べとまるはダチョウに乗るサイトとして現地では有名みたいです。そのお陰もあってかそのダチョウに乗る記事で賞を戴いたので、乗せてくれたダチョウさんに感謝を伝えようと金メダルを掛けに行きました。後編
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2015/01/29
べとまるはダチョウに乗るサイトとして現地では有名みたいです。そのお陰もあってかそのダチョウに乗る記事で賞を戴いたので、乗せてくれたダチョウさんに感謝を伝えようと金メダルを掛けに行きました。後編
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2015/01/29
転倒っていいですよね!
「七転八倒」と「七転八起」は、前者が中国発祥ですが、後者はイタリア発祥だそうです嘘です。
都合3ヶ月弱、本当にお待たせ致しました。
ダチョウに御礼を言いに行く方法、いよいよ後編です。
ダチョウに乗る記事に戴いたデイリーポータルZ新人賞の御礼を、ダチョウへ伝えに行く。
そして願わくば、ダチョウの首に金メダルを掛けてウィニングランをしようという企画でした。
なお、時間が掛かった背景に、動画を制作していたということがあります。
そこで今回はべとまる初となるYouTubeの埋め込み動画を挟んでおります。
それ自体がコンテンツというより、メイキングシーンといった趣になっていますのでお楽しみください。あ、前以て言っておくと、全体的にまさよのリアクションがうるさいです。観れば分かります。
新人賞詳細はこちら。
デイリーポータルZ新人賞2014 結果発表 – デイリーポータルZ:@nifty
前編はこちら。
ベトナムでダチョウの首に金メダルを掛けてウィニングランをする方法(前編)
思い返せば2年以上久し振りのVuonXoai(マンゴーパーク)。
園内の奥には前回と変わらずダチョウがたむろっていました。
友人 「ネルソンさん、乗るんですよね?」
ネルソン「うん」
友人 「もう乗ってた!」
頭に被っているヘルメットがお分かりでしょうか。
そう、装着しているものはGoProという丈夫なアクションカメラ。
今回はただメダルを首に掛けて乗ることだけが目的ではありません。
冒頭で軽く触れていますが、世界初?となるダチョウに乗った視点から動画を撮影することです。
ネルソン「ヒョオ!」
みるみる内に、
その姿は小さく、
邪魔!!
ネルソン「のぉーい!」
ネルソン「のぉーい!!」
ネルソン「のぉーい!!!」
シャッ!
ネルソン「危ねぇ~」
ネルソン「まぁまぁ汚れちゃったよ」
友人 「倒れてから離れるまですごい早かったですね」
ネルソン「これでも伊達にダチョウから落ちて金メダル獲ってないからね」
他の友人も続きます、私以外は初乗ダ。
こでらさん「ヒョオ!」
ネルソン「長いな…」
こでらさん「ぶへーっ!」
ネルソン 「あっ」
こでらさん「ぶへーっ!」
ネルソン 「あっ」
こでらさん「ぶへーっ!」
ネルソン 「あっ」
壁に衝突してしまったらしく、流血沙汰になってしまいました。
気にせずガンガンいくぜ!
その前に、どうでもいいけど、
君のその夕日を見据えるような視線は何だ。
いくよー!
もりさん「ヒョオ!」
ネルソン「またもや長いな…」
ネルソン「乗りこなしてね?」
もりさん「へあーっ!」
ネルソン「あっ」
もりさん「へあーっ!」
ネルソン「あっ」
もりさん「へあーっ!」
ネルソン「あっ」
ネルソン「まさよとゆきさんもやる?」
二人 「やらん」
ぶんたろう「よっよっ!」
続いてはぶんたろう。
ぶんたろう「ほっほっ!」
どうでもいい話ですが、先日彼が挑戦した巨大フォーの反響が大きかったので株が上がっています。
うん、本当にどうでもいい話でした。
実録!「5kg」のフォー大食いチャレンジ!そして衝撃の結末が…
その水中メガネは何?と聞いたところ、
泥が入りそうだから、とのことでした。
ふーん(取り上げた割にはどうでもいい)。
ぶんたろう「ヒョオ!」
ネルソン 「さて、何処まで伸びるか…」
ぶんたろう「ずんっ!」
ネルソン 「はえーよ!」
ぶんたろう「ずんっ!」
ネルソン 「というかー!」
ぶんたろう「ずんっ!」
ネルソン 「大丈夫かこの落ち方ー!?」
ガバッ
ぶんたろう「乗せろやコラー!」
ネルソン 「全然大丈夫だった」
ぶんたろう「金返すか乗せろコラー!!」
ネルソン 「完全に狩猟やん」
ダチョウを間近で見たことがある人はよく分かると思うんですが、怖いんです。
その強靭な脚やギョロッとした瞳は恐竜そのものなんです。
そんなモンスターに全速力で向かっていけるぶんたろうは、生まれる時代を間違えたとしか思えない。
さて、これで全員が無事に乗ダできた訳ですが、私にはもう一度乗らないといけない理由があります。
カメラです!
撮りたいものは、乗っている人間の表情と、乗っている人間の視点。
さっきは自分の顔を映していたので、今回は前面が向くようにしてリテイクです。
ネルソン「ところでさ、どうせなら金メダルはダチョウの首に掛けたいんだけど…」
係員 「ダメ」
つれないなぁ。
と、いう訳で、転倒から骨折の流れに怯えながら再挑戦。
本当に有り得ないほど嫌がられ、後ろ向きで入場するダチョウと私。
ネルソン「ヒョオ!」
ネルソン「えっ」
ネルソン「おいコラ!」
ネルソン「早すぎるやろ!!」
達成度は半分というところだけど、まーしょうがないか…これ以上は怪我するかもしれんし。
ぶんたろう「ネルソンさん、ダチョウに金メダル掛けてもいいそうですよ!」
ネルソン 「えっ」
ぶんたろう「TOKYOから来た金メダリストって言ったらいけました!」
ネルソン 「でもね」
ぶんたろう「チャンスですよ、ウィニングランできますよ!」
ネルソン 「は、はい」
という訳で、
ぶんたろうのサポート(!?)により、ダチョウの首に金メダルを掛けられることに。
掛かった!
ネルソン「いくでー!」
ネルソン「正真正銘の!」
ネルソン「ウィニングランや~~!!」
ネルソン「て、あーもう!」
ネルソン「またかよ!」
無事着地。
怪我もなくウィニングラン達成。
あとは、怪我もなくダチョウから金メダルを奪い返さなければなりません。
係員 「任せとけ!」
係員 「おらっ、おらっ」ダチョウ「ぎゃっ、ぎゃっ」
ネルソン「これ完全に絞め殺してる絵面でしょ」
係員 「しゃーい!」
ネルソン「神業!」
最後に記念撮影。俺は小人か。
肩で息をするダチョウ(肩ないけど)、お疲れ様です!
ちなみに返ってきた金メダルは、
キズだらけで返ってきました。