知新」ということです。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2026/04/15
「わどまり学」は、沖永良部島に住む人なら絶対にわどまり学を受けるべき!です。住んでなくても、ルーツがあるとか、よく通うとか、関係者にもおすすめですよ。1つ目は、島での生活が圧倒的に楽しくなるから。2つ目は、まちづくりにおいて過去を学ぶことは欠かせないから。要するに「温故知新」ということです。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2026/04/15
歴史っていいですよね!
「歴」という漢字は、部首の「止(とめる)」と「林」から成り立っていますが、これは昔の人が林の中で立ち止まって史実を語り継いだことが由来だそうです嘘です。
嘘です。軽くネットで調べると、歴史の歴という字は、「時間が積み重なること」を意味しているそうです。へ~~~~。
目次
今日は、和泊町教育委員会が、中央公民館講座の一環として行う「わどまり学」という歴史探究講座について書きますね。いきなり画数多めで、知らない人にとってはとてもアンチフレンドリーなリード文ですが、分かった上で書いています。そもそも和泊と見て「わ…はく?」と読んだ和泊ビギナーの方にはたいへん申し訳ない。でも、ブログだからいいじゃない。「これは自分向けじゃないな」と思った人は、今回は読まなくていいです。だけど、ぜったい来週もまた見てくれよな!来週更新するか知らんけど!
ところで、「来週もまた見てくれよな」って、昨今のアニメじゃぜったい言わないですよね。これ分かるの30代後半とかか?あかん、べとまるだとやっぱり脱線しすぎる。はい本題。「わどまり学」は、沖永良部島の「歴史・文化・自然」を専門家からガッツリ学べるという超絶面白い講座です。
具体的な内容や申込み方法は、以下の画像からクリックで飛べます。
▲それぞれの画像をクリックすると「わどまり学」受講についての詳細ページに飛びます!
ちなみに、申し込み締め切りはちょうど本日、4月15日です。いや今日か~~~い!って、ひっくり返って2回宙返り3回半ひねりしたそこのあなた。大丈夫。毎回講師が替わるスタイルなので、途中からの受講もできると思います(昨年度は実際にそうした例もあったし)。だからこの記事を明日以降に読んだとしても、まずは諦めずに、和泊町教育委員会の「わどまり学」担当者に問い合わせてみてください!
まずは経緯も踏まえて私の話をします。「かましてた」ってふつう言わんけど。でもなんか、「公務員」と「かましてた」って組み合わせ、なんかいいですよね。ふふふ、あ、俺だけ?すまん…本題入るわ。
島に暮らしてそろそろ6年ですが(そして6月で離れますが)、実は11月下旬から3月末までの約4ヶ月間、公務員をやっていました。正確には、和泊町教育委員会に会計年度職員(昔風の言い方だと臨時職員っていうの?)として所属していました。島に来てはじめての就職~!
何に取り組んでいたかというと、島の古墓が国指定史跡になることを記念したシンポジウムでの企画(トークセッションのコーディネート兼ファシリテート)とか(参考)、民俗写真家の芳賀日出男さんが70年前に撮った白黒写真をAIを使ってカラー化する取り組みとか(参考)、いろいろです。島の人なら「ああ、あれか」とつながる話もあるかと思います。そしてやはりメインが、というか業務名がまさにそうだったんですが、この「わどまり学」と呼ばれる、町誌をはじめとした「郷土知」の活用に関するお仕事でした。そう、ここで、「わどまり学」の企画や準備の仕事をしてきたんですよね。
自分でもいっときとはいえ公務員になるとは思わなかったし、何なら担当者(もともと友人)も「まさか君が来るとは」と驚いていました。まぁ、もともと個人的に、郷土知に関することはやろうと思っていたし、それなら町の職員としてオフィシャルな立場でやった方がいいと思ったわけです。ちょうどその時期に、長く所属していた組織から離れることも決まって、時間ができることは分かっていたしね。
そんな「わどまり学」の取り組みもいくつかに分かれており、町内小中学校向けの副読本づくりや、社会人向けの中央公民館講座の令和8年度、つまり今募集中の講座のPRなどに奔走しておった…ということになります。その甲斐もあってか、令和7年度は13人だった対面受講者が、ほぼ倍増!したらしいです。
もちろん、自分ひとりでやったわけでも何でもないですが、地味ながら4か月かけて色々と頑張っていたのであります。本当だよ。めちゃくちゃ頑張ったよ、俺。あんまり誰も褒めてくれないので、もう自分で言っちゃうけどさ。そして最後に、たいへん頼もしい青年に後任としてバトンを渡すことができたので、「わどまり学」について思い残すことは何一つありません。
さて、そうして自分自身が思いっきり関わっていたからというのは確かにあるのですが、それでもやっぱり、客観的に見ても(完全に見れないのは承知の上で言う)、「島に住む人ならわどまり学を受けるべき」と思っているんですよね。そこは譲れねぇ。譲れねぇよ、あんちゃん!あんちゃんって誰ー??
