ネルソン水嶋のふだんの仕事
まずは自己紹介
このサイト(べとまる)の管理人、ネルソン水嶋の仕事について紹介します。
地元は大阪。社会人としては、東京、ベトナム・ホーチミン市、タイ・バンコク、奄美群島・沖永良部島、そして2026年6月に再び東京と拠点を移っています。「べとまる」はベトナムで立ち上げたブログで、ここがきっかけとなってライターや編集者などの制作の仕事をするようになっていきました。場所によって目的は変化していますが、企画・取材・執筆という仕事内容はほぼ一貫しています。チーム業務では編集や進行管理なども行っているほか、クラウドファンディング(CAMPFIRE)の伴走支援もしています。
最近はAIのお陰で自作アプリが捗る時代になりまして、島のイベント情報共有アプリや、ライター経験を学習させたインタビューアプリなどを開発しています。また、ルーツのある島に暮らしたことがきっかけになり、せっせと郷土グッズを作ったりしています。そんな、ちょっと、本業がこれだ!とハッキリと言いづらい経歴について、写真付きで紹介します。
記事制作&編集(企画から編集まで制作工程全般)
2012年にベトナム・ホーチミン市でブログ「べとまる」を立ち上げ、同年から2014年にかけて「デイリーポータルZ新人賞」など記事関連の賞を3つ受賞。それらをきっかけにライターとしてさまざなサイトで寄稿を始め、編集長としても海外の文化を扱うウェブメディア「海外ZINE」(現「ロコタビ」のオウンドメディア)を立ち上げ、世界各地のライター総勢30人以上とともに運営しました。
2020年の沖永良部島への移住後は、「奄美群島南三島経済新聞」の沖永良部支局長、「ritokei」(現・認定NPO法人離島経済新聞社の発行雑誌およびウェブメディア)で外部ライター・編集者・副編集長などを歴任。沖永良部島の現地の取材担当者として、琉球新報とNHK鹿児島でも活動しました(後者は写真ではなく映像)。ライターを始めてからの12年間で寄稿してきた代表的なメディアを列挙します。
寄稿・制作に関わったウェブメディア
- デイリーポータルZ
- 離島経済新聞(ritokei)(外部ライター→編集者→副編集長を歴任)
- 奄美群島南三島経済新聞(沖永良部支局の記者→支局長を歴任)
- NHK鹿児島(沖永良部島・与論島通信員)
- 琉球新報(沖永良部通報員)
- 南海日日新聞(2026年6月から紙面のみで「島に還る子どもたち」を月イチで連載中)
- ことばのミュージアム
- となりのカインズさん
- ジモコロ
- しまのま
- TURNS
- Yahoo! JAPAN SDGs(現・サストモ by LINEヤフー)
- CNET JAPAN
- カゴシマガジン
- SMOUT(自治体などの依頼で人材募集記事を執筆)
- Nativ.media(同上)
- くらすわどまり(同上)
- ヨロンとはたらく仲間たち(人材募集のポータルサイト立ち上げでサイトのネーミングなど企画段階から関わる)
- 月刊EMIDAS(ベトナムの製造業専門誌でインタビューコーナー「Vの壁」を担当)
- 人、東京2020(閉鎖。リクルートの東京オリンピックに合わせたインタビューサイト)
- エキサイトコネタ
- トラベルコちゃん
- 海外ZINE(閉鎖。現ロコタビ(旧トラベロコ)のオウンドメディアで創刊編集長を務める)
- ゆるぢえさん(閉鎖。「a-works」運営、「株式会社人間」制作)
- ネタりか(閉鎖)
- そのほか、大手企業広報誌、製造業オウンドメディアの記事など無記名の記事も一部あり
余談ですが、初めてインターネットの場で文章を書き始めたのは、高校3年生の頃に始めたメールマガジン(『読者⇔発刊者』という名前でした。詳細は割愛しますがネルソンの由来もそこから)。情報発信歴は、四半世紀(2026年時点で25年間)にわたります。
冊子づくり



