ハノイ在住の日本人は誰もが知っているのではないでしょうか？焼き鳥と言いつつも豪快なジャークチキンという感じですが、これがジャンクなタレと相まってめちゃくちゃ美味いんです。何故か高円寺に支店があります。
ライター：ネルソン水嶋 公開日：2014/07/28
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ハノイの鉄板焼き鳥屋・ビンミン（Binh Minh）：ゆみこのベトナムグルメ
焼き鳥っていいですよね！
焼き鳥のタレで「創業から継ぎ足し」という表現がありますが、大抵は数年で全く違う物に変わってしまうそうです本当です。
一見すると、侘びしく感じるハノイのとある路地…。
その中でいつも人だかりが出来ているお店があります。
それがこの、
BINH MINH（ビンミン）。
ベトナム人にはもちろん、日本人やその他の外国人に人気の、ハノイにある超有名焼き鳥店です。
こうしたグルメレポート記事は、いつもならまさよに来てもらうところなの…で、す、が！
そう…前述の通りここはハノイ！まさよはサイゴンでお留守番（というか普通に仕事中）です。
という訳で今回は、
ハノイ在住べとまる読者の面々と、たまたま現地へ観光に来ていた友人とやって来ました。
左から二人目と三人目の林姉妹は、ハロン湾とタムコックの記事でも登場していましたね。
ドラゴンボールの聖地？海の桂林こと、ベトナムのハロン湾ツアーへ行って来た。
タムコック（Tam Coc）ツアーへ行ってきた。ハロン湾より日本人好みなのは、侘び寂びの世界を感じるからなのかもしれない。
つまり、この撮影は、かれこれ5ヶ月前に遡るということ…すみません。
揃いも揃って長袖を着ていますが、今のハノイは猛烈に蒸し暑いそうです。
「べとまるを見てハノイに行ったら暑かった」と言われれば、知らないんだもんね！（とてもかわいく）
ゆみこさん「いただきまーす！」
今回はまさよの代打として、ハノイ在住のゆみこさんに出張っていただきました。
ちなみにゆみこさんは現地のBelle lumiereというエステ・クリニックで店長さんをやっています。
2013年6月号 NOW OPEN | ベトナムスケッチ（上から7番目に情報あり）
日本ではかなりの有名店、そのハノイ支店のようですね。よし、これでゆみこさんとの出演報酬契約は履行出来た（普通にしてません）。
さて、ビンミン。
超有名店だと聞いているけど、実際どんなメニューが出てくるのか…。
ゴトッ
ネルソン「え…！」
ネルソン「足やないですか…！」
在住者 「そうだよ、足だよ」
ネルソン「いや、これはもはや」
ネルソン「黒魔術の儀式か何かにしか見えないのですが…」
ネルソン「何」
ネルソン「何なんこの足」
ネルソン「ヌッと出てこないで」
この足、私も食べてみたのですが、正直に言って何処をどう食べたらいいか分からない。
なんたって肉が無いんです、骨と皮だけとはまさにこの状態。
頑張れば指は食い千切られるのですが、なまじ見た目が赤子の手と似ているので、
コリッ…グチッ！
噛み切った瞬間、「一線越えちまった」という無駄な背徳感に襲われます。
が、メニューはまだまだ豊富！
このような串焼きにされて火に炙られたジャガイモや、
ペッタンコにして焼かれてはちみつバターが染み渡らせたパンなどがあります。
ハノイだと、よく見掛けるフランスパンをプレスして食べる習慣があるみたい。
鶏も足だけではなく、
手羽先があったり、
もも肉もありました。
どれにも同じタレを塗られているようで、一口に言って、ものすごーく甘口。
砂糖とヌクマムを使ってると思うんだけど、具体的に何かは分かりません。
ただ、その甘みが癖になる。
白飯は無いけど、パンやジャガイモと合わせて食べるのが大変美味い（全部甘いけど）。
ちょっと口をサッパリさせたいなと思ったらこんなものもあります。
キュウリの酢漬けです、これが田舎料理にありそうで日本人の舌に合っとるんですわ。
一度スイッチが入ったらもう止まりません。
食欲が満腹中枢を凌駕する！
全員で皿だけになるまで、ムシャリムシャリと貪り続けました。
ちなみに、メニューはバッチリ日本語で書かれています。
比較的まともな品名の中で「牛肉。豚肉」の存在が異彩を放っている、どっちなのか。
仕込み風景、足も焼く前だと尚のこと生々しい。
炭火で焼いている様子、ジュワッと蒸発するタレの香ばしさにヨダレが溢れる。
このビンミン、もちろんハノイへ行かないと食べられない…という訳でも実は無いのです。
まさかの東京・高円寺に支店があり、そこでも同じようなメニューが食べられます。
現地ほどワイルドではないですが、確かにタレはハノイと同じものでした。
その隣にはチョップスティックスという日本米を使用したフォーのお店があり、そこの創作フォー（豆乳スープ仕立てなどがある）も美味しいですよ。
何気にベトナムへ来る前に三年半ほど高円寺に住んでいたので、よく食べていました。
今となっては、まさかそのフォーの国に住むとは思わなかったけど。
