ベトナムにオーガニックを広めたい!ニコニコヤサイ・ピロットさん

ベトナムにオーガニックを広めたい!ニコニコヤサイ・ピロットさん

野菜っていいですよね!

野菜を主に食べる人、野菜しか食べられない人をベジタリアンと呼びますが、世間では大豆しか食べないソイリアンという人もいるそうです嘘です。

 

昨日の『臭豆腐に匹敵するぜ!エビの発酵調味料『マムトム』克服大作戦!』でも野菜を提供してもらった、ニコニコヤサイ。
実はここの社長の塩川さんには、今まで何度かべとまるに登場してもらっています。

 

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あ、こんなに出てたのか…(驚)。
そこで今回は、そんな塩川さんに初めてまともにインタビューをお願いしました!が!

 

塩川さん「それならの、うちのピロットの話を聞いたってくれ。」

ネルソン「ピロちゃん?」

塩川さん「そう、あいつがこれから販売事業の代表になるのからの。」

ネルソン「あ〜、確かに確かに。」

 

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という訳で今回は、塩川さんと、ニコニコヤサイ販売事業(ホーチミン支社)の新代表・ピロットさんにお話を伺いました。

ピロットさんはどのような人物なのか?
塩川さんとピロットさんはどのような出会い方をしたのか?
どういう経緯で塩川さんはピロットさんへ販売事業の代表をバトンタッチするのか?

それらについて話を聞かせていただきました、それではご覧ください。

 

***

 

ネルソン「よろしくお願いします!」

ピロット「よろしくお願いします。」

塩川さん「はい、よろしくお願いします。」

 

どうしてピロットさんに販売事業の代表をバトンタッチするのか。

ネルソン「早速気になることから聞かせてもらうんだけど、どうしてバトンタッチするの?」

塩 川さん「まず、俺にやりたいことが出来た。たまたま人文社会科学大学で講演する機会があってな、その時にベトナム人で有機無農薬農業を始めようとしている ベトナム人の人がおったんや。やけど、何が有機で何が安全なのか分からないし、どれくらいの価格が適正なのか分からない、売り方も分からないという。その時に、ベトナムでの有機無農薬農業を発展させるためにも、ここで俺が手を貸さんとあかんなと思った。

ネルソン「塩川さんに新しい仕事が出来たと。」

塩川さん「うん。それに、そもそもニコニコヤサイが安定してきたってこともある。ホーチミン市に住んでる日本人のお客さんには随分認知されて応援してもらっているし、これからはベトナム人や欧米人やその他の国の人達に対して販路を広げていかんとあかん。それなら、日本人の俺より、ベトナム人の彼ら自身でやるのが一番やと思った。丁度良く沖縄(琉球大学農学部)からインターンシップの子らも来たから、日本人のお客さんへの対応についてもカバーが出来るしな。」

ネルソン「そこで、どうしてピロちゃんだったの?」

塩川さん「スタッフみんなに意見を聞いたら、他にも候補はおったんやけど、最終的にはピロットだろうってなって。シッカリしてるし、責任感もあるし、一番問題無いだろうと俺も思った。」

ネルソン「ピロちゃんは、(販売事業の)代表をお願いされた時にどう思った?」

ピ ロット「実は一年くらい前に一度お願いされたことはあったんです。その時はあんまり深く考えずに断ったんですけど、最近では、会社の将来を考えたらやらな いといけないと思いはじめました。塩さんには別にやることがあるから、今は能力が低くても、私がやるべきだと思いました。」

ネルソン「お互いに信頼してるね。」

 

塩川さんとの出会い

ネルソン「ここでピロちゃんの過去に焦点を当てたいと思います。」

ピロット「はい。」

ネルソン「塩川さんとはどういう出会い方をしたの?」

ピロット「私は2006年に高校を卒業した後、地元で日本への研修生を募集する張り紙を見たんです。塩さんは、そこで(ベトナムで一年間、研修生に対して)日本語を教える教師でした。」

ネルソン「バンメトート(ニコニコヤサイの農場がある地方都市)だよね?」

ピロット「はい。」

ネルソン「日本での研修内容は、どんなものだったの?」

ピロット「日本で有機無農薬農業を学ぶという内容だったんですけど…実際には、和歌山の工場で野菜をカットするという仕事をするだけでした。」

ネルソン「有機無農薬農業、関係無いよね?」

ピロット「そうですね…笑」

ネルソン「それをどれくらい?」

ピロット「一年間です。」

ネルソン「それからは、どうしたの?」

ピロット「2008年にベトナムに戻って、しばらく日本語を教える仕事をしていました。その後にダラットで、試験室みたいな場所で花を栽培する仕事をしましたが…すごく退屈!『私の人生って何なんだろう』と思って、会計の勉強をするためにホーチミン市へ来たんです。そこで、塩さんに再会した。」

塩 川さん「その時、ニコニコヤサイをつくった直後でな。さっきの研修プログラムもベトナム人の彼らに有機無農薬農業を教えていないし、ベトナムに戻ったとこ ろでその関連の仕事をする訳じゃない。それなら俺がやろうと思ったんや。で、会計が欲しいなーと思ってて、その時にピロットがホーチミン市に来てるってこ とでお願いした。」