沖永良部島への移住後は、冊子(P16からP24まで)の制作に関わる機会が3度ありました。WEBメディアでの仕事はベトナムにいる頃に受け始めたものなので、そもそも「遠く離れていてもWEB記事なら書ける(納品できる)」という背景もあって、それまでに紙の冊子と縁がなかっただけなのかもしれません。ただ、とりわけ島の話なので、それまでの「WEBで不特定多数に向けて」と違って、「紙で顔を知っている人にも向けて」という違いは、また違った知見が蓄積されていったと感じています。
「えらぶ仕事図鑑」
- 制作時期:2021年7月〜2022年3月
- 内容:沖永良部島唯一の高校「沖永良部高校」の商業科2年生たちと制作した、島の仕事図鑑。「沖高生」が島内の大人たちの仕事を中心に取材し、写真を撮影。看護師、電力会社職員、デザイナー、行政職員、スポーツクラブ運営者など、多様な職業の大人たちへのインタビューを一冊の冊子にまとめました。私は学校に出向いて、取材の方法や記事の組み立て方の指導、そして最終工程として原稿の編集を手掛けました。
メディア掲載情報
「やさしい島生活ガイド~沖永良部島の暮らし方~」



- 制作時期:2023年5月〜2024年1月
- 内容:奄美群島12市町村中で、外国人人口比率1,2位にある和泊町と知名町。とくに和泊町は、農業を中心に技能実習や特定技能など、就労関連の資格で滞在する外国人が多く暮らしています(2018年に、そんな実習生の「失踪」についての記事を見たことが私が移住した理由のひとつです)。しかし、彼らにとっての多くの移動手段が自転車で、バスの乗車方法も分からないという声がありました。そこで、公共交通機関の利用方法から、台風対策や虫・カビ対策、休日の過ごし方など、住みよい暮らしを目的に島の生活情報を全編やさしい日本語で一冊の冊子に集約。併せて、バスの乗り方を学ぶ講座を企画・開催しました。一般財団法人自治体国際化協会(CLAIR)の助成事業「多文化共生のまちづくり促進事業」採択を受けて、知名町・和泊町・合同会社オトナキ(代表:水嶋)の三者で共同制作しています。
「やさしい島生活ガイド~沖永良部島の暮らし方~」を見る(知名町HP) ※和泊町と同じ内容です
「やさしい島生活ガイド~沖永良部島の暮らし方~」を見る(和泊町HP) ※知名町と同じ内容です
やさしい島生活ガイド(CLAIRの多文化共生事業事例集)
メディア掲載情報
沖永良部島で外国人住民向け生活情報ガイド制作へ 住みよい島目指す(奄美群島南三島経済新聞)
「やさしい島生活ガイド制作協」発足(奄美新聞)
沖永良部でバスの乗り方講習会(奄美新聞)
外国人向け生活ガイド完成 バスの乗り方講習も 沖永良部島(南海日日新聞)
沖永良部島で外国人住民向けバス乗り方講習会 生活情報冊子も配布(奄美群島南三島経済新聞))
「しまむにのこれまでとこれから」



- 制作時期:2025年〜2026年2月
- 内容:沖永良部島で昔から話される言語「しまむに」。いわゆる方言とも呼ばれており、ユネスコによって消滅危機言語の一つとされていますが、島内での取り組みや研究者の支援により、全国でも継承の先進事例のひとつに数えられています。そんな島内での言語継承の取り組みについてまとめた一冊です。誌面の企画として、島内外の幅広い世代の沖永良部島関係者に対してアンケートを実施したり、座談会を企画したりしました。この頃、文部科学省による称号制度の「社会教育士」を取得したばかりで、そこで得られた学びを活かして、ただ誌面で取り組みを紹介するだけではなく、冊子づくり自体が言語継承に向けて機運を高めるひとつのきっかけとなるよう設計・制作しました(和泊町の補助事業「アグトラスト基金活用事業」と国立国語研究所等の支援を受けて制作)。
メディア掲載情報
方言継承活動レポートを刊行 島ムニむんちゃの島ムニ保存会 沖永良部島(南海日日新聞)
「郷土」をテーマとしたお土産の企画・開発
沖永良部島は、外海で囲まれた「離島」という地理的環境や、奄美群島の歴史も相まって、非常に郷土愛が強い場所だと感じています。そんな島民たちの愛に驚くとともに、私自身と同じ、親や祖父母が島出身である2・3世との出会いがありました。そんな彼らの郷土愛をヒントに、島や字(あざ=集落)の名前や形などをテーマとしたお土産を開発・販売しています。
字知る!あざシール



沖永良部島(和泊町・知名町)の全42の字(あざ=集落)の名称を千社札風にデザインした耐水シール。島内外の出身者やルーツを持つ人々から「地元やルーツを誇れる」「スマホに貼って主張できる」と大きな反響を呼んでおり、とくに島内では帰省シーズンのたびに売れる商品となっています。単なるシールにとどまらず、郷土史の文献や郷土史家の監修を経て作成した「字の由来解説書」も制作。島内の店舗に陳列ボードを設置したり、関西での沖洲会(沖永良部島の郷友会)でも販売するなど、アイデンティティを可視化・共有するグッズとして展開しました。開発に際して一部の費用は、和泊町の特産品開発に関わる補助金を活用しています。
シンプルな沖永良部のTシャツ



