- 5月 14, 2013
- 39 view
ベトナム伝統の格闘技・ボビナム(Vovi Nam)の道場で一日体験
ベトナムの格闘技(武道)と言えば、何を差し置いてもボビナムでしょう!そのアクロバティックな動きはテレ……
イベントっていいですよね!
世界最大のイベントはインドで行われるヒンドゥー教の祭典「クンブ・メーラ」で、昨年開催時の参加者は6億人を超えたそうです本当です。へーー、このあいさつを考える上で、クンブ・メーラを初めて知ったわ。
こんにちは、ネルソン水嶋です。
掲題の通りなんですけども。「ひめくりえらぶ」という、沖永良部島のイベント情報を共有できるウェブアプリをつくりました。
このアプリでは、島内で開催される様々なイベントの配信や閲覧ができます。パソコンやスマホ、タブレットからアクセスでき、上部にあるタブ(PC画面だと左側のサイドバー)から、イベントをリスト形式で見る「一覧」、月ごとに把握できる「カレンダー」、そしてGoogleマップを使ってどこで何が開催されるかが一目でわかる「地図」の3つの形式に切り替えて見ることができます。日付・主催者・画像などの情報はもちろん、カテゴリーとして、音楽・ライブ、食・マルシェ、スポーツ、学習なども指定できます。
また、後述しますが、約500人が登録してくれているLINE公式アカウントでも、直近のイベント情報を毎週配信していく予定です。島民だけでなく、旅行者や帰省中の方など、誰でも手軽に島の今を知ることができるツールを目指しています。
で、いきなり作ったっちゃいきなり作ったんですが、色々と背景があるんですよね~~それ話しますね。
そもそも4年以上前から、「えらぶカレンダー」というLINE公式アカウントを運営していました。
地方、とくに本土とは海で隔てた島しょ部にお住まいの方ならよくご存知かと思いますが、沖永良部島などの地方や離島では、都市部のように映画館やショッピングモール、美術館といった「常設」の娯楽施設が少ない傾向にあります。住民が少なければ、採算も見通せない。採算が見通せなければ、そもそも娯楽施設をつくらない。当たり前のことです。
その分、島の人たちは自分たちの手でフリマやマルシェ、ライブ、ダンス、伝統芸能、などなど、あらゆるイベントを、自ら企画して楽しむことが多いと思います。楽しみ慣れているというか、楽しみは自分たちで作らないといけない。島に来てから自らイベントをやるようになった、という人も結構います。「自分の機嫌は自分でとる」なんて言葉をどこかで聞いたことがありますが、否応なしにDIY精神が育まれていくというのが、離島を含めた田舎のよいところですよね。不足は人を強くします(断言)。
しかし、これだけイベントが多いと頻繁に起きるのが「イベント被り」です。同じ日程、同じ時間帯に複数のイベントが重なってしまい、「開催時間が被っていたから、一方にしか行けなかった」というのはよく聞く状況です。ただ、誰も意図的にぶつけているわけもなく、それぞれで準備しているから、「告知をしたら実は被ってた」という事態に遭います、と。
私は島で新聞記者を含めた報道活動(有償・無償どちらも)もしていましたが、メディアの性質上、記事として取り上げるタイミングはどうしても事後になりがちです。一方で、イベントの開催側からは「事前にしっかり告知したい」という声を聞いていました。
そうした課題を解決するため…というと仰々しいですが、要するに、やったらおもしろそうだったので立ち上げたのが「えらぶカレンダー」です。やっていることは「イベント情報を集めてLINEで配信する」という、ただそれだけのことですが、「こういうのがほしかった!」と好評をいただき、着々と登録者が増えていって、今では約500人もの方が登録してくれています。
しかし、ここからが問題でした。この情報収集が……とにかくしんどい!
