アユタヤ郊外にあるウルトラマンのさらし首が悲惨

アユタヤ郊外にあるウルトラマンのさらし首が悲惨

ウルトラマンっていいですよね!

ウルトラマンといえば丸みを帯びた独特なフォルムですが、もともとタイの仏像をヒントにしたんだそうです嘘です…というのもまた嘘です。

何でも当時円谷英二氏に師事していたタイ人留学生が造形に関わったとかで、色々な逸話がある様ですが、少なくともタイ国内ではこの由来は定説なんだとか。

 

さて、こうしてアユタヤに来た訳ですが、実を言うと最大の目的は遺跡ではありません。
周囲に何かネタになりそうな面白いものは無いかと聞いたところ、ある友人から「ウルトラマン博物館へ行って来てくれ」と言われました。

 

ウルトラマン?タイでウルトラマンの博物館??

 

実はこの作品、タイではものすごく有名で、ツブラヤ・チャイヨーという制作会社により作られたタイ製のウルトラマンまであるらしい。
更に、日本国外におけるウルトラマンの著作権も保有しており、その流れで今回のウルトラマン博物館の建設に踏み出したとのこと。

 「保有しており」と言ってみたものの、このへんの話は非常にセンシティブで未だ法廷闘争中の可能性があります。10年前の記事ですが、事の経緯が詳しく載っているのでこのへんをどうぞ。

 

前置きが長くなりましたが、今回はそのウルトラマン博物館へ行って参ります。

目的地はこのピン…

遠いな!!!

 

バンコク~アユタヤの1/3はあるじゃないか。
しかもそれからまた再び引き返すってんだから、一体どれくらい時間が掛かるのか…。

 

ひとまずゲストハウスまでトゥクトゥクを呼んで貰い、PCを引っ張り出して運転手のおっちゃんに見て貰う。

 

おっちゃん「遠いな!!!」

 

タイ語は分からないけど、そんな感じのことを言ってました。

 

やはりそんなところへ行こうという人間が奇特なのか、ゲストハウスの兄ちゃんにも、姉ちゃんにも、おっちゃんにも、「何を考えているんだこの日本人は…」みたいな目で見られる始末。

 

ウルトラマンミュージアムと言ってもそもそも分からない様子です、何やて…。

 

ネルソン「あの、タクシーで行けるならタクシーがいいん
兄ちゃん「アユタヤにタクシーなんて走ってないよ。」

 

一蹴です。

 

正直、昨日の遺跡巡りで自分自身も十分に分かっていました。

 

まぁ、多分2時間くらいだと思うから、400バーツ貰えれば…ということでやっと交渉成立。
ウルトラマン博物館を目指してトゥクトゥクに乗り込みます。

 

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ふー…やっと出発。

 

が、それから数分後…。

 

キキッ

 

ネルソン(え?あれ??何で停めたの???)

 

通りすがり?のニ人のタイ人と話し込む運転手のおっちゃん。
その親しく話す様子を見ていると、どうやら友達らしい。
すると、なんかこっちに話し掛けて来た。

 

友達1 「イエーイ!ウルトラマン!!」(プシュー!とスペシウム光線のポーズ)
ネルソン「お、おー!いえーい…??」

 

友達2 「ヘイ!名前は何だ!?」
ネルソン「ネ…ネルソン。」
友達2 「よろしくなー!」
ネルソン「う…うん?」

 

そう言ってそのまま、友達2が助手席に乗り込んで再出発。

 

え?何コレ??あいのりのシステム???

 

というかめっちゃ恐いねんけど。
見ず知らずのタイ人が乗り込んでそのまま出発ってめっちゃ恐いねんけど。

 

アユタヤの観光地エリアなら相乗りと解釈出来るとして、郊外へ向かうトゥクトゥクに乗り込むってどういうことなの…。

 

まさか…郊外で物盗りされてそのまま放置されるって可能性は……。
今頃助手席でナイフをペロペロ銃をフキフキしてたらどうしよう……。

 

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そんな不安いっぱいの思いで撮った写真がコレ。
現実は、ずっと両手を組んで指をこねこねしてるだけだった。
ちなみに、普段入らない指が写り込んでいるのは動揺の表れです。

 

気が気でない心境で、このままトゥクトゥクは進む。

 

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30分以上も走ると流石にもうトゥクトゥクは走っていません。というか…

 

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完全にこれ高速道路だよ!場違い過ぎるやろ!!
気分は、ワタリドリの群れに放り込まれた一匹のスズメ。

 

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GPSを見ると、着実に近付いている様子です。
このジャンクションの左脇に博物館があるはず。

 

root2

あ、あれ!?

 

root3

ねぇ、これ過ぎてない!?
何処まで行くつもりなの!!?

 

ジャンクションなんだけど!!
目的地はジャンクション左脇なんだけど!!

 

まさか…まさかマジでこいつら!
俺を身ぐるみ剥がしてポイするつもりじゃ……!!

