ホーチミンで6カ国の郷土菓子を味わえるイベントに参加

ホーチミンで6カ国の郷土菓子を味わえるイベントに参加

お菓子っていいですよね!

30年以上のロングランヒットを続けている駄菓子『うまい棒』ですが、2008年6月に一部の工場が全焼してしまったがために、『たこやき味』はその日を境に製法が変化しているそうです嘘です。

嘘というか、全焼は本当だけど味の変化については知りません。

 

ベトナムには面白い人がたくさん住んでいますが、外からやって来ることもあります。
私もこういった活動をしているので、直接連絡をいただいたり、友人から紹介してもらうこともしばしば。

今回も、

 

お世話になってる方「自転車で、フランスから日本まで、世界各地のお菓子を研究しながら旅してる面白い人がホーチミン市におるから、会ってみ」

ネルソン「ありざっす!お世話さーっす!(フランス!?日本まで!?自転車で!?お菓子を研究!?)」

 

と、混乱しつつも面白い匂いがプンプンするので早速会ってみることに。
とかなんとか言いつつも、彼と会うのも今日で三度目。

年末にまさよと飲み屋へ行った時にちらっと登場していた林さん、覚えていますかね?

 

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ある夜、こちらの『La Fenetre Soleil』というお店でイベントを開催するとのお邪魔してきました。

 

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う~む、非常にムードのあるお店です。
オーナーは日本人らしい…サイゴンもまだまだ広いなぁ。

 

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席に着いてしばらく待つと、林さんが自転車を引っ張って登場。
フランスにて800ユーロ(当時10万円ちょっと)で購入した、550日間6600kmを走ってきた自転車。

さて、ここいらで、シッカリと林さんについてご紹介します。

 

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林周作(はやし しゅうさく)さん。1988年、京都生まれ。
独学でお菓子を学び、郷土菓子について理解を深めたいと2011年にフランスへ。
現地のブドウ農園や菓子屋で働いた後、2012年6月から『世界各地の郷土菓子を研究しながら自転車で日本へ帰る』というプロジェクトをスタート。
活動内容をユーモアでユニークな文章で報告するフリーペーパー『THE PASTRY TIMES』を日本国内で発行、ソーシャルメディアでも発信しつつ、現在も帰国中。

***

 

で、

 

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イベントでは、林さんがこれまで発見したお菓子や苦労話を写真も交えながらご紹介。

 

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彼は、これまでの夜のほとんどをホームステイで過ごしてきたのだそうです。

 

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そしてその都度、ホストにお手製のお菓子を振る舞ってきたとのこと。

 

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道中では色々な出会いがあったようです。

そして…なな、なーーんと!

 

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このイベントでは、

 

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これまで立ち寄った国の一部…スイス、クロアチア、ウクライナ、アゼルバイジャン、キリギスタン、インド、合計6カ国のお菓子を堪能出来ます。もちろん、これらは全て、林さん自身による手作りです。

というか、サラッと流したけどこのイラストで分かる距離はやはり半端じゃないですね…。

だって、この地図一枚で、地球の半周をカバーしてるんですよ。
ところどころで飛行機やフェリーを使っているとはいえ、6600kmは伊達じゃない。

 

さ、ささ、それではお菓子をご紹介!

 

写真

“Basler Läckerli”(バーズラー レッカリー)、スイス北西・バーゼルの郷土菓子。
スパイスと蜂蜜の効いたソフトクッキー。サクッとモチッとの中間のような、不思議な食感が新しかった。

 

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“Rožata”(ロジャータ)、クロアチア・ドゥブロヴニクの郷土菓子。
お酒の効いた大人のプリンだそうで、一辺倒ではなくまろやかな甘さに奥行きがあります。
オリジナルで使用しているお酒はローズリキュール。ここで出されたものは、コワントロー(オレンジの香り)だそうです。

 

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“Medovnik”(メドヴィク)、東欧やロシア圏で定番の郷土菓子。
蜂蜜ナッツでスパイシー(使用しているスパイスは、シナモン、ナツメグ、アニス、オールスパイス)、お酒にもよく合うとのこと。
個人的にはこれが一番好きでした。良い例えか分からないけど…色々入ったクッキーの缶詰の、一番美味しいヤツ!って感じです。

 

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“şəkərbura”(シェケルブラ)、アゼルバイジャンの郷土菓子。
餃子の形をしたクッキーの中にクルミのフィリング(詰め物)が入っています。

6つのお菓子の中では甘さ控えめで、外も中もカリッコリッとした食感がクセになります。
詰め物の中身は、胡桃と粗いブラウンシュガーとカルダモンだそうです。

 

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“Чак-чак”(チャクチャク)、中央アジアで定番の郷土菓子。
揚げたサクサクの生地を煮た蜂蜜で絡めたもの。

これもまた良い例えか分かりませんが…味は芋けんぴに似ていました。
が、トウモロコシみたいな形をした一粒一粒が固まっていて食感が非常に面白ーい。

 

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“Bebinca”(ベビンカ)、インド南西・ゴアの郷土菓子。ココナッツの焼きプリンが何重にも層になっています。
ギュギュっと濃縮されたカステラって感じです。インドという言葉からはイメージ出来ないお菓子だなぁ…。

 

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世界各地の郷土菓子、言われてみれば確かにあるんだけどあまり意識したことなかったなぁ…。

正真正銘、林さんが自分の足と手と鼻と舌で体得したお菓子の数々。
それら6カ国のお菓子が、ベトナムにいながらにして一度に食べられるのはなんと贅沢。

 

こちらのイベント、1/19,22,25,26の日程で開催されます。

 

flyer

 

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日程: 2014年1月/

/19日16:00~(350,000 VND + wine)

/22日10:00~(300,000 VND + tea or coffee)

/25日18:00~(350,000 VND + wine)

/26日15:00~(300,000 VND + tea or coffee)

時間:約2時間

会場:La Fenetre Soleil

住所:1st floor, 44 Ly Tu Trong St., District 1, Ho Chi Minh City (Corner of Pasteur St.)

定員:各日30名限定

予約:0122 876 0312(日本語)

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宣伝みたいになっちゃいましたが、宣伝です。

見せかけなんかじゃなく中身がギッシリ詰まった面白い人って応援したくなっちゃいますよね。余談ですが、こちらのイベントは来越前から計画していたものではなく、ホストのつながりで会場のオーナーと知り合い、『面白いしやろう!』といった話になったそうです。うーん、人って引き寄せ合うもの。

 

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なお、明日は、林さんのインタビュー記事を公開します。
550日間6600kmの道中で出会ったお菓子や出来事、今後の展望についてお聞きしました。

 

林さんのサイト・郷土菓子研究社

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