「歩くベトナム」という観光ガイドブックに記事を寄稿し、いくつか献本をいただきました。それを、プレゼントとしてホーチミンのべとまる読者に配ることに…何にしても歩きすぎ。ウィスキーが出てきます。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/10/10
「歩くベトナム」という観光ガイドブックに記事を寄稿し、いくつか献本をいただきました。それを、プレゼントとしてホーチミンのべとまる読者に配ることに…何にしても歩きすぎ。ウィスキーが出てきます。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/10/10
ウィスキーっていいですよね!
現在、NHK朝の連続テレビ小説で人気を博している「マッサン」。
ニッカウヰスキーの父・竹鶴政孝氏をモデルにした作品ですが、氏は洋酒以外のアルコールが全く飲めなかったそうです嘘です。
前々回、前回と引き続き、「歩くベトナム」を配る企画の第三弾。最終回です。
ちなみにこちらは、私も制作に関わったガイドブック。
観光ガイドブックの「歩くベトナム」を、べとまるの読者に歩いて配る(1/3)
観光ガイドブックの「歩くベトナム」を、べとまるの読者に歩いて配る(2/3)
ホーチミン市内で10人の読者さんにガイドブックを配るというものです。
全行程およそ20km、つまりめっちゃ長距離。
~続き~
時間も13時になったところで腹ごしらえ。
ベトナムだからってベトナム料理ばっかり食べないんだからね!
ところで、どうでもいいけど、小寺さんの脇にあるデジカメが落ちそうだ。
体力を回復したところで先へ進みます。
おや?人だかりが…。
どうやらここは学校らしい。
時間は13時、授業を終えた生徒を親が迎えに来ているのでしょう。
子どもはバイクに乗れないとはいえ、ベトナムの親の子煩悩っぷりが窺い知れます。
ぶんたろう「うわー、何だあれ!」
ネルソン 「え、何々?」
本当に何!?
TENSHIN…SHODEN…KATORI…SHINTO-RYU…。
日本語っぽい響きを並べているだけと思ったら、調べると室町時代からあるれっきとした武術流儀でした。
でも、
このイメージ写真は合っているのか…?
※合ってたらごめんなさい
と、ここで。
四人目のKさんに「歩くベトナム」をお渡し!
お返しに、ある通りのご近所グルメマップを戴きました(見せたら意味が無いのでモザイク加工)。
わーお、手製だよ!
一人目の中島さんから戴いたアクセサリーもそうだけど、これはよりテンションが高まりますね!
ところで、
何の話をしていたか、
サッパリ覚えていないのですが、
中央奥にいるおじさん…。
見過ぎ。
見過ぎ。
Kさん、さようならー!
さて、いよいよ、ここからがちょっと長い。
何せ、1区からPhu Nhuan区、これまで来た分とほぼ同じ距離を一気に歩きます。
これからしばらく、道中での割とどうでもいい光景が続きます。
ネルソン 「あ、あれ!すごい!」
小寺さん 「何がですか」
ネルソン 「サイドミラーめちゃくちゃデカイ!」
ぶんたろう「よく分からないですね」
ネルソン 「ほら!」
小寺さん 「ほんとだ!」
ネルソン 「でしょ!」
ぶんたろう「デケェ!」
ネルソン 「言うたやろ!」
ネルソン 「おぉ、なんか古そうな門…こんなのまだ残ってるのね」
ぶんたろう「中国っぽいですねー」
ネルソン 「何だコレ…天日干し!?」
小寺さん 「完全に締め上げられてるみたいですね…」
おっちゃん「あぁコレか?コイツわな、締め上げてるんじゃよ」
ネルソン 「その通りだった!」
小寺さん 「嘘だ!」
少し喉が乾いてきたので、
