この3つのどれもが人が介在するものなんですよね、バイタクなんて事前交渉制だし。人とのやりとりなしに電車やバスで移動できる日本はすごいと思うと同時に、不便ながらもそういうことは大事なのかもなと思います。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/07/13
この3つのどれもが人が介在するものなんですよね、バイタクなんて事前交渉制だし。人とのやりとりなしに電車やバスで移動できる日本はすごいと思うと同時に、不便ながらもそういうことは大事なのかもなと思います。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/07/13
交通手段っていいですよね!
一昔前の中国は人民服を着て自転車で通勤という風景が有名でしたが、今でも上海などの都市部が変わっただけで全体の6割ほどは同じ風景があるそうです嘘です。
今回の記事は、アメリカとロシアについて書かれた2つのブログさんとのコラボ記事です。本記事を読まれた後は、是非是非ご覧ください。
アメ車から個性派まで!アメリカで見かけたユニークな車18連発|ツカウエイゴ
これでどこにでも行ける!モスクワでレンタル自転車を借りる方法|おそロシ庵
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ベトナムでは、旅行や居住に関わらず主に3つの交通手段があります。
住んで2~3ヶ月も経つとこの辺りの勝手も分かってくるのであまり話題に上がらないのですが、今回は主に観光目的の方や移住を始めたばかりの人に向けメリットとデメリットを交えながら紹介します。内容はホーチミンに依っていますが、よほどの田舎でない限りベトナム全土で大まかには同じです。
目次
ホーチミン市内では市内バスが走っています。
※画像引用元:http://ksweb.org/etc/201205/e001562.php
バス停はこういうの、至るところにあります。
全てが同じではありませんが、大体こういう曲線を描いた形の屋根。
※画像引用元:http://ameblo.jp/plasticbasket/theme-10028153213.html
乗り方の手順としては、まずはバス停で手を上げる。
必ずしも停まってくれるとは限らず、主張する必要に迫られます。
乗り込むとチケット売りがおり、購入することになります。
バスは、他の交通手段に比べて価格帯が圧倒的に安く、路線によって5,000ドン(23円程度)と6,000(27円程度)ドンと別れるそうです。
チケットはこんなの。
念のため言っておきますが、この写真は貰い物です。
私のネイルはキラキラしておりません(ベトナムの国旗を塗ったことはあったけど)。
後はバスに揺られるだけ。
目的地に到着するところで声を上げて、停まってもらうようです。
ちなみに、降車ボタンこそありますがほとんどは壊れているそうです。
また、ベトナムの市内バスには時刻表がありません。のんびりと旅行したい時か、周回感覚を体得しなければ利用は難しいかも。
メリット
→何より格安。
デメリット
→ベトナム語が話せない場合、慣れるまで乗り方が難しい。
→定刻というものが無いため、スケジューリングが難しい。
今更言うまでもありませんが、ベトナムはイメージのひとつにバイクが上がるほどバイク大国です。
※画像引用元:http://www.i92surf.com/blog.php?e=1572
そのためかバイクの利用方法も多岐に渡り、大きく3タイプに分かれます。
バイクタクシーか、借りるか、買うか。です。
バイクタクシーはベトナム語で「セオム」と言われ、ベトナムの街中を歩いたことがある人ならほぼ間違いなく声を掛けられたことがあると思います。
この写真のおじさんはセオムではありませんが、こんな感じです。
日中の市内であればセオムがつかまらないことはほぼなく、むしろ日本人と見るやいなや英語や片言の日本語で声を掛けてきます。
乗り方は、事前に値段交渉して後は目的地に連れて行ってもらう…それだけです。
ただし、観光客によく見られるのが、事後交渉でふっかけられるパターン。
