沖永良部島の暮らしで気づけば入っていたスマホアプリを紹介します。だいたい、天候や潮位など、自然関係のものが多いですね。あとは島内の主要スーパーなど。LINE公式アカウントもちょろっと紹介。今まで住んでいてこれからスマホを持つという人は少ないかなーと思いますが、とくにこれから暮らしはじめる人のお役に立てれば幸いです。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2023/05/28
沖永良部島の暮らしで気づけば入っていたスマホアプリを紹介します。だいたい、天候や潮位など、自然関係のものが多いですね。あとは島内の主要スーパーなど。LINE公式アカウントもちょろっと紹介。今まで住んでいてこれからスマホを持つという人は少ないかなーと思いますが、とくにこれから暮らしはじめる人のお役に立てれば幸いです。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2023/05/28
ベトナムに住んでいた頃、現地でよく使われるアプリは常にスマホに入れていました。地場産メッセージアプリだったり、あと路線バスの乗り換えが分かるアプリだったり、土地には土地のインフラがあって、そこにアクセスする入口としてスマホアプリがあるんですよね。こういう規格化は発明だなと思います。
はい、そんな訳で、海外ではなくとも(まぁ海外みたいなもんですが)、沖永良部島でも「これ入れとけ!損はしねぇから!」的なアプリがあります。ちょっとネタバレすると、インフラというより、主要なお店や自然環境に寄せたものだったりするのですが、LINE公式アカウントも含めて10個ご紹介します。
目次
コンクリートジャングルかつ内陸が多い都会生活と違って、外洋に浮かぶ小さな島だと風の影響をもろに受けます。といっても沖永良部島は有人島としては中規模なので、大概の外洋の島でもろに受けていると思います。そんな中でベーシックな天気情報を知る上で使えるアプリが、この「Yahoo!天気」。
2日後までの時間単位の天気・気温・降水確率・降水量・湿度・風向き・風速が分かる。また、ほぼ2週間後までの天気・最高気温・最低気温・湿度が分かります。ただ、島の天気はめちゃくちゃ変わりやすいもの。与論島に住む天気予報士の資格を持つ知人も、「島と東京の天気は全然違う」と話されていました。週間天気に関しては参考程度がグッドです(と言いつつ2日後の天気も変わったりする)。
このアプリ最大の魅力だと思う機能は、この雨雲レーダー。これは使っている感じだとかなり正確です。雲が山にせき止められることがないからなのか?素人なのでそこは分かりませんが、島においては雨雲が来たら雨が降る、来ないなら降らない、とめちゃくちゃハッキリしています。結構な雨雲が近づくと通知で教えてくれるので、気をつけていればいきなり降られて、びしょ濡れになるということはありません。
雲行きが怪しいなーと思ったら大抵、上の画像のような真っ赤な雨雲が近づいてきているので、屋内に避難しましょう。さらに台風情報まで見られるので、このアプリひとつを持っているかどうかで、島での天候における安心感はかなり変わってきます。
Yahoo!天気(Google Play)
Yahoo!天気(App Store)
たぶん色んな機能が入っているんでしょうけど、それこそ漁師さんは使いこなしてそうですが(ほかに特化したアプリがあるか)、私は台風予測アプリとして使っています。島民の間ではそうじゃないかな。
ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)、GFS(アメリカ海洋大気庁)の予測データを見ることができ、大まかな進路はこれで分かる感じ。何より、ビジュアライズが秀逸で、格闘ゲームの必殺技みたいにグルグル動く台風を見ると、「やべー!」感が煽られて、防災アプリとしては良い感じです。
Windy.com(Google Play)
Windy.com(App Store)
潮位アプリです。実は海派より山派(でもアウトドアよりインドア)の私は滅多に使うことがないのですが、シュノーケリングなどのマリンスポーツをする友人たちは重宝している印象です。現在地や、指定した場所の、日時に応じた潮位が分かります。
沖永良部島はサンゴ礁が隆起した島で、リーフに囲まれているのですが、大潮の干潮になるとむき出しになってすごい迫力。そこをてくてく歩くというリーフトレッキングは、インドアの私でも楽しいアクティビティ。そんなとき、日を調べられ、また満ちてくる時間も分かる「タイドグラフBI」はうってつけ。
潮溜まり…じゃないけど、干潮時のいい感じのリーフ。
タイドグラフBI(Google Play)
タイドグラフBI(App Store)
島の大型スーパーの、公式アプリです。
和泊町にあるドラッグストアで、薬以外に食品や酒類、文房具や衣類などが揃うお店。生鮮食品以外はだいたいあるんじゃないでしょうか(玉子はある)。ポイントカードがあったのですが、最近ドラモリさんのシステムがアプリに移行したので、そのタイミングでインストールしました。ポイントはレジでアプリのバーコードを読み込んでもらう形です。
ほかにもこのアプリではクーポンやチラシなどが見られるので、持っておいて確実に損はないという感じ。ドラモリは、お酒が安いんですよねー。
ドラモリ公式アプリ(Google Play)
ドラモリ公式アプリ(App Store)