島では、沖永良部島の名前やデザインが入ったシャツは派手なものが好まれがちですが、都会に住む出身者やルーツを持つ人々でも日常的に着やすいように、胸元にワンポイントの刺しゅうやプリントをあしらったシンプルなTシャツを制作。「一見するとスポーツブランドのアイコンにも見える」さりげなさが特徴で、島外でもひっそりと、しかし確かな郷土愛を主張できるアイテムです。
アプリ開発
社会人になりたての5年間はシステムエンジニアをしていた私。昔取った杵柄じゃないですが、今はAIによるバイブコーディング(自然言語での「ノリ」による開発)でのアプリ開発も簡単になったということもあり、ウェブアプリの開発も始めています。
ひめくりえらぶ



沖永良部島のイベントを閲覧・投稿できるウェブアプリ。島内でイベント情報を事前に共有する仕組みがなく、イベント被りなどが発生していた課題を解決するため、Claude Codeによるバイブコーディング(自然言語による開発)で構築しました。システムエンジニアの経験(2006~2011年、東京)を活かして、要件定義から仕様書作成、コーディング、テストまで一貫して実施しました。
VWRITER(ブイライター)



AIによるインタビューからライティングまで一貫して行うウェブアプリ。自身の25年に及ぶライティング・インタビュー・編集のノウハウをAIに学習させ、ウェブ上のアバター「ポリゴン水嶋」がインタビューを実施。構成案や原稿案を制作・提案します。記事の仕様(文字数、見出しの数、文章のトンマナなど)をはじめに固めるほか、インタビュー時のあいづちや、掘り下げる切り口など、プロならではの視点をUIやプロンプト(AIへの指示)に落とし込んでいます。
VWRITER – ライターAIが話を掘り下げて記事を書いてくれるアプリ
奄美群島飲ミュニティマップ


奄美群島の出身者や、2・3世などのルーツのある方が営んでいる飲食店をまとめたマップアプリです。情報そのものは、人に聞いたり、過去に自治体が収集したデータを拾ったりしてまとめています。ほかの記事でも書いている通り、6月(具体的に言うと27日)に拠点を東京に移したのですが、それにあたってつくったアプリです。奄美群島関係者が集まる場所を「飲ミュニティ(飲み屋+コミュニティ)」と呼んで、島々とのつながりを生むきっかけに育てていきます。
奄美群島飲ミュニティマップ – 飲んで、つながり、島になる。奄美群島ゆかりのお店だけを集めたサイト
郷土学習・歴史関係(和泊町教育委員会)
和泊町の町誌発行を機に始まった郷土学習講話「わどまり学」。専任の会計年度任用職員として和泊町教育委員会に従事。AIによる企画の壁打ちや、画像や資料づくり、ときにはアプリ開発なども活用しました。とくに力を入れたことは、以下の2点です。
第二期わどまり学の立ち上げ

2期目を迎えるわどまり学のオンライン受講事業の立ち上げや、受講生募集を主な目的とした広報を担当。結果として、一期目の13人から2期目の90人へと大幅に受講生が増加しました。うち半数はオンライン受講で、島外のえらぶ関係者(二世・三世・出身者など)も広く巻き込むため、LINE公式アカウントやnoteのアカウントなどを立ち上げ、運用体制を構築して後任に引き継ぎました。
郷土史を学べば、島は歴史推理小説に化ける。沖永良部島の人々に「わどまり学」をおすすめするワケ
メディア掲載情報
沖永良部島の和泊町で町史など学ぶオンライン講座 出身者や隣島住民も受講(奄美群島南三島経済新聞)
70年前の島の写真の彩色と展示