んで、ちょうどブログも再開するって宣言したし、そういえば今日(4/15)が受講締切日だし、わどまり学について書くなら今かなぁと思ってこうして記事を綴っているというわけ。
わどまり学を受けるべき理由は、大きく2つあります。
1つ目は、島での生活が圧倒的に楽しくなるから。
私たちは時間という制約の中で生きているので、目の前にあるのは「現代」の姿だけです。でも、過去を知ることで見えない姿を想像できるようになる。たとえば、今の和泊港があるあたりは昔は海だったし、現在のJAの事務所がある場所はかつて西郷隆盛が教えた社倉(穀物蔵)があった場所です。また、福山花店の石造りの建物は、昔銀行(鹿児島銀行ではないか、という声あり)があり、これもまた70年前の写真を見る限りは石造りでした。その二つがつながっているか分かりませんが、周辺がコンクリート製の建物が並ぶ中でいまだに石!って感じの作りなので、関連を匂わせますよね。
というわけで、過去を知ることで「だから今こうなっているのか」という気づきが増え、中には「じゃあ確かめてみよう」というミッション(疑問と好奇心)が増える。何というのかな、島の過去を知ると島全体が歴史推理小説の舞台に変わるんですわ。そうして、ただ暮らしているだけでは得られない楽しさが増していくんです。
2つ目は、まちづくりにおいて過去を学ぶことは欠かせないから。
ご多分に漏れずというべきか、この島でも、課題解決や、いわゆるまちづくりに取り組む人達も多いわけです。日本の地方よろしく、色んな課題が山積してますからね。でで、もうこれは完全に個人の見解なんですが、「過去を知らずして、まちづくりなんてありえない」と思っています。例えば、特産品のユリがなぜ切り花中心になったか。それは過去の沖永良部台風で壊滅的な被害を受け、いち早く家を建て直す借金を返済するために切り花へ転換したという歴史的背景があるから…だそうです。昨今、花き栽培でも担い手不足の声は聞こえますが、ではそもそもどうしてこういう産業構造になっているのか?と、歴史を紐解かないことには、その解決策を立てる前提を大きく間違えてしまう可能性があります。その意味では、自分の歴史と地域の歴史が重なっていない移住者ほど、郷土史(知)を通して得られる伸びしろは多いはずです。出身者でも、人の数だけ見方があるので、主観を過信しない方がいいと思いますけど。つまり、地域を良くしようと行動する人ほど、郷土史を学ぶべきだと思っています。
その意味では、「地域の課題解決やまちづくりに取り組んでいる」という自覚があるなら、他の地域に住んでいる人にとっても有効だと思っています。もちろん、ご自身が暮らす地域の郷土知を学ぶ機会があるなら、ぜったいにそちらを優先した方がいいと思いますが、いつ何時もそうした門戸が開かれているとは限りませんので。そして、和泊町(沖永良部島)の門戸が開かれているのはこの今、というわけでございます。とくに奄美群島の皆さんには強くお勧めしたい。俺も、他の島がやってたら受けたいもん。
と、長々書きましたが、要するに「温故知新」ということです。
いや~~昔の人はほんと言い得て妙なことばかり言いますよね~~~!ビバ、四文字熟語!!