島に数少ない全国チェーン店の、マツモトキヨシ。いや、マツキヨ以外に全国チェーンってあったっけ…?あったら誠に申し訳ございません、教えてください。そもそもドラモリとマツキヨはドラッグストアで競合しているのですが、島においては前者がさらに特化している印象です(個人の感想です)。
クーポン、ポイント機能があることは、ドラモリと同じですね。ユニークな特徴としては、店内の商品のバーコードを読み込むと、アプリ上で詳細が分かるという点。正直、自分があまり行くことがないので、試しておりません。
マツモトキヨシ公式アプリ(Google Play)
マツモトキヨシ公式アプリ(App Store)
公式アプリではなく、ニシムタFC沖永良部店(知名町黒貫のある方)のLINE公式アカウントになります。セール情報やチラシが配信されるので、行かれる方は必携かと。
記事を読まれた方から教えていただき、追加します。
トクバイというアプリでは、ななーんと…エーコープのチラシがチェックできるとのこと!内心、「JA~アプリ出さないのかよ~」と思っていました。大変申し訳ございません。まぁ、JAが作ったアプリではないだろうけど。トクバイというプラットフォームにJA(エーコープ)が参加しているって感じなのかな?そこのところまでは分かりまへん。
あいにく、タイミング的にエーコープのチラシは見られませんでしたが、和泊町ではドラモリもこれでチェックできるようです。エーコープ知名店ももちろんOK。
トクバイアプリ(Google Play)
トクバイアプリ(App Store)
こちらも、公式アプリではなくLINE公式アカウントです。島内の和泊町と知名町にそれぞれアカウントがあり、行政からのお知らせが届きます。内容は、行政各課が行うイベントや施設の情報、検診の案内、補助金情報、ユリ畑の満開情報など。とにかくさまざまです。
和泊町役場(LINE公式アカウント) ※QRコードとIDが記載されたPDFが開きます
島の先輩に「便利なアプリないですか?」と聞いたら、これが返ってきました。これがあると、フライトの最新の運行情報が分かるそうです。よく島外へ出張したり、また人を迎えている方なので、なるほど。
フライトのチェックインと搭乗の際に必要なバーコードを手軽に表示できます。確かにいつも、メール履歴からURL叩いて出して…と、チェックイン時に慌てることがあるんですよね。沖永良部島の方なら、頻度の違いこそあれど飛行機は身近な乗り物でしょうし、入れておくに越したことはないでしょう。
JAL(国内線・国際線)(Google Play)
JAL(国内線・国際線)(App Store)
星座を見られるアプリです。
以前、仕事で島に移住した子育て世代のみなさんの座談会を行ったときに話題に上がったアプリでした。「島には美術館などはないが自然が豊富で、そこから学べることは多い」といった話で、夜に星座を調べるときにこのアプリを使っているとのこと。実際に夜空に重ね合わせて調べることができます。
まぁ、今は昼で自室なので、こんな有様ですけどね。今度使ってみます。
色々と有料の拡張機能があるみたいです。
Star Walk 2 Ads+:無料星座アプリ(Google Play)
Star Walk 2 Ads+:無料星座アプリ(App Store)
という訳で、ザザザーッと、「これ入れとけ!」的なアプリ&LINEアカウントを紹介しました。これ以外にもオススメがあれば教えてください、追記させていただくかもしれません。そして、最後にーっ!
あたくし、「えらぶカレンダー」という沖永良部島の情報を配信するLINE公式アカウントを運営しています。イベント、セール、求人、などなど、島内でのヒト・モノ・コトなら割とガバガバな感じで配信中。ぜひこちらも気になったらご登録ください。上記のバナーをクリックorタップで可能です。
Star Walk 2でした話とも重なるのですが、島は都会と比べて美術館や映画館、ショッピングなど、娯楽向きの施設が少ないです。その一方で、自分たちで楽しもう!というDIY精神が強いようで、逆に「島民発の小中規模イベントが多い」という特徴がある…と思います。娯楽が、消費でなく生産寄りというか。
ただ、これは当然とは思いますが、さきほどの両町のLINE公式アカウントも、配信する内容は基本的に町内のものです。また、島民発のイベント情報はだいたいInstagramアカウントで配信されていますが、タイムラインで流れるし、人によってフォローしている・していないという問題もある。
そういう背景もあって、InstagramやLINE公式アカウント、直接教えてもらう、口コミ、といった形で知った情報を、えらぶカレンダーで配信しています。新聞記者をやっている中で、イベント情報などを知ってもタイミング的に記事にできないこともあり、それってもったいないなという理由もあります。
もちろん、イベントを配信してほしい!ということでしたら、えらぶカレンダーのチャット機能で話し掛けてください。そのまま私とチャットできます。
これは余談ですが、えらぶカレンダーをはじめてみて分かったことが、日程自体もめっちゃ被るんですよね。フリーマーケットが島内3カ所でやっているとか。事前に調整していないのでこういうことも起こるんですが、企画段階で共有することはさすがに厳しいじゃないですか。
でも、参加者としては時間に限りがある中で選ばないといけないし、それはお互いにもったいない気がするので、何か良い手はないかなーと思っています。
あ、あと、お店などの事業者さんがInstagramをやっていることが多いので、ハッシュタグ(#沖永良部島)などで調べてみてください。紹介しようかと思ったけど、それはキリがなさすぎるので割愛。