*
前回までのあらすじ:
ハノイ最大の湖・タイ湖をスワンボートで縦断しようという、狂気の沙汰と呼んでもいい今回の企画。かつて共にタイ湖を歩いて周ったゴルゴン井上、そして通訳のグエンさん、飛び入り参加した宮国さんの四人(スワンボート二隻分)で出発!しかし開始から一時間もしない内に宮国さんから衝撃の電話が。「疲れたので帰りたい」、何言ってんだ、てめぇ。
ネルソン「とりあえず!ランチしましょう!ランチ!」
内心は「飛び入り参加したクセに本当に何言ってんだ」…と思いつつも、真正面からの説得は諦めて、とりあえずランチタイムを取って一息ついてもらうことにします。
ゴルゴン「まぁまぁ、どうぞどうぞ!」
宮国さん「あざーす!」
冷静に考えたらめちゃくちゃ危ないなコレ。
チキンカツ丼を頬張る。
モグモグモグ…
ネルソン「!」
突然、湖から水を汲み出すゴルゴン。
ネルソン「え、飲むの!?」
ゴルゴン「違います!水質を調べたいから汲んでおいてくれって頼まれて」
ネルソン「一瞬、ナチュラルに喉渇いたんかと思ったわ…」
ネルソン「さぁ、一服ついたことだし行きましょう!」
宮国さん「えぇ~」
えぇ~、じゃないだろマジで。
とはいえ、見渡すだけでちょっと嫌気が差すハノイ最大の湖。
魚が水面を跳ねる光景を目にしてテンションが上がったりするものの…。
なんだかんだで、開始からほぼ一時間は漕ぎっぱなし。
ジムのサイクリングならもういいかという頃合い、しかも水中なので抵抗が半端ない。
ネルソン「実際問題、往復は体力が続かないよな…」
そう、もともと片道のつもりだったこの企画。
スワンボートの管理人からは「乗ったまま帰ってくる」と思われていたのだ。
まぁ、いざとなったら対岸で下りて牽引を頼めばいいけど…。
宮国さん「ネルソンさーん」
ネルソン「はい」
宮国さん「帰り、ボートで引っ張ってくれるみたいですよ」
ネルソン「ん?そんな話になってたっけ??」
宮国さん「さっき電話しました」
ネルソン「どんだけ帰りたいんだよ」
とはいえ、本当に体力の限界が見えていたのでこれは助け舟だ。
よし、精神的に楽になったので、あとは力の限り走り続けるぞ。
~10分後~
ボボボボボ…。
ネルソン「あれ?」
ネルソン「あれ!?」
もう引っ張られてる。
なんでもう引っ張られてる?
ネルソン 「早すぎないですかね」
グエンさん「帰らないんですか?」
ネルソン 「対岸に行くまでがこの企画のゴールなんですけども」
宮国さん 「分かりました、それではお先に!また迎えに来ます」
ネルソン 「はっはっは」
ネルソン 「…行こうか」
ゴルゴン 「…行きましょうか」
で、この10分後にゴール(対岸に到着)したのですが、
充電が切れていたため録画できていませんでした。
でも本当にゴールしました、本当の本当だよ。
そして、ちょうどよい頃合いに迎えに来たボート。
引っ張ってもらって戻ります、宮国ペアはその後ろに連結。
ゴゥンゴゥンゴゥン
すごい勢いで回るペダル…そうか、動力が逆に伝わってるのか。
ネルソン「これ巻き込まれたら骨折れるで」
ゴルゴン「本当ですね」
ネルソン「おーい!後ろの二人も気をつけて…」
グエンさん、めっちゃ漕いでる!
グエンさん、めっちゃ余裕!
ネルソン「危ないよ!!」
サッ
ネルソン「あ、そこは素直に引っ込めるんだ」
そして…。
企画は無事に、
終えた…ように見えた。
しかし、到着後に奇跡は起こる。
グエンさん「あ、魚が入っちゃってる!」
ネル&ゴン「え?」
本当だ!
本当に魚が入っちゃってるうううぅぅぅ!!
どうやら、戻る最中で、無人となったスワンボートの走行中に魚が入ったらしい。
ネルソン「魚飛んでるよ!!」
ま、まさか、途中で魚が水面を跳ねた光景が…!
自然界の伏線だったとは…!!
という訳で、無人カメラが収めた自然界の伏線回収はこちら。
4:47から。youtubeの仕様変更で?再生位置が指定できないようなのでスキップしてください。
スクリーンショットはこちら。
確かに!
確かに入っちゃってるうううぅぅぅ!!
グエンさん「魚、持って帰るか聞いてますが…」
ネルソン 「あ、それは要らないです」
ちなみに、
ボート内に置き忘れたiPhoneの充電ケーブルが、めっちゃ魚臭くなってきました。
最後に、改めて今回の動画です。
前編の記事はこちら。
全周17km!ハノイ最大の湖・タイ湖をスワンボートで縦断する:前編
前編の動画はこちら。