新喜劇みたいな話…ベトナムの山間部に突如現れた亀と銭ゲバ住民の話

新喜劇みたいな話…ベトナムの山間部に突如現れた亀と銭ゲバ住民の話

鶴は千年亀は万年と言われるように、これらの動物は日本で大変めでたいものだとされています。

ベトナムも同じく亀はめでたいものとして重宝される文化があり、ホーチミン(南部)よりハノイ(北部)ほどその傾向が色濃く、その背景には「ホアンキエム湖の大亀」という伝説の存在があります。

ハノイにある主要観光スポットのホアンキエム湖。

1428 年から1789年まで(一部空白期間あり)存在した王朝・後黎朝の初代皇帝・黎利(Le Lợi)が、ベトナムへ侵攻してきた明との戦いの時に、ある湖の宝剣を手にして勝利を得ました。その後、その湖の上で金の大亀から持ち主である竜王に剣を 返すように啓示されたことにより、その湖は「湖還劍(ホアンキエム)湖」と呼ばれるようになります。

これはベトナム人であれば誰でも知っている伝説のようで、そのことからホアンキエム湖があるハノイでは亀を神様のような存在として大切にするようです。ちなみに、1968年には湖で体重250kg、大きさが210cm×120cmの超大亀が見つかっており、「これはあの大亀伝説の亀様に間違いない」とされ、現在では同じくホアンキエム湖の小島にある玉山祠に剥製が祀られています。えっ、神殺しですか?

そんなおめでたい亀ですが、もしある日突然体長70cmの巨大亀が家に迷いこんだらどうします?

私はひとしきり叫んだあと、すぐに保健所に電話すると思います。

 

今回のニュースは、そういった出来事をコレ幸いと金儲けに利用した逞しいおっさんの話。

 

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山間部に大亀出現、拾い主が「神聖な亀」と称し見物料取る – [VIETJO ベトナムニュース]

ある日のこと、ベトナム北中部ゲアン省の山間部にあるイエンタイン郡リエンタイン村(あー噛みそう!)で、ある民家の軒先に体長70cmの巨大亀が迷いこんできたそうです。山間部ですが、この一帯では9月下旬に洪水があったらしく、この亀はその際に河川からこの村まで流されてきたのではないかという話。

ここまでは「あー大変だったね、自然に返さないとね」で普通に終わるこの話。

しかし流石ベトナム!というべきか、民家の主であるタイ・バイ・ズン氏はこう言い出します。

 

>「この亀は神が私の元に遣わしてくださった神聖な亀であり、手放すつもりはない」

 

そう言って、「亀様の拝観料」(原文はベトナム語だけど、奇遇にも「神様」と掛かっていますね)と称して1回当たり5000~5万ドン(23円~235円)のお金を取っており(しかも誰がどれくらい払ったかご丁寧に帳簿まで付けている)、これに対して同郡人民委員会は「信仰心利用して人様からお金取ってんじゃねぇバカ、さっさと亀を森林保護当局に返せやウスラトンカチ、応える気がないのなら強制的に亀持っていくぞこのスットコドッコイ」といった旨のことを言っているそうです(ここまでは言ってない)。

 

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ていうか何コレ、子供に集金させてんの?

 

うーん。

 

何故なのか私には、よしもと新喜劇で「昔から営業してきた蕎麦屋とその土地からの立退きを要求するチンピラ」の光景が浮かびました(関西人なら分かってくれるだろう…)。まぁ、この件に関しては、全面的にチンピラ側(人民委員会)が正しいんですけども。というか、古典落語でありそうだよねこういうの。

 

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この記事は、ベトナムニュースサイト「VIETJO」とべとまるによるコラボレーション記事です。

個別記事URL:http://www.viet-jo.com/newszoom/sanmen/130930072858.html

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