Bっていいですよね！

ソフトウェアなどのテスト版をベータ版といいますが、アルファ版とは意味が変わらないそうです嘘です。
アルファはアルファで、一般に公開されない、ベータ版の前段階を意味します。

 

さて、かれこれ一年半運営しているこのべとまる。
これまで、あまりベトナム料理について積極的に取り上げて来ませんでした。
理由は『一人で料理撮ってもつまんないから』なんですが、ある日このようなご提案を受けます。

 

某社代表「うちのベトナム語を話せるスタッフに案内させるし、情報はいっぱい持ってるから、べとまるでB級グルメを紹介してよ」

 

う！うむむ！！
スタッフがいるということは寂しくないではないか！おおおおっけー！！！

 

という訳で今回から始まります、『食い尽くせ！まさよのB級グルメガイド』。

 

記念すべき第一号のお店はこちら、Minh Đứcという大人気大衆食堂です。
ちなみに『まさよ』は4つ後の写真で登場します。

 

Minh Đứcを真下から。

 

特にドアも設けられていない、ちょっとしたオープンエアなスタイルです。
というか、ほとんどの場合、ベトナムの定食屋はこんな感じ。

 

真向かいにはもう一店舗Minh Đứcがあり、こちらはテイクアウト用。
ベトナムはすぐ隣に偽物店舗が出来たりするのでややこしいですが、どちらも本物。
ちなみにホーチミン市内の某カニ料理店は、偽物の方が実は美味しいとかなんとか言われています。

おっしゃ！期は熟せり！まさよ出てこいー！！

 

はい、まさよです。

 

ホーチミン市に来てピッチピチの一ヶ月目、でも（でも！？）年齢は私と同級生です。
情報によるとフォーを一回の食事で4杯食い尽くすと言われており、この企画には適任だと言えます。

 

ネルソン「よろしくお願いします！」

まさよ　「ねるちゃん、よろしく！」

 

ねるちゃんと呼んでと言った覚えはないけど、まぁいいや。

 

このような惣菜を選び白米と一緒に食べる形式をcơm bình dân（コムビンヤン）と呼びます。

 

Minh Đứcは、その中でも絶大なる支持を受ける超人気店なのです。

 

ランチタイムへの突入直後、おばちゃん達が忙しなく働いています。

 

cơm bình dânでは冷めがちなスープも、きちんとアツアツな様子。

 

店内もガヤガヤと賑わいはじめ…ていうか店員多くね？

そう、Minh Đứcはいつも店員過剰なのです。
多分、儲かって儲かってしゃあないんだと思う。

さぁ、そろそろオーダーしましょう！

 

ここでまさよの本領発揮！
ベトナム留学経験を活かしてベトナム語でオーダーだッ！！
ちなみに、Minh Đứcはこうして惣菜が並んでいるので言葉が通じなくても無問題！

店員に声を掛け、あれ、これ、それ、と指差しだけで注文出来ます。
逆に言えば、メニューらしいメニューが無いので着席しても誰も構ってくれません。

これは気をつけないといつまで経っても飯にありつけないので覚えておきましょう。

 

まさよ「だから左に行くっつーの！」

店員　「困ったら右なのは鉄則だっつ―の！」

 

というやりとりが起こっていそうですが特に何もなかったと思います。

注文後、着席してものの1,2分ほど待つと、

 

ターンッ！

 

タ、

 

タ、

 

タンッ！

 

タンッ！

 

ターンッ！

と、小気味良いペースでテーブルに料理が置かれます。
て、あれ？注文した肉団子がひとつ足りない…。

 

ネルソン「て、何やってんの！」

まさよ　「こういう食べ方も提案？みたいな」

 

まだ写真撮ってねーよ！フリーダム！！

 

とはいえ、ゴ…ゴクリ。美味そうだ。

頭 の写真から、トマトとネギが入った卵焼き、豚の角煮と煮玉子、ゴーヤの玉子炒め、イカとトマトとウリとパイナップルの甘酸っぱい炒めもの、そして肉団子の トマトソース煮です。はい、頼みすぎ。Minh Đứcはそのメニューの豊富さからついつい頼み過ぎちゃう。ちなみにmang về（持ち帰り）可能だよ！

 

さぁ、満を持していただきます！

 

ズーーーーー！

 

モシャモシャ！

 

グァツグァツ！

 

モリッモリッ！

 

ベロッベロッ！

 

ズーーーーー！

 

ビュルルルル！

 

ゴリンゴリン！

 

ゴキュゴキュ！

 

シャカシャカ！

 

ガタッガタッ！

 

ベリリベリリ！

 

モッスモッス！

 

スクイスクイ！

 

ジューーーー！

 

まさよ　「ごちそうさまでした！」

 

まさよ　「ごちそうさまでしたぁ！！」

 

まさよ　「ごちそうさまでしたあぁーー！！！」

 

頼んでないのにこの振る舞い！…まさよを推した人の気持ちがなんとなく分かった。

 

ネルソン「で、どうだった？」

まさよ　「んー、そうね…。」

 

まさよ　「肉団子は、中身が詰まってボリュームぎっしり旨さぎっしり！」

ネルソン「うん。」

まさよ　「ゴーヤは全く苦味がなくフワッとした玉子との甘いハーモニーを奏でてる！」

ネルソン「うんうん。」

まさよ　「スープは日本に無い酸味！最後はお茶漬け風にご飯にかけて食べるのが乙！」

ネルソン「ほうほう。」

まさよ　「角煮はトゥルッ！プリッ！とした玉子と角煮の甘いハーモニーを奏でてる！」

ネルソン「ハーモニーまた奏でたよ！」

 

という訳でMinh Đứcのご紹介でした。

これからもこんな感じで、ハーモニーまさよと共にB級グルメを紹介していきたいと思います。

 

店名：Minh Đức

住所：35 Tôn Thất Tùng, Phường Phạm Ngũ Lão, Quận 1, HCMC

おいしさ：★★★★☆

値段　　：★★☆☆☆

早さ　　：★★★★★

正確性　：★★★★★

 

おいしさは、作り置きもあって熱さがいまいち。
全てがアッツアツの状態で出ればすぐにでも5つ星クラスです。
値段は、人気店ゆえ、一般的なコムビンザンの倍以上（8万ドン〜15万ドン）はします。

早さは、これもまた作り置きゆえにほとんど待つことはありません。
見方を変えれば、遅い場合はオーダーが通っていない可能性大なので再度言いましょう。
正確性は、ベトナムの飲食店ならではですが、オーダーが通っているか通っていないかです。

その点で、指差しだけで済むMinh Đứcは安心店だと言えます。