これだけはくれぐれも、間違ってもやらないようにしましょう。
ほぼ100%、多めに請求されることになります。
この事前交渉の駆け引きは基本的にベンタイン市場での買い物と同じです、ご参考までに。
また、騙しやすい観光客と見るや、相当遠回りしてお金を請求するパターン、そもそも違う目的地へ連れて行くパターン、最悪なのはそのまま賭博に引き込んでお金やクレジットカードを脅し取るパターン、色々あります。
他にも、借りるか、買うか、といった手段がありますが、このあたりについては交通事情と言うにはちょっと違うので、以前にザックが書いた記事があるのでそこにバトンタッチします。
ちなみにバイクを利用するにしても、17~19時頃は帰宅ラッシュ。
こーんなおぞましい事態になってしまうので、極力避けた方がいい時間です。
メリット
→小回りが利くので場所によっては早い。
→通勤など定期的に利用する場合はお抱えにしやすい。
デメリット
→トラブルの可能性が最も高い。
→大体、お客用のヘルメットがくさい。
ちょっとした小金持ちなら御用達のタクシー。
ベトナムでは車を購入すると税金が100%かかるそうで(つまり2倍)、そのせいもあってかそれほど高くない値段で乗れるタクシーは街中に溢れています。
ベトナムでほぼ鉄板のタクシー会社は2つあって、ひとつ前のVINASUN(ビナスン)と、このMAILINH(マイリン)です。
市内でタクシーが足らないという状況には滅多にならないので間違いなくこのどちらかを利用しましょう。
若干後者の方が安いと言われていますが、差額は2,000ドン以内だと思います。
これはVINASUNのタクシー内部。
運転手によってエアコンの設定温度が全く違います。
ものによってはガンガン効かせているし、ものによっては動かしていません。
また、ちょいちょい、カラッカラのパイナップルやレモングラスを、消臭剤代わりとしてフロントガラスの脇に置いてある場合をよく見ます。
効果の程はいまだに私は分かりません。
ベトナムのタクシーはほぼメーター式です。
ウッカリ事前交渉なんてしちゃうと、何故か大手のタクシー会社でも乗っかってくるので騙されないように。
初乗りは、時間帯によりますが、10,000ドン(45円程度)~12,000ドン(54円程度)。
参考程度に、空港から1区中心地までは、150,000ドン(675円程度)~200,000ドン(900円程度)。
上記二社以外のタクシー会社もざっと5社ほど確認しています。
写真のVINATAXIは知る限りで良心的ですが、いかがわしい会社もたくさんあります。
特に、
ただの真っ白な車体に、大手タクシー会社を真似て数字を貼ったものも多く見ます。
これは在住者の間では「白タク」と言われ、完全に個人で営業しているタクシーです。
もしかしたら案外良心的なのかもしれませんが、看板を背負っていない以上は何の保証も無いので利用しないに越したことはありません。
一度乗車したら高額の料金を支払うまでドアを開けてくれなかった、という事案はザラです。
とはいえ、VINASUNやMAILINHも、乗客がベトナムに慣れていないと知るや否や、欲目が出るのか高額の金額を請求したりお釣りをごまかしたりしてくるそうです。
結局のところ、事前に下調べしておくのが最も最良の手段ということですね。
メリット
→快適!
→大手二社ならほぼ安心
デメリット
→3つの交通手段の中では最も高額
と!このようなところです。
移住を始めた人は全ての交通手段に慣れて損は無いと思いますが、ほとんどの場合は、バイクを購入するか、タクシーを利用するかに分かれるようです。
観光旅行でベトナムに来られる方は、正直のところ「大手タクシー会社のタクシー一択」をお勧めします。
バスは慣れない内は目的地に必ずしも到着出来る保証はありませんし、セオムも安いと言ってもほとんどの場合はボラれるのがオチだと思います。
多少なりお金を払ってもバイクを体感したい場合なら別として、快適な旅行を求めるならタクシーを選ばない他は無いでしょう!
今回、アメリカ、ロシアのことについて書かれているサイトさんとのコラボ記事となっています。
それぞれの交通事情が気になる!という方は是非ご覧ください。