一方、「受けたかったけど、子育てで時間に都合がつかない」という声も拾っております(というよりSNSで知人の投稿を見た)。そう、オンライン受講は島外在住者のみを対象しているんですよね。ここは「オンラインで受けられるなら会場に来なくて構わぬッッッ!!」という人が出ないためそうしたという経緯があったのですが、そうした結果、「受けたいのに受けられない」という人が出てくるのは本末転倒だよねと。このあたりに関しては、ちょっと状況も変わりそうな感じがしなくもないので。いずれにせよ、和泊町教育委員会のわどまり学担当者に問い合わせてみてください。
先月末までの仕事の中で、「わどまり学の令和8年度の受講者を増やす」というPRミッションがあったというのはすでに書いた通りですが、その中でオンライン講座開講という話はもともとありませんでした。そんな中で、どうしてオンラインをやることになったというと、とある沖永良部3世の青年から「島外から受けたい」という声があったのがきっかけでした。
その声を主担当に伝えたら、教育委員会の中でかけあってくれて、トントン拍子に実施が決まったというわけです。結果、現在オンライン受講者はマンモス校の1学級に迫るくらいの人数が決まっています。私もそのうちの一人なんですけどね。受講生は2・3世も多く、実はその中に実妹もいて、彼女は先日なんかSNSで「ルーツへの関心が深まっている」みたいなことを書いていて、実兄である私はそれをニヤニヤしながら見てました。自分が声をかけたのが発端とはいえ、こうした2・3世のルーツ回帰はやっぱり社会現象だと思うんですよねぇ。何だろうな、人生では大きいもの小さいもの、いろんな選択があると思うんですけど、ルーツに関する選択って、「間違いない」という点で、後悔しようがなくないですか?
だって、自分が生まれる前から確定していることって、疑いようのない事実であり、ルーツを知ることにはある種の「手堅さ」があると思うんですよね。マイ・グレート・ジャーニーってやつです(それっぽく言いましたが今考えた言葉です)。ここはそのうち、もっと上手く言語化できる気がしています。
そんな感じで、「わどまり学」のオンライン受講に2・3世の方がいることは、自分が今後やりたい2・3世などとえらぶルーツを通したつながりをつくる動きともリンクします。首都圏でパブリックビューイングをやって、みんなで学ぶのもよいかもしれないですね。そのあとえらぶの黒糖焼酎で一杯!みたいな。
観光はともすれば表層だけになる可能性があるし、ビジネスは関わっている間だけになりがち。ではないでしょうか(出会う人次第でどちらも濃くなりますが)。そんな中、地域の本質とも言える「郷土知」を知るというのは、さらに踏み込んだ深いつながりになると思うんです。受講者は非常に濃密な沖永良部島の関係人口(関係者)になれるはずで、今後の展開が本当に楽しみ楽しみ~~。
新聞記事でわどまり学の主担当者が「オンライン受講者が来島して、島内の受講者と交流があれば」と言っていたのですが、まったくもってそう思います。本土からオンライン受講者を募って、みんなで島に行く未来も想像しています。ルーツのある人達を募って沖永良部島ツアーを組むというのは、もともとやりたかったことでもあるので。
そんな心震える場面に立ち会えるかもしれないので、島内在住者も島外在住者もぜひ受講を検討してほしいです。いちおう今日が締切ですが、「いちおう」なので。島内在住者は島の本質に迫り、島外在住者は人生の中で沖永良部島が色濃くなっていくでしょう。
あ、大事なことも言っておきたい。和泊町の歴史を学ぶんだから、和泊町の職員の方にも受けてほしいよねと(真顔)。行政職員って、3年や5年での配置転換が多いじゃないですか。マンネリや不正を防ぐとか、その運用の意義は理解しているけど、そこで町としての「連続性」が抜け落ちる。だからこそ、町がどのような歴史を辿って現代に至るのかを押さえておくことは思考・行動・成果を左右すると思います。
そんなわけで、「暮らすまちを知る」というのは人生を充実させると考えています。
今年の6月から東京に暮らすわけですが、住む場所についてGeminiに色々と条件を伝えたところ、西馬込を勧めてくれました。それをたまたま打ち合わせをした知人に伝えたところ、「それなら、近いし、西大井もいいよ」と勧めていただいて。
その知人は西大井エリアに10年くらい住んでいて、そこは地域の古い写真の写真展なども行っていたらしいんですね。そうした土地への知識と関係性を持っている知人が身近にいるというのはとても心強いので、現在、前向きに検討中です。
新しいまちの歴史を知れば、そこでの暮らしはもっと楽しくなる。それは沖永良部島でも東京でも変わりませんよね!
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▲それぞれの画像をクリックすると「わどまり学」受講についての詳細ページに飛びます!