ベトナムで眼鏡少年を見掛けると、無意識にインテリだと思ってしまう気がします。日本だと違和感は覚えないのですが、やはり少ないのですかね。ちなみにこの記事に出てくる眼鏡はレンズとフレームで3000円。安いね。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/07/26
ベトナムで眼鏡少年を見掛けると、無意識にインテリだと思ってしまう気がします。日本だと違和感は覚えないのですが、やはり少ないのですかね。ちなみにこの記事に出てくる眼鏡はレンズとフレームで3000円。安いね。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/07/26
メガネっていいですよね!
テレフォンカードの穴を覗くとモノが見えやすい現象を、「テレフォンホール現象」と本当に言うそうです嘘です。
突然ですが、私にはある悩みがあります。
今はこのべとまるという場を持っていますが、以前からブログやメルマガやTwitterなどでも自己表現の場を持っていました。
すると、当然ですがWeb上の知り合いもできてね、自然と会おうぜって話になる訳ですよ。
そんな時、しばしば言われる言葉があります。
思ったより地味ですね…
思ったより大人しいですね…
思ったよりボケないんですね…
うるせええええええあああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!
リアルとネットはバランスなんじゃ!
ネットでよう喋るからと言ってリアルでも同じって訳じゃないんじゃ!!
むしろネットでよう喋るからリアルじゃあんまり喋らんのじゃ…多分!!
流石にもう10人くらいから言われてっからね!自覚くらいあるからね!!
なんだキャラってこのやろー!全身ピンク色のスーツでも着ればええんかこらああぁぁ!!
悩みなのです。
はい、そういう訳で、今回はキャラ付けのためにメガネを買いに行くことにしました。
身内ネタですが、ホーチミンで評判のピザ屋「4P’s」のピザ職人・吉川さん、あの方も普段は黒メガネなのにピザを焼いている時に限っては赤メガネですからね。キャラ付けなんて言ってしまうと身も蓋もないですけど。というかメガネ屋は吉川さんから教えてもらいましたけど(けど、じゃない)。
お店はDien Bien Phu通り沿いにあります。
ちなみにDien Bien Phuはベトナムの各地にあります。
歴史上の人物の名前をやたらめったら付けたがる習慣があるのです。
はいお店!入ってみましょう。
>吉川さん
紹介されたお店は撮影NGだったので違う店にしました。って、なんだこの私信。
うわ…
うわぁ~、
まるでメガネの宝石箱や~(思ったより普通過ぎてやる気が出ない)。
コンタクトレンズ用の洗浄液もあるようです。
品質はどうなんですかね?正直、この手のものは日本製が一番だと思いますが。
JCBも使えるのか、珍しいで。
ちなみに今回、取材に協力してくれたLam君です。
彼は小5から高1という思春期真っ只中を日本で過ごしたのでペラペラペランチョです、日本語が。
ちなみに前髪の伸びが遅いのが悩みらしいです。
Lam君、頭頂部の伸びが遅いのに比べたら全然いいよ。全然…。
メガネを決めます、坊主頭なので目元を強調するものをチョイス。
後ろのお姉さんは店員さんです、カメラを向けても逃げも隠れもしないッ!
ちなみに彼女はLam君がベトナム語を話すまで、日本人来たで!と緊張しまくっていたそうです。
Lam君が「ベトナム語話すから大丈夫」と言ったら、「なんやねん!はよ言えや!」とキレてました。
ちなみに、このフレームは40万ドン(1900円くらい)。
視力検査に入ります。
目医者「じゃ、ね、今からね、視力の検査をするからね。でもこれ2日かかっちゃうのよ。」
この目医者の顔を見ながら書くと何故かマギー司郎の口調になってしまう。
全然関係無いですけど、自分で自分の横顔を見たのは初めてかもしれません。高いのか低いのかよく分からない鼻ですね、うるせーよバカ。
検査自体は日本にあるようなものでした。
野原に、一本道があって、その先に赤い家が建ってる絵を覗きます。
ボヤけさせたりクッキリさせたり、その時の瞳孔の動きを見ているんだと思います。
何が言いたいかというと、この点に関しては普通すぎてガッカリでした。
はい。
マギー 「あれ見てね、今から番号言うからね、左から書いてるものを教えてほしいの。」
マギー 「でもこれも2日かかっちゃうのよ。」
ネルソン「何がだ。」
日本のようにCだけで構成されている訳ではないようです。
マギー 「9番」
ネルソン「えーと…N、O、H……C?」
マギー 「8番」
ネルソン「えーと…V、S、H……N?」
マギー 「9番」
ネルソン「!?」
マギー 「9番」
ネルソン「…」
さっき言ったよね!?
