ベトナムは食文化や建築文化に中国とフランスの影響が色濃く残っていると言われます。特にプリンは有名で、このお店はそれこそ「名も無き名店」なのですが、コーヒーソースがたまらん!近所に住んだら絶対太る。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/12/16
ベトナムは食文化や建築文化に中国とフランスの影響が色濃く残っていると言われます。特にプリンは有名で、このお店はそれこそ「名も無き名店」なのですが、コーヒーソースがたまらん!近所に住んだら絶対太る。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/12/16
プリンっていいですよね!
ギネスブックには『世界で最も売れているプリン』という項目があり、それはなんとグリコ乳業のプッチンプリンだそうです本当です。
発売以来の40年間で累計51億個を売り上げたんですって。すげー。
毎日食べる人が一定数はいそうだよなぁ。
ベトナムには、フランス統治時代に伝来した『Bánh flan』と呼ばれるプリンと全く同じ食べ物があります。
今回は、友人から『ウマイプリンの情報を入手した!』というタレコミがあり早速行ってまいりました。
実はホーチミン市内の日本人にとってはおそらく最も有名かと思われるプリン専門店が1区某所にあるんですが、これが全く普通の味で、その友人とは意見が一致していたので取材抜きにしても超楽しみです。
それは4区の、一見して何処にでもありそうなHEM(路地裏)にあります。
まさよ 『こちらでーす!』
はい!呼びました!呼びましたよまさよ!なんたって食べ物だからね!ていうかタイトルで既にバレッバレなんやけどね!
ちなみにオフなので私服です、まさよファンは喜びましょう。最近の身の回りでのまさよ人気を考えると、いないでもない気がする。
なお、ボスからもまさよ出動特別許可を頂いています、まるで特殊部隊かロボット平気のような扱いです。
ちなみにこの時、時計は夜9時前を指していました。
そう、このプリン専門店、14時から21時という謎めいた営業時間。
ベトナムでは『おやつ』と『夜食』の時間に当てて売ることが通常なのでしょうか。
ガラス棚には前面にギッシリとプリンが並べられています。
その上にはフルーツや漢方薬を用いたカラフルなゼリーが。
おぉ、出しとる、プリンを皿に出しとる。
そしてその上に白い液体をかけているようです、これは一体何でしょうか。
看板はありますが、この店に名前はありません。
地元の若者達には人気のお店で、10~30代の女性で賑わっていました。
こちらがメニュー、日本語はもちろん英語もありません。純ローカル。
Bánh flan(プリン)がひとつ5,000ドン(25円程度)のようです。
Rau câuがゼリーで、これもまたほぼ5,000ドン均一になっていますね。
これだけバリエーションがあるなら色々食べたいね、ということで『全部乗せ』を注文。ラーメン屋か。
まさよ 「コーラ飲みたい!コーラ頼もうよ!あたしコーラ好きなんだ~。」
コーラ何回言うねん。
そう、三人でタクシーに乗り込んでからというもの、何故かまさよはひたすらコーラを飲みたいと連呼しています。
移動しているおよそ20分間、半分はコーラの話をしていました。お前はアメリカの肥満児か。
タンッ
一同『お、おぉ~!』
そんなまさよのコーラ欲を断ち切るかのように、全部乗せ登場!
冷たさを保つために上には氷が乗せられています。
そのためちょっと見え辛いのですが、中央にプリン、そして周りをゼリーが固めています。
と、いう訳で。
まさよ 「いっただっきまーす!!」
※ちゃっかりコーラは頼んでいます。
まさよ 「まずはプリンだよね~」
ベロン!
もむ、もむ、もむ。
まさよ 「うま」
ネルソン「真顔はやめて」
まさよ 「このスープは何かな」
ズズッ
まさよ 「うはっ!」
ネルソン「!?」
まさよ 「あはは!!」
ネルソン「どうした!?」
まさよ 「コーヒー味の生クリームだ」
ネルソン「深まるリアクションの謎!」
まさよ 「これは何だろ?」
まさよ 「グレープ味かな?」
まさよ 「グレープか…」
ネルソン「置くなよ」
まさよ 「美味しそう~!」
ネルソン「あ、切り易くするために置いたのね」
シュボッ!!
もにゅ、もにゅ、もにゅ。
まさよ 「うまぁーい!!」
まさよ 「これは…」
まさよ 「うえっ!ドリアンじゃーん!!」
まさよ 「あたしこれだけはダメなんよ!」
意外に嫌いなものはベタなんだね。
ジュルル!
チュルチュル!
もんっ、もんっ、もんっ。
まさよ 「これ美味しいねー!」
※まさよの向かいには案内してくれた友人がいます。
まさよ 「あはっ」
まさよ 「ひ…ひー!」
まさよ 「あはははは!!」
まさよ 「ふー、ふー(胸トントン)」
なお、相変わらず、笑っている理由はよく分かりません。
はい!ほいでは!
ネルソン「いただきますし…」
まさよ 「ちょ、ちょっと待ったネルちゃん!」
ネルソン「えっ、何!?」
まさよ 「あの、あたしも若くないからさ、毎回自分のアップ見てるとちょっと凹むんだー」
ネルソン「…」
まさよ 「…」
ネルソン「そ、そういうことはもっと早く言ってよ(動揺)」
という訳で今回(以降)はちょっと遠巻きに!
まさよ 「ご馳走様ー!」
まさよ 「ご馳走様ーー!!」
まさよ 「ご馳走様ーーー!!!」
***
ネルソン「ま、という訳で、このお店の評価よろしく!」
まさよ 「うーん、そうだなぁ。」
まさよ 「プリンが何より濃厚!」
ネルソン「うん。」
まさよ 「ひたひたの生クリームもスプーンが止まらない!」
ネルソン「うんうん。」
まさよ 「でもドリアンのゼリーだけはやめた方がいいと思う!」
ネルソン「最後は褒めてよ。」
という訳で美味しい美味しいBánh flanのご紹介でした。
店名:なし
住所:後述
おいしさ :★★★★☆
値段 :★★★★★
早さ :★★★★★
確実に太る:★★★★★
ほぼ満点です。
おいしさが4つ星なのは、この国でそれほどプリンを食べてないので比較出来ず。
ただ、冒頭の方で書いた、ホーチミン市内で最も有名な某店より断然美味しかったです。
ゼリーは、ちょっと固さがあるかな。
こんにゃくゼリーほどではないにせよ、それに近い固さでスプーンじゃ少し切り辛かった。
皿に浸されたコーヒー味の生クリームがヤバイです、一度すすると止まりません。
ものすごく美味しかったですが、それゆえこのお店が近くになくて良かったなと思いました。確実に太る。
お店の三軒ほど隣には違うプリン屋がありました。
ひとつ4,000ドンであるところを見ると、違うお店でしょう。
類似店が近くにあるということは、ベトナムでは繁盛している証拠です。
お店の場所が少し分かり辛いので説明します。
まず、4区にある『Index Livingmall』という大型インテリアショップがあります。
その左斜め向かい(写真を撮影した位置です)に、このようなペットショップがあります。
というより、ピンポイントで調べられる方はこの住所を参考にしてください。
店名:近隣のペットショップ
住所:199 Hoang Dieu, Ward.8, Dist.4
そのお店に向かって左脇にある路地を真っ直ぐ歩けば、右手に掲載した看板が見えます。
看板を見ていると『ここだよ!ここのペットショップを覚えとけ!』と親切に教えてくれるおじさん。
いや、何で我々がプリン屋の位置を覚えようとしていると知ってるの?
動き回るため、
全く撮影出来ませんでした。残像おじさんと、そう名付けよう。