ホーチミンでしばしばワイン会というものがあるそうです。日本人(外国人)を相手にしているお店も多いので、そのモニター的ポジションに収まればいろいろお得になれそうですね。
ライター:門崎 公開日:2013/05/03
ホーチミンでしばしばワイン会というものがあるそうです。日本人(外国人)を相手にしているお店も多いので、そのモニター的ポジションに収まればいろいろお得になれそうですね。
ライター:門崎 公開日:2013/05/03
ワインっていいですよね!
赤葡萄から作るものが赤ワイン、白葡萄から作るものが白ワイン、しかし、フランスのブルニョール地方では黄葡萄から作る黄ワインがあるそうです嘘です。そもそもブルニョール地方って何よ、何処よ。
門崎さんのベトナム一流グルメ紹介。
ベトナムでお得すぎるワイン会に行く方法です。
そういえば、ベトナムのダラット地方ではワインを作っている様で、「ダラット・ワイン」という名前は至る場所で耳にすることがありますね。
ワイン会か…どの様な内容なのでしょうか。
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ベトナムで手に入る一級品のワインは大体において、5大シャトーと称されるフランスのボルドー地区の物やカリフォルニアワインに限られ、なかなか良いブルゴーニュワインは手に入れることが難しい状況です。
そんな中で、スクゥエアワンというパークハイアットサイゴンのメインダイニングで開催されたブルゴーニュワインのイベントは素晴らしいものでした。
このワインイベントでは、ルイラトゥールというブルゴーニュでも指折りの生産者が訪越して行われたもので、1本あたり3万円を超えるような超一級品が4種類も提供され、料理も、スクゥエアワンのシェフが腕によりをかけてそれぞれのワインとの相性を考えて作られたものでした。
日本で、このようなワイン会を行なうとすると、普通会費は、4万円~5万円ほどかかってしまうのですが、ここはベトナム、会費はなんと7000円程度!!
実はこのような超お得なワインイベントはホテル等で行なわれることがよくあり、きちんと情報収集をしていればとてもお得な体験ができることが多いのです。
まずは、ルイラトゥール社のベーシックな白。ベースとして良い比較対象。
次からが本番、バタールモンラッシェ2008。
ホタテとオマールのトルテリーニ。定番のオマールとシャルドネ。
リッチなソースとサフランの香りがバタールモンラッシェの厚みのある樽の香りとも良くマッチ。
お次はなんと白ワインの王様、モンラッシェ2008。
フォアグラと桃のチャツネ。
モンラッシェを意識して加えられているのが、桃のチャツネとゴールデンサルタナレーズンだろう。若干フォアグラの脂と桃等の甘さがモンラッシェに勝ってしまっていて、味わい的なバランスは完璧とは言い難いが、香りの相性はセオリー通り。
次からが赤、いきなりのエシェゾー登場。ただ、白のときもそうだが、グラスが細長のボルドータイプで、本来のワインのよさを30%も楽しめない。残念!!これだけのワインを飲むのにグラスに関して全く無頓着なホテル側の意味がわからず。
エシェゾーとあわせて登場したのがニュージーランドの鹿肉。さっぱりとした味わいとチェリーソースがまだあまり開いていないエシェゾーとある意味良い相性。
最後は、ロマネサンヴィヴァン!
(これは、日本のレストランでは、10万円くらいすることもあります…)だが、これも2009年と若い上に、グラスが…スパイシーさや濃厚な味わいというロマネサンヴィヴァンの特徴を充分に捉えられない。ワインの偉大さの片鱗は感じるものの、その素晴らしさを堪能するにいたらず…本当に残念……。
料理は、鳩にサマートリュフ、ワイルドマッシュルームのタルト。ちょっと鹿の後に鳩というのはよくわからない順番。
文句ばかり書いてしまったが、7000円のワイン会だということを前提にすればもはや奇跡のレベル。しかも、ワインはたっぷり、うまくいけばおかわりまでもらえて、フリーフロー状態。こういうワイン会を逃さぬよう、ホーチミンでは全てのホテルのレストラン情報が要チェックだ。