もし海原雄山がベトナムに来たら、と妄想して漫画にしたらこうなりました!
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/02/04
もし海原雄山がベトナムに来たら、と妄想して漫画にしたらこうなりました!
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/02/04
原作:ネルソン / イラスト:ハタメグミ
前回までのあらすじ
日本美食会の権威、U原カイザー。
彼は、数年間も新たな美食を発見出来ず焦っていた。
ある日、道端で見慣れない屋台を発見する。
半ば酔狂のつもりで「謎の麺類」を食べた直後に、
視界に飛び込んできたものはバイクの波や路上での朝市だった。
なんと彼は少なくとも日本ではない何処かへとワープしてしまったのだ…!!
どうなるカイザー!がんばれカイザー!ぼくらのカイザー!
カイザー「ここは何処なんだ…何が起こったというんだ…!!」
少なくとも日本とは思えない風景である。
いや、そもそも日本語も聴こえもしなけりゃ見えもしない。
周りを見渡す限り、おびただしいバイクの群れと笠帽子を被った物売りばかり。
カイザー「落ち着け…落ち着くんだカイザーよ…。そ、そうだ。素数だ、素数を数えて落ち着くんだ…。1,2,3,5,7,9,11,12,13,15,17…ん?なんだ??」
カイザー「な!なんだこの子供は…ぬ、その黄色い飲み物はなんだ!私によこせ!!」
ババッ!女の子 「Trời oi!」
説明しよう、カイザーは知らない食べ物を見ると条件反射で強奪してしまうのである。
見た目は綺麗な黄金色だな…それにほのかに甘い香りもする…。
チュ…
ジュ~~~~~ルルルル!!
カイザー「うっ…うぐぐぐぐ!これは!!」
カイザー「ん~~~~~まっっっっっはあああぁぁぁぁぁ~~~~~~ん!!!!!コンビニで売っている様な着色料や保存料まみれのジュースとは違う!これは一体…」
カイザー「あの竹の様なものは…そうか、これはサトウキビのジュース!道理で甘い訳だ!しかも更に、これに柑橘系の果汁も加えることでスッキリとした飲み心地を実現させている!」
少女 「ヌックミア!」
カイザー「ヌック…ミア?この飲み物の名前か??」
少女 「ngon?(美味しい?)」
カイザー「何だ?何を言っている??貴様、日本語を話さんか。」
少女 「Nếu ông đến nhà em, ông có thể ăn thức ăn ngon miệng hơn. (ウチに行けばもっと美味しいご飯があるよ!)」
カイザー「人の話を聞いているのか!無礼だぞ!!」
グイッ
少女 「Cho phép đi(行こ!)」
カイザー「私を何処へ連れて行く!おい!おい!!まずここが何処か説明し…!!」
ハァ
ハァ、ハァ
ハァ、ハァ、ハァ…
カイザー「ぐぬ…この歳に全力疾走はこたえる……。」
少女 「Căn nhà này là nhà của em. Ba!khách!(ここが私のウチだよ!お父さーん!お客さん!)」
ガラッ
そっくり「Thủy, Chào mừng trở lại…。(おぉ、トゥイ。おかえり…。)」
カイザー「ニッ、ニセモノだーーーーーーーーー!!!!!!!!」
つづくえーと、今後の展開どうしようかな…(考えてない)。