コンカフェ(Cong Caphe)に俺はなるこのコンシャツで

コンカフェ(Cong Caphe)に俺はなるこのコンシャツで

古き良き懐かしきコンカフェ(Cong Caphe)の話

この記事は動画版もあります。

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コンカフェっていいですよね!

2007年に立ち上がったカフェからはじまったコーヒーチェーン、『Cộng Cà Phê(以降、Cong Caphe)』。戦後の配給時代をイメージした雰囲気やメニューが10~20代を中心に「新鮮だ」と人気を博し、今や全国各地に広がって、そして2018年には韓国にて海外初出店。個人的にこの流れ、「古き良きを懐かしむ」という点で、ベトナムという国に生まれたゆとりの象徴だと思っています。

そんなCong Caphe、「Cafe」ではなく「Caphe」なのは、単にベトナム語に「f」の表記がないからです本当です。ただ実際のところ、コーヒー文化の根強い国なので「Coffee」という英単語はそこかしこで使われており、ある意味ではこの「Caphe」という表記そのものにもまたコンカフェのコンセプトである「懐かしさ(昔のベトナム)」が顕れていると言えます。

…いや、いつも通りお約束の嘘をつくつもりだったんですが、書いているうちに「本当だ、ベトナム語って”f”ないやんけ!」と気づいてしまった。嘘から出た真~。まぁ、そんなことはどうでもいいの!

コンカフェの話ですよ!!

魅力はやはり、ベトナムならではのレトロ感

ところどころで使われている建築資材や家具はどこからか移築したのかというくらいに年季が入っており、またかつて使われていたであろうダイヤル式の電話といったレトロな備品が置かれてあったり、ノスタルジーを感じるメニューラインナップだったり、食器はホーロー製だったり。あと全体的に深緑。

その一本筋の通ったストイックさは、正直ほかのどのカフェチェーンよりも抜きん出ていると感じています。深緑のエプロンといった、ユニフォームもかわいいですよね。明治~昭和前半のメイド的なかわいさにも通じる。その立ち位置を日本でたとえるなら、「若者に人気の星乃珈琲店」という表現が近いかも。

そのあたりの詳しい話は、この記事に(まじめに)書いてるのでご覧ください。

ベトナム発 アジア進出が続くベトナム流コーヒーの魅力とは – ぐるなびPRO

また、コンカフェらしさを象徴するひとつがこのクッション。正確にはこの布のデザイン。赤がベースですが、たまに緑も見かけます。うまく説明できないけど、初見から懐かしさを感じていたふしぎな模様。分かりやすく日本の何がしかでたとえたいけど、こればかりはこれだけが持つ魅力、になるのかも。

2013年のスタバ進出を皮切りに欧米的なカフェが増えていったベトナムですが、そこに自分たちがもともと持っていたアイデンティをカフェに落とし込んだコンカフェは異彩を放っていたと言えます。むしろハノイではコンカフェ・フォロワーともいうべき類似店も増えており、奇しくもスタバが幅を利かせる都市はホーチミン、分かりやすく2都市それぞれで二極化が進んでいるように感じられる。

前置きが長くなりましたが、本題です。

もう十分伝わったかと思いますが、私は…。

好きです。

コンカフェが超好きです。

コンカフェに俺はなる

いや、もう、好きっていうか、なりたい。コンカフェに。

俺もコンカフェの一部として取り込まれたい。

アイアムアヒーローって漫画知ってます?あれですよ、ZQNになって化け物に取り込まれたら居心地良いらしいんですよ。そんな感じで俺もコンカフェになれないかな。別にコンカフェは化け物じゃないけど。

どうしたらなれるものか?このコンカフェに…。

コンカフェに…。

コン…。

せや!この手があったーーーっっ!!

ドンスアン市場で布探しからのテーラーへ

という訳で(どういう訳かはまだ言いません(と思ったけどタイトルと説明とトップ画像でバレバレか))、ハノイの台所・ドンスアン市場へ向かいました。

ここは珍しく屋内中央に噴水がある市場。珍しくというか、国内の主要観光地の市場はいくつか巡ってつもりなんが、屋内に噴水があるのはここだけかも…。大阪人的には、惜しまれつつも今年撤去されてしまった泉の広場を思い出します。関西人以外には知ったことかい!ってね!ね~。

さてさて、目的のものは~っとな!

これじゃない!

これでもない!

ないないない!

ん…?

これだーーーっっ!!

1メートル6万ドンのところを5万ドンにまけてもらって購入。水嶋家のひとびと以外にはどうでもいいですが、おばちゃんがうちの母親にどことなく似てます

そろそろ何がしたいかお気づきになられてきたかと思います。

そしてテーラーへ。

さぁ、いいものつくってくれよ~!!

