シンガポールといえばマーライオンですが、あれって無数にある中で政府公認のものが5体あるんですってね。それ探してみました。場所や大きさもマチマチ、いくら淡路島くらいの国土面積と言えど…大変でした。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/11/05
シンガポールといえばマーライオンですが、あれって無数にある中で政府公認のものが5体あるんですってね。それ探してみました。場所や大きさもマチマチ、いくら淡路島くらいの国土面積と言えど…大変でした。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/11/05
マーライオンっていいですよね!
マーライオンは、「マーメイド」と「ライオン」をつなげた想像上の動物。
このマーはベトナムでは幽霊を意味し、「霊界の水先案内人」という意味もあったそうです嘘です。
マーが幽霊という意味なのは、本当だよ。
マーライオンは全然関係ないけど。
さて、マーライオン。
シンガポールへ行ったことがない方もご存知の存在だと思います。
これを聞いて浮かぶイメージは、海に向かってダーッと水を吐き出している光景ではないでしょうか。
実はマーライオン、この一匹だけじゃありません。
政府公認によるマーライオンが合計5匹もあるそうなのです。
シンガポールに散らばる5匹のマーライオン!
RPGの中ボス感が溢れ返り…て、思ったより勢いすごいな。
目次
1匹目は誰でも知っているので、2匹目から探してみましょう。
と言っても、実は2匹目も有名でなくとも目撃はされているはずなのです。
1匹目の周辺で、
決まって数パターンのポーズで写真を撮る観光客のそばに、
彼は何気なくそこにいます。
そう、実は1匹目の真裏
1匹目が目立ち過ぎてなかなか存在に気付かれない。
それにしても、なんとなく西武ライオンズのマスコットキャラを思い出す顔つき。
三匹目は、シンガポールの銀座ことOrchard駅を下りて20分ほど歩きます。
シンガポールらしい整備された緑道をただとにかく歩く。
そして行き着く建物が…
シンガポール観光庁!
中はちょっとしたホテルのようです。
というか、入っても誰にも何にも言われない。
観光庁だから他の機関よりは開放的なのかもしれませんが、変なところでゆるい。
そして右隅に既にマーライオンがいるけど、これは政府公認ではないらしい。
逆に政府非公認のマーライオンを探してもおもしろいなと、三匹目にして企画に迷いが生じてきました。
エントランスには、シンガポール50年の歴史を表すパネルがありました。
そう、私も訪れて初めて知ったのですが、シンガポールは建国してからたった50年弱なんです。
それで2014年の世界都市ランキング9位なのですから、初代首相リー・クアンユーの手腕恐るべし。
観光庁のマスコットキャラが薄暗い中で佇んでいました。
置き場所に、ヴィヴィットカラーの無駄遣いという印象を受ける。
それにしても、いろいろと着想を詰め込み過ぎちゃうか。
そんな敷地内に、
三匹目のマーライオンを発見!
ほうほう、コイツが…って、
細ーっ!!
お前、細ーーっっ!!!
ハウパーヴィラ正門の虎のレリーフと言い、シンガポールは細くあることにこだわりでもあるんでしょうか。
4匹目のマーライオンは、HarbourFront駅の近くにあります。
が、駅を出てすぐ視界に入るものは…。
ロ!
ロープウェー!?
そう!
4匹目は面倒なことに、山頂にあるんですね。
この山のサイズ感がいまいち分かりませんが、ともかくも麓から山頂まで登る必要があるらしい。
シンガポールは年中暑く、
ベトナム南部の気候に負けず劣らず…汗が止まりません。
途中で木々の間に覗けるロープウェーが、
恨みったらしくもあります(もちろんお金を払ったら乗れるものです)。
登り切って振り返って見るとこんな感じ。
時間にして10分程度しか登っていないはずなのですが、どうもそれで収まる気のしない高低差。
シンガポールは無駄の無い、良くも悪くもシムシティのような街並みです。
これを見て、あることにお気付きになるでしょうか。
団地の番号が見える限りでも「41」、つまり最低でも41棟はあるということになります。
よほど一斉に集合住宅を建てたのでしょう。
併せて決して新しくはなさそうな外観から、国の経済発展のスピードが窺えます。
ふと、「未来世紀ブラジル」を思い出しました。
開始10分で寝ちゃったので観ていないに等しいけれど。
あ!あれは…
間違いない!
彼が、4匹目のマーライオンです。
ほとんどのマーライオンは見上げる形になりますが、
ここだと段差があるので見下ろすことが出来ます。
だからそれがどうしたって話なのは、わかってる。
それにしても全方位が都会って恐ろしい国です…ん?ん??
おい、やめろ。
途中でロープウェーを再利用したベンチがありました。
これは…
ロープウェーでディナーをということだろうか、15分で食べないといけないのか。
最後のマーライオンは、このImbiah駅にあります。
ここはセントーサ島と呼ばれるシンガポールが誇る観光島で、水族館や博物館などがあります。
2010年にはユニバーサル・スタジオ・シンガポールも誕生し、年中を通して家族客で賑わっているようです。
そんなImbiah駅のホームに下りて、
右手を振り向けば、間髪入れずにヤツはいます。
そう、これが!
37メートルという世界最大サイズ(つまりシンガポール最大サイズ)を誇るマーライオン!
あまりにも巨大なため、
このように一緒に映り込んで、
自撮りをしている観光客が常にいます。
しかし、このマーライオン、ただ巨大なだけではないのです。
正体が明らかになる日没を待ちがてら、ちょっとコンビニへ。
店内にはやはりの、
マーライオングッズがありました。
そして日没…。
ドン!
ドドン!
そう…こちらのマーライオン!
夜になると真っ赤にライトアップされるのです!
ちなみに中にも入れて
口元からシンガポールの街を一望できるのですが…がっ!がーっ!!
さようなら!
お金に余裕が出来るまでさようなら!
という訳で、シンガポール政府公認の5匹のマーライオン巡りでした。
この企画を通してしみじみと感じたことは、この国でおもしろハプニングは起こらないということです。
たまたまにせよ、ベトナムを選んで良かったなぁ…。
ちなみに今回、シンガポールナビさんの記事をかなり参考にしています。
下から見上げるとなかなか迫力のあるマーライオンタワー。