そう、実は事前に人から聞いていたのですが、ベトナムの視力検査は一度正解が出ているものを何度も聞くらしい。
まぁ、在住者としては今更驚かないんですが…相変わらず適当やで……。
そういう訳で検査も終わり、レンズ作成です。
通常が20万ドン、UVカット版が30万ドン、超薄が150万ドン、超薄UVカット版が160万ドンです。
ネルソン「ねぇねぇ、どれくらいで出来るの?」
Lam君 「10分ですって。」
ネルソン「10分!?早!!」
Lam君 「そもそも何で日本だと数時間とかかかるんですか?」
ネルソン「知らん。」
そんな短い待ち時間を利用して、店内のネタ拾いです。
これはもうデフォルトですよね。ベトナムなら大抵の場所にある仏壇です。
Lam君いわく、「こんなに掃除されてない仏壇初めてみた」そうです。
謎の音 「バチン!」
ネルソン「ん?」
謎の音 「バチッ…バチン!」
ネルソン「何や!?」
しょっ…!
将棋やってるうううぅぅぅ!!
さっきの目医者もにこやかに勝負を見守っています。
この光景自体はもうこれといって珍しいものではないんですが、よくよく考えたらこのメガネ屋って店員が間に合ってるんですよね。
ということは、横の二人って部外者じゃねーの?
謎の音 「チッチッ」
ネルソン「ん?」
謎の音 「チチチ…」
ネルソン「何や!?」
みっ…!
店先で!!
店先で小鳥を飼ってるうううぅぅぅ!!!
ネルソン「どうことなん!あれどういうことなん!?」
Lam君 「あー、あれは多分、さっきの目医者の小鳥ですね。」
ネルソン「いや、なんで分かんねん。」
Lam君 「ベトナムでは、おじさんは小鳥を飼うもんなんですよ。」
ネルソン「なるほど(意味が分からない)。」
レンズの研磨が続いております。
めっちゃ頑張ってくれてることは確かなようです。
さて!完成!
以前の、
メガネを、
外して…と、
新しい、
メガネを、
つけて…と。
この時、何故カメラから視線を逸らしたのか、よく覚えてない。
ちゃんとメガネケースと、しかも洗浄液まで付いてきました。
いや、いいよ、有難いよ。けどさ。
ヴェルサーチって、別にそこ盛らんでよくない?
私をリアルで知っている人はよくお分かりでしょうが、ネジが吹っ飛んでいってしばらく爪楊枝で代用していたメガネをやっとこさ直しました。毎度毎度、「爪楊枝が吹っ飛んだ!」とコンタクトを落としたように騒いですみませんでした。
ちなみにこれはタダ!
買ったからという訳じゃなく、これくらいならタダでやってくれるとのこと。
という訳で遂に私もメガネをゲット!
軽さを感じさせるプラスチック製、シックなマット調のブラックのボディにツルは金運を招くゴールドです。
フレームが40万ドン、レンズが20万ドン、占めて合計60万ドン(2800円程度)でした。
日本のチェーン店での半分の価格…ってとこかな。
これからべとまるでは常にこれを掛けて登場したいと思います。
もし忘れることがあったその時は、別に謝りません。
何か他にもキャラ付けに良いネタがあれば教えてくださいね!ほな!
お店の情報
メガネ屋の店名:KINH MAT 301B
メガネ屋の場所:301B Dien Bien Phu, Q.3, HCMC.
※ここからCMT8との交差点に向かって、左に曲がったところにも別のメガネ屋さんがあります。
メガネ制作の流れ:
メガネ選び→視力検査→レンズ作成→完成…。
日本と変わらないですね、言葉が通じなくても何とかなりそうでした。