カフェ(飲食店)と動物(ましてや爬虫類や昆虫)は本来ありえない組み合わせだと思いますが、それをやってのけるのがベトナムさ!でも今回のメインは、そのカフェにいる一匹のオウム…ベトナム語を話すって!?
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2015/04/06
カフェ(飲食店)と動物(ましてや爬虫類や昆虫)は本来ありえない組み合わせだと思いますが、それをやってのけるのがベトナムさ!でも今回のメインは、そのカフェにいる一匹のオウム…ベトナム語を話すって!?
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2015/04/06
オウムっていいですよね!
オウム返しとは言われた言葉をそのまま返す行為ですが、実は言葉の由来はオウムでなく王武という神仏の呼吸法から来ているそうです嘘です。
目次
オウムが簡単な言葉を話すことは、我々にとって常識と言ってもいいと思います。
しかし、何を話すかというと、ほとんどの人にとって「こんにちは」ではないでしょうか。
そう、それは紛れも無く日本語!
ベトナムのオウムがベトナム語を話すことは、当たり前なのかもしれない。
スペインのオウムはスペイン語を話すだろうし、ロシアのオウムはロシア語を話すだろう。
でも、折角ベトナムにいるのであれば一度でもいいから見てみたい。
外国語を話すオウムは、既存のオウムのイメージを壊してくれる気がする。
ハノイ市内のNgoc Khanh通りにある、
Pet Cafeにやって来ました。
まずはこのカフェ、オウム以前にある特徴で有名です。それは…。
爬虫類とか爬虫類とか爬虫類とか爬虫類とか…そしてたまに両生類とかがたくさんいる!
そう、ペットカフェというよりも、爬虫類カフェなのです。
そんな一方で可愛らしいハムスターもいるやーん!と思ったら…。
HEBI-NO-ESA-DESHITA!!
なお、こちらの動物達、種類によっては触ることも出来るそうです。
ハノイ市内にお住まいの方は是非行ってみてください。
が!
タイトルと冒頭の文章の通り、今回の主役は爬虫類ではありません。
右のオウム、彼こそがベトナム語を操るオウム。
なんと、「Em ơi」と鳴くということらしい。
ベトナムに住んでいる人は1,2番に知ることになる言葉、意味は「おーい」のちょっと丁寧な感じ。
名前はダイアモンド、キラキラネームとして日本に数名は存在していそうだ。
すでに確かな筋から情報は掴んでいる!
さぁ、「Em oi」と鳴いてみせろ…!
と、今回は実験的に、記事と動画の並行でお伝えします。
動画を最後まで観られると、このあとの記事の内容はほぼ繰り返しになります。
つまり動画で割と完結するよ、ということです。
ネルソン「Em oi!」
友人 「Em oi!Em oi, Em oi…」
オウム 「…」
鳴かない…。
どうやら、「Em oi」と呼び掛けたからと言って「Em oi」と呼び掛けてくれる訳ではないらしい。
確かに、通常でもそんなやりとりは成立しない。あるとしたらやまびこだけだ。
ネルソン「どうしたら返してくれるんだろうね…」
友人1 「店の前を歩く人に、たまに『Em oi』と鳴くらしいですよ!」
な、なるほど!確かにそれは用法としても理に適っている!
という訳で、あえて通りすぎてみよう。
オウム 「…」
やはり鳴かない…。
なんだこれは、ただの道化ではないか!
しかもちょっと照れてる様子が余計に恥ずかしいではないか!
それは完全に自分のせいだけど、どうしたら一体君は「Em oi」と言ってくれるんだ…!
ネルソン「一体…」
オウム 「Em oi」
ネルソン「どうしたら…」
友人1 「ネルソンさん!」
ネルソン「え?」
友人1 「言った!」
友人2 「今言ったよ!」
ネルソン「えっ、嘘!?」
オウム 「Em oi」
言ってる…確かに言ってるー!
オウム 「Xin chao」
しかもXin Chao(すみません)まで言ってらしてるー!!
文章自体がとても短く一瞬だけど、確かにオウムは「Em oi」と言った。
日本語ではない、紛れも無くベトナムのオウムによって真似されたベトナム語。
そして最後に、盛大に「クーックックック」と笑いを堪えるダイアモンド君。
情緒不安定なんだろうか、と思った。
これが仮に店員の誰かの真似だとしたら、それはもっと問題だ。
生物の育成環境上、やたら湿度の高いカフェですが、ちょっとした動物園なので是非行ってみてください。
***
店名:Pet Cafe
住所:2 Ngoc Khanh, Giang Vo, Dist.Ba Dinh, Ha Noi