コンカフェに俺はなるこのコンシャツで

という訳で披露のお時間です。

コンカフェに!

俺はなる~!!

この”コンシャツ”で!!!

コンカフェと同じ布を使ったシャツ、さしづめ”コンシャツ”をつくりました。

自分でいうのもなんだが、

たのしそう

以降は、思ったよりおもしろくなかったので実況なしでお送りします

念願叶ってコンカフェ(のクッション)になれました。

そもそもあの布はコンカフェじゃなくて昔の定番柄

以上をもちまして、コンカフェの布をシャツにすればコンカフェになれるのでは?という企画となります。え?そんなにコンカフェになりたかったのかって??いや~、人間がカフェになれる訳ねぇだろうがバッキャロウガッッ!!

でも、コンカフェもあの布も大好きなのは事実よ。というより、そもそもこの布が市場で売っていたことにまずビックリしました。今回の企画はなにも当てなしで市場へ行った訳じゃなく、ハノイ旅行中の友人がFacebookに投稿しているのを見て思い立ったんですよね。市場の中ではけっこう探したけれど。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=535472486994370&id=100015948696217

この投稿、全公開になっているので、よーく読むと思いっきりこの企画までの流れが分かりますが、アロハシャツをつくったら?と言ったのは友人です。ちなみにこの投稿主であるみぽりん姉さんは茅ヶ崎で飲食店をやってるのでぜひ行ってみてください。うまいんです。とくにカニチャー(ハン)をお試しあれ。

で、布なんですが、たまたまベトナム人の友人にこの話をしたところ、これってコンカフェのオリジナルの布じゃないんですってね。私、はなから勘違いしてました。在住日本人の間でも「コンカフェの布だ」と思い込んでる人が多いんじゃないのかな。まさか俺だけ?だったら恥さらしじゃんか!会っても黙っててね!「知ってたよ」とか言われようものなら詳細聞かずに肩パンするから!老若男女問わず!

この柄はなんでも20~30年前にベトナムで定番だったのだそうで。 つまり、ある意味ではコンカフェのコンセプト通り、郷愁を想起させるアイテムのひとつだったという訳です。へ~。 そこで、「水嶋のベトナム情報の半分は彼がソース」という説もある友人の、ベトナム人のラム君に聞いてみました。

ソースについては嘘です、言い過ぎました。ただリアルに2割くらいは彼だと思います。ここで言うのもなんだが結婚おめでとう!(本当にここで言うのも、なんなんだがね!)

定番だったの?

はい、小さい頃の枕の柄といえばこれですわ。

あぁ、なんか分かる気がする…田舎の布団の柄って感じ…。

というか、みんなどこでも寝具はこれだった気がします。

めっちゃ使われてるやんけ!ちなみにさっき見せた布の写真(うずくまってるやつ)、俺なんだけど…気づいてる?

え、あっ、本当だ!!人だ!!

俺や!!いや人やけどまず俺や!Cong Capheの一部になったという意味では成功だけど…。気づかれなくて無視されるのもそれはそれで問題だな

ちなみに、この撮影の数日後に泊まった宿が完全にそれ(寝具)でした。わお。

まさかのおふざけの末に、柄のルーツまで知ることができたという話でした。

そんなコンシャツを差し上げます

あと、これ、コンシャツ。ほしい人いたら差し上げるので連絡ください、無料です。複数いたら抽選で。サイズは男性のMとLの真ん中、目安でいうと172cmで63kgです。まさかこのタイミングで身体情報を明かすことになるとは思わなかった。寝間着に使ってもいいし、なんなら雑巾でもいいですよ。

ホーチミン在住者なら11/9昼~10午前に渡せて、ダナン在住者なら公開日から8日までなら渡せます。それ以外なら郵送でなんとかする。なんとかできなかったら(郵便局が仕事しなかったら)そこは許してください。前例があるのでね…。あっ、送料だけはもらいたい。着払いできるっけ。

手放す理由?

思ったより派手だったから。

コンタクトフォームよりご連絡ください。お察しの通り、日数少なめです。

最後に余談ですが、Cong Caphe、11/2にマレーシアで出店したそうです。

おいおい、これを書いてる二日前じゃね~か!そのうち日本にも来るだろうなぁ。もし来たら、日本でのおしゃれ文脈におけるベトナムのプレゼンスがめちゃくちゃ上がることになると思いますよ。私はそうやって、日本でベトナムの魅力を再発見する日が本当に本当に楽しみなのです。そろそろだと思うぞ~。

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今回の話を動画にまとめたやつもあるでよ。

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