民俗写真家の芳賀日出男氏が1950年代に撮影した写真の展示イベントにおいて、AIによる彩色を施したものを展示。かつての風景に色がついて想像に奥行きが生まれて、当時を知る人は記憶がありありと蘇り、若い人も新鮮でおもしろいと好評を博しました。その後、改めて彩色した写真の展示をやってほしいという要望を受け、和泊町役場1階で特別展示を行いました。
メディア掲載情報
芳賀氏の写真をカラー化 和泊町で「70年前のシマの色付き風景」展(南海日日新聞)
沖永良部島古墓シンポジウムのコーディネート&ファシリテート
2026年2月に国指定史跡となった沖永良部島の古墓群を記念して開催されたシンポジウム(厳密には、12月にあった国指定の答申を記念)において、研究者や文化財関係職員のほか、さまざまな属性の島民(学校教育関係、観光関係、高校生など)を壇上に招いて、古墓保全維持の課題や未来へのあり方について議論する「サイエンスカフェ」を実施。登壇者のキャスティングや構成、台本・スライドの作成、当日の司会進行などを務めました。以下の動画から当日の様子を見ることができます。
メディア掲載情報
古墓群の保存・活用へ シンポジウム「琉球と薩摩が紡いだ島の宝」 沖永良部島 島民交え意見交換も(南海日日新聞)
沖永良部島古墓群シンポ(奄美新聞)
ネルソン、こういうこともやってるよ(その他の活動)
多文化共生ツール「COMIGRAM(コミグラム)」(旧「GINO-T」)の開発
ベトナム人技能実習生をはじめとする外国人住民と、日本人の間のコミュニケーションの壁をなくすため、イラストと実習用語(多言語)を組み合わせたTシャツやポスターなどの交流ツールを開発。クラウドファンディング(READYFOR)で資金調達に成功し、鹿児島県の「地域課題解決型起業支援事業」にも採択され、法人(合同会社オトナキ)設立の契機となりました。
前述の「やさしい島生活ガイド」もその多文化共生の取り組みの一環となります。
ベトナム人実習生の失踪・過労死・自死などを解決する”Tシャツ”開発(READYFOR)
「広報わどまり」(和泊町の広報誌)3月号「島で活躍する外国人」(企画・取材・一部撮影・執筆を実施)
「広報ちな」(知名町の広報誌)6月号特集「島で活躍する外国人」(企画・取材・撮影・執筆を実施)
メディア掲載情報
ギョーザで交流深める 在住中国人講師に料理教室 和泊町国頭(南海日日新聞)
島の魅力、可能性強調 地域シンポ「沖永良部の近現代」 知名町(南海日日新聞)
クラウドファンディングのキュレーター(伴走支援)



CAMPFIRE公式キュレーターとして、ファンドレイジングの知見とライター・編集者としてのスキルを活かし、プロジェクトの企画・ページ制作をサポート。「旅の指さし会話帳 東ティモール」などのプロジェクトを成功まで支えました。
旅先や相手の言葉を話す楽しさを伝え続けたい!「指さし会話帳」初のファンブック
東ティモールの人々とテトゥン語を使って仲良くなれる「指さし会話帳」をつくりたい!
奄美・おきのえらぶ島で、天候に左右されずに小学生が学び語れる居場所を作りたい!
奄美の商店街と黒糖焼酎の再活性化へ!酒屋2代目が挑む飲・食・音がテーマの複合施設
動画の企画・構成
和泊町の移住定住促進動画「えらぶぐらし」の企画・構成を担当。「移住者あるある座談会」など、綺麗な風景だけでなくリアルな島暮らしの苦労も開けっ広げに語る誠実な動画を制作しました。他にも「サンテナカゴ(農作業カゴ)を並べて巨大なマリオを作る」など、遊び心ある動画企画も手掛けています。
各種講座の講師・登壇・講演

ライターや多文化共生などでの活動で培った知見を活かして、島内外で講師を務める機会も多くありました。奄美群島の島々から実践者が集うプレゼンイベント「GCD(ガシド)」、徳之島・伊仙町の「いせん寺子屋」での文章力UP講座、小中学校での人権講話(マイノリティをテーマにした講話)や地名の由来をめぐるバスツアー企画、沖永良部高校でのライター授業、酔庵塾での登壇など、情報発信や多文化共生、キャリア教育に関する講師活動も積極的に行っています。
地域おこし、本音で語る 奄美5島7人、GCD登壇(南海日日新聞)
奄美群島の挑戦者たちのトークショー「GCD(ガシド)2022」レポート(奄美群島南三島経済新聞)
徳之島「いせん寺子屋」で文章力アップ講座 筆不精解消目指し開講(奄美群島南三島経済新聞)
昔と今で名前違う!? 集落名の由来学ぶ「わどまり字めぐり」 和泊町・内城小(南海日日新聞)
GCD(ガシド)で私が話す様子は、以下の動画からご覧いただけます。
酔庵塾で私が話す様子は、以下の動画からご覧いただけます。
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以上、また何かあれば追記してまいります。