おっぱいが三角すいの形状の兄ちゃんからマンゴスチンを購入(1個25円)。
フルーツの女王をむさぼり食べ、
体力を回復しながらひたすら歩きます。
それから歩くこと1時間、
着いた…。
この時、三人ともに疲労困ぱい。
すでに合計5時間は歩いているのですからそりゃそうだ。
ちなみにこの妙に遠くを見ている眼差しは、通りすがる美女を眺めていたからです。
この表情を見て、これからはあまり人を見つめないようにしようと反省致しました。
かおりん「ネルちゃん!エントランスもなんだからウチでゆっくりしていって!」
ネルソン「うお~助かりますわ~」
ここで五人目の読者さんが登場。
サイゴン・カルティベート・トークという定例イベントを一緒に企画主催しているかおりんさんです。
余談ですが、このイベントは、現地で活躍している方を呼んでその活動や哲学を共有しようというもの。
4月からほぼ毎月、これまで6回に渡ってやってきましたが、現在はリニューアルを画策中。
またべとまるでも告知すると思うので、頭の片隅に置いておいてくださいね。
ネルソン「ひえっ…高い!」
ローカル団地の低層に住んでいる身分としては、位置が高いというだけでセレブリティな気分になります。
かおりん「お疲れ!ハイボールご馳走するよ」
ネルソン「何だと…!?」
流れ出すッ!
脳内に流れ出すッ!
※脳内ではなく実際に流してください
ウィースキーがお好きでしょ~♪(カラン)
もうすこ~ししゃべりましょ~♪(コロン)
ウィースキーがお好きでしょ~♪(カラン)
もうすこ~ししゃべりましょ~♪(コロン)
ありふれ~た話でしょ~♪(カラン)
それでいいの~今は~♪(コロン)
ウィースキーがお好きでしょ~♪(カラン)
この店~が似合うでしょ~♪(コロン)
あなた~は忘れたでしょ~♪(カラン)
愛し合ったことも~♪(コロン)
かおりん「あ、それ飲んだらこの荷物をエントランスに運んでってね」
全員 「えっ」
結局事情が変わって運ばなかったんですが、五人目のかおりんさんに「歩くベトナム」をお渡し!
お返しとして、ハイパーな耳栓を戴きました。
海外に住んでいると、「日本語が飛び交うカフェで作業できない症候群」になるのです。マジで。
かおりんさん、さようならー!
ネルソン「いやー、結構ゆっくりしちゃったねぇ…」
二人 「随分と歩いただけに酔いも回りました…」
ネルソン「ほーんと、まだ先は長いってのに、ね…」
ネルソン「歩いてねぇ!!」
二人 「何を冗談言っ…」
二人 「歩いてねぇ!!」
企画、「歩くベトナムを歩いて配る」。
頓挫。
ここからは、「歩くベトナムをタクシーで配る」になります。
だって、疲れたし、日が暮れるんだもん。しょうがないよね。
六人目、杉山さんに「歩くベトナム」をお渡し!
杉山さん「お返しです、焼酎!」
ネルソン「おっ、俺さっきまでハイボー…」
杉山さん「何ですか?」
ネルソン「何でもない」
待たせた上にハイボールを飲んでたとは言えなかったんですが、この記事で完全にバレましたね!
杉山さん、さようならー!
タクシーでサクサク快適に進みます。
はい、この企画はもうすでに死んでいるのです。
七人目、トムさんご夫妻に「歩くベトナム」をお渡し!
ちなみにこちらのご夫妻、とあることでベトナムでは有名人。
なんと、ベトナム式結婚写真を撮った日本人ということで現地の新聞にも取り上げられたらしい。
私も一度はやってみたいと思っているのですが、相手がいないし一人でやると痛すぎる。
お返しとして、日本食の詰め合わせ(フォー含む)をいただきました!
自炊で丼もの頻度が高い私にとっては、焼き海苔が有り難い!
コーヒーをご馳走になったので、
思い出したように「東京ときめきバナナバウムクーヘン」を振る