ピロット「その時は会計の勉強も始めたばかりだったからそんなに出来る訳じゃなかったけど…結局、ニコニコヤサイでは会計以外にも何でもやった笑。でも、最初の二ヶ月はまだ入社はしてなかった。」

ネルソン「入社を決めたきっかけは何だったの?」

ピロット「野菜の配達をしている時にお客さんから『ありがとう』って言われて。それまでやってきた野菜のカットとか、試験室みたいなところでの花の栽培と違って、初めて『私っていいことしてるんだなぁ』と思った。それがとっても嬉しかった。そこで、2012年の2月かな、入社を決めました。」

 

エデ族について

ネルソン「ピロちゃんの出身の、エデ族について教えてもらえる?」

※ベトナムには54の民族があり、ピロットさんはエデ族の出身。ベトナムでは18番目に多い民族で、最も多いのはキン族。

ピロット「エデ族はダクラク省に散らばって集落があり、私の村はバンメトートにある数百人規模のところでした。それ以外にもキン族が住んでいたけど、5,6軒の家があるくらいです。」

ネルソン「エデ語とベトナム語は、どんなバランスで教えられたの?」

ピロット「保育園から教えられるのは全てベトナム語です。エデ語は、家族との会話くらい。書けるのも、簡単な言葉だけです。」

ネルソン「母国語(頭で考える言語)は何処になるの?」

ピロット「中学くらいまではエデ語でしたけど、高校からはベトナム語になりました。最近では…日本語でも考えちゃってますね笑

ネルソン「そうなんだ笑。ちなみに、ピロちゃんって村長の娘さんなんだよね?」

ピロット「はい。」

ネルソン「その村に、ピロちゃん以外で日本に行ったことがある人っているの?」

ピロット「うーん、いないですね。今も村に住んでいる同級生はたくさんいます。」

ネルソン「そうなんだ。」

 

これからニコニコヤサイの販売事業を任される立場として、どうしていきたいか。

ネルソン「これからニコニコヤサイをどうしていきたい?変えたい部分はあるか、それともそのまま継承するか。」

ピロット「そのままにすることもあるけど、改善する点もあります。」

ネルソン「改善というのは、例えば?」

ピロット「スタッフの教育において、塩川さんは甘いけど、私は甘くありません。

ネルソン「笑」

ピロット「たとえば、塩川さんは、スタッフが遅刻や勝手に休むことに対して甘い。」

ネルソン「ピロちゃんはより厳しくすると?」

ピロット「はい。たとえば遅刻を三回したら一日の給料をナシにするとか。そういったことを考えています。」

ネルソン「俺が日本で働いていた時の会社が、そうだったわ笑」

ピロット「あとは、組織を再編成して、それぞれに専門の担当者を割り当てます。」

ネルソン「うん。」

ピロット「栽培と販売以外にも、マーケティングや教育プログラムや安全管理など。」

ネルソン「うんうん。」

ピ ロット「たとえば、マーケティングだと、ベトナムに一番多いのはベトナム人ですから、彼らに買ってもらわなければいけません。でも、ベトナム人にとって有 機無農薬野菜はまだ価格が高い。どうしていけば有機無農薬野菜を食べてくれるのか、考えないといけない。特別セールを実施したりして、お客さんを増やして いこうと思います。」

ネルソン「特別セールか、確かにそれは良いアイデアだね。」

ピロット「塩さんが日本人だからこそ、これまで日本人のお客さんはニコニコヤサイを応援してくれてきました。だけど、このままで大丈夫だと思ってはダメだと思います。お客さんはいつでも応援してくれているという考え方を一度捨てて、サービスの質の向上に努めないと、これからの会社の発展や存続に関わると思っています。

ネルソン「塩川さんがピロちゃんに任せた理由が、よく分かったわ。これからも、頑張ってください。」

ピロット「有難うございます!」

 

***

 

いかがでしたでしょうか。

正直なところ、私はこの原稿を書いている時にうっすらと涙が出てきていました。
何でしょうね、ひとつのドラマを見た気持ちというか、人の歴史と成長に涙するといった感じです。

以前に塩川さんが「俺があかんからスタッフが成長する、ウチはそういう教育方針なんや」と言っていたことがあり、その時はそうなんだ程度にしか考えなかったのですが、このインタビューを通してよく理解出来ました。まぁ、何処まで本気で言っていたのか分かりませんが…笑。

塩川さんはじめニコニコヤサイのみんなとはベトナムでは古い付き合いの方なのですが、今後も変わらず応援しています。最後に、ピロットさんから皆さんへのメッセージをどうぞ(原文ママ)。

 

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みな様、はじめまして
ニコニコ野菜の販売責任者のピロットです。

みな様、ニコニコ野菜ってご存知でしょうか?

ニコニコ野菜は有機野菜を生産し、販売することを主な活動としている会社です。
無農薬・無化学肥料・おいしいを生産の3原則としており、野菜本来の味わいを楽しめます。是非、ご賞味ください。

ホーチミン市在住の日本の方を中心にご利用して頂きありがとうございます。
今度とも、新鮮野菜を皆様にお届けしますのでニコニコ野菜をよろしくお願いします。

 

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ホームページ: http://www.niconicoyasai.com/ja/

お問い合わせ窓口: support@niconicoyasai.com

 

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ピロちゃん!塩川さん!ありがとう!!

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