どこかにまとまった情報があるわけではないので(むしろ、あるのなら、こっちでやることもないので)、人づての口コミを頼りにしたり、イベント主催者の告知をSNSで追ったり、町の公式LINEをチェックしたり、Aコープやニシムタといったチェーン系スーパーの貼り紙コーナーをわざわざ見に行ってメモしたりして、泥臭く情報を集めていました。

一時期、私が和泊町の国頭から知名町の屋子母のあたりまで(島の端から端まで)往復して通勤している期間が2年ほどあったので、そのときは移動ついでに確認できたので問題なかった。が、そうした移動がなくなると、わざわざ情報を探しに行くのは大変な作業になります(ガソリンもくうし)。
さらに追い討ちをかけたのが、LINE公式アカウントの配信上限数に関する仕様変更です。無料で配信できる枠が一気に激減。一時は自腹でお金を出して配信していましたが、マネタイズしているわけでもないボランティア活動で身銭を切り続けるのは無理がありました。一度、実験的に広告もやってみたのですが、広告主から毎月配信ネタをもらうことも含めて、双方に無理があると感じて半年間でやめてしまいました(今思えば単にバナー設置だけでもよかったかもしれませんが、それだと宣伝効果=費用対効果も下がる)。
「みんなが気軽に告知できる仕組みがあればいいのに」
そう、ずっと思いながらも、結局挫折して長らく更新が止まってしまっていたのです。
一度、それぞれの主催者に投稿してもらいつつ、登録者がLINE画面内に出てくるバナーをタップすると、ピロッとイベント情報が表示される仕組みを導入したこともありました。登録者が動かす分には配信数としてカウントされないため、LINE公式アカウントも無料の範囲内でできたのです。そこで、イベントの投稿はGoogleフォームを活用してみたのですが、分かりづらいのか、あまり入力されず。Googleのサービスは汎用性が高い分、デザインもシンプルなので、使いにくい人にとっては使いにくいのかもしれません。
イベントの閲覧や配信に特化したUI(要するに見た目)で、見ていてワクワクする、イベントを投稿したくなる、そうして同じサイト上でイベントが集まる形になればいいのだが。しかし、そんなシステムをゼロから構築する時間も金もありません。一方、個人的な事情なんですが、私には「6月に島を離れる前に、えらぶと継続して関われる仕組みをつくりたい」という思いもありました。
そんな中で、AIの進化により「バイブコーディング(自然言語によるシステム開発)」が流行りはじめたのです。これは、プログラミング言語を駆使しなくても、自然言語(日常会話の延長)でAIに指示を出すだけでシステムが作れるというもの。それっぽく言えば「システム開発の民主化」だと思います。文字だって、かつてはインテリ層でないと使えないものだったが今はほとんどの日本人が扱える。それと同じことがシステム開発の世界でも起こったなぁと。昔エンジニアをしていた自分にとってはさらにとっつきやすく、試しに奄美群島のニュースを集めて地図表示するサイトを作ってみたら思いのほかうまくできました(驚愕しました)。


「気軽にイベントを投稿できて、閲覧できるサービス…今こそ!」と思い立ち、さっそく開発に取り掛かったのです。
そうして2、3日で、ベースは完成。名前は「ひめくりえらぶ」と名付けました。
早速SNSで告知したところ、何人かの方に実際にイベントを投稿してもらっていて、今のところかなりいい感じです。先日は、チェーン系スーパーや観光協会など、いろんなところに貼り紙もさせてもらってきました。
公開してからも、要望をもらったり自分で触ってみて気付いたところを直したりと、毎日どこかしら改修を重ねています。
イベントを告知する分には最低限の機能が揃ったひめくりえらぶですが、今後の予定としては、急ぎたいのが、Instagramへの連携投稿機能です。LINEで定期配信すると言っても、LINEは登録した人にだけ届くクローズドなSNS(というよりトークアプリ感)なので、その情報が拡散していくことは基本的にありません。島のイベント告知として最強の媒体はやっぱりInstagram。ひめくりえらぶで登録されている直近のイベント情報を、Instagramでも定期配信できるように設定したいと思います。
要するに、まずたくさんの人に知ってほしいということですね。
次に、イベントだけでなく、「売ります・買います/譲渡情報」や「人手募集」も検討中。つまりは掲示板ですね。様子を見ながら、皆さんの声を聞いて機能リクエスト機能もつけようかと思っています。
そして重要なのが、広告…というかマネタイズです。開発コストが恐ろしく下がったとはいえ、ゼロでもないし、自分の時間は吸い取られる一方です。このサービスを続けていくためにも、収益構造は必要。そもそも、LINE公式アカウントにしても、ボランティア疲れをして続かなかったわけですからね。正直、サイトづくりは経験値にもなりますが(いつまでも「経験になるから」で納得するべきではないと思うが)、LINE公式アカウントの課金を再開したので、せめてここは回収できるようにしたいです。
費用対効果のあるサービスに育つ=島の経済に貢献できている、ということでもあります。
LINEで告知したとき、意外と鹿児島県内を含めて本土からひめくりえらぶへのアクセスが多かったんです。必ずしも島民だけが見ているわけでもないので、広告の試運転も兼ねて自分がつくっている郷土グッズのオンライン販売を推してみようかと思っています。
というわけで、ぜひ皆さん使ってみてください。皆さんに使っていただくことが、島内のイベント被りの回避や、ひと・もの・ことのマッチングにつながり、一人でも多くの島人が楽しい島暮らしを送れる…で、ついでに私もえらぶと末永く関われる!
と思いやっております。
それでは今回はこのへんで!