 

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と思ったら途中で止まって警官に道を尋ねる運転手のおっちゃん。

 

あ、なるほど。
ウルトラマン博物館は向こうサイドだから。
Uターン出来るところを探してるってことねなーるほど。

 

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そうして、

 

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遂にUターン!

 

更に10分と北へ上り…

 

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あ!

 

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アレは!

 

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アレは何だアアァァァーーーッッ!!!?

 

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いや、本当に何なんだアアァァァーーーッッ!!!?

 

ビックリしました。

 

久々にジョジョフォントを使ってしまうくらいビックリしました。

 

何でも無いただの道路の脇に、ゴロッと無造作に置かれたウルトラマンの生首ひとつ。
それにしても、博物館のオブジェにしてはボロボロの様な…。

 

そう!

 

実は、このウルトラマン博物館。
計画上では2009年開業を目指していたものの、前述した本家・円谷との法廷争いから頓挫していたのです。

 

この計画発表時には、Yahooでも取り上げられ、2ch系まとめサイトの「痛いニュース」も開設後間もない頃にネタにしていますね。

 

【タイ】 「ウルトラマンの街」、誕生へ 博物館建設、怪獣数千体展示|痛いニュース(ノ∀`)

 

その当時の写真と現在を比較してみると…

 

hikaku

うわぁ…なんちゅーか……もう、うわぁ。

 

廃墟やん。

 

ウルトラマンの肌ボロッカスやん。
左脇の藪も立派な木になっちゃって、雑草も伸び放題。

 

近付いてみましょう。

 

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ずおおぉぉぉーーーーん。

 

この通り、洒落にならないほど巨大です。
顔だけなのでこう言っていいか分からないけど、おそらく等身大サイズでしょう。

 

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塗装も剥がれて痛ましい。

 

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最早亡骸にしか見えません。

 

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この伸ばした手、目一杯挙げてますからね。
斜め掛かっている点を考慮しても高さ2mはある筈です。
如何にこのウルトラヘッドが巨大かお分かりになるかと思います。

 

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裏側はこんな感じ。

 

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この扉の向こうはどうなっているのでしょうか。

 

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彼は友達2、途中で乗ってきた運ちゃんの友達です。

 

覗き方が堂に入っています。
自分、完全に常習犯やろう。

 

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落ち葉いっぱい…全くメンテナンスされてないな。

 

計画ではこの門をくぐれば、ウルトラマンの故郷・M78星雲を
イメージした世界が広がっていたそうです。

 

50mの等身大ウルトラマンや他にも怪獣、公開ショーなども催される予定だったらしい。

 

折角なので、運ちゃんズにもウルトラヘッドと写真に写って貰いましょう。

 

ネルソン「ウルトラマンのポーズ撮って!」

 

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ちゃうそれバルタン星人や。

 

ネルソン「ウルトラマン!ウルトラマンね!」

 

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いやだからそれバルタン星人や。

 

というか自分は何をしてもいちいち堂に入るな。

 

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やっと理解してくれました、

 

友達2 「あんたも撮ってやるよ」
ネルソン「あぁ、そう?悪いねぇ。」

 

それで撮れたのがこの写真。

 

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アホか!俺だけ撮っても…アホかお前は!!

 

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運ちゃんとウルトラヘッドの対比。

 

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今気付いたけどレッドキングそっくりやな、なんか赤黒いし。

 

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トゥクトゥクとウルトラマンの顔面…うーん、シュール極まりない。

 

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最後に、運ちゃんもトゥクトゥクと一緒にパチリ。

 

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満喫させて貰ったぜ!
いざサラバ!トゥクトゥクより愛をこめて!

 

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それから再び一時間半掛けてアユタヤ観光地圏内へ。

 

 

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道中、象に乗って回るツアーを発見。
片やこちらは、トゥクトゥクで3時間掛けてウルトラマンの顔面…。

 

観光も人それぞれですね。

 

友達2 「じゃあ俺帰るわ。」

 

え?ほんま何やったん自分??

 

おまけ

 

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それからすぐにバンコクへ戻ったのですが、帰りは鉄道ではなくミニバン(13人程度が乗れるワゴン車)を利用しました。

 

多少狭いというのはあるけど鉄道より全然マシで、エアコン完備&言葉の分からんコント番組付きで65バーツ(175円程度)。

 

135円を切り詰めるかどうかは人次第ですが、ひたすら市街中心地まで一直線に進んでくれるので、鉄道と比較しても30分~1時間は余裕が出来ますね。

 

シーズンにもよるだろうけれど、乗客が個別にドンドンと乗り込んでいって、8割以上揃ったら運賃徴収してゴーというシステム。

 

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乗り場は大体このへんで、(トゥクトゥクの運ちゃんなら知ってます)

 

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こんなミニバンが見つかれば、それです。
(目的地はもちろんBANGKOKを選ぶ)

 

 

さてさて、アユタヤ回はこれにておしまい。

 

次回は、バンコクのメカニカルな珍スポットを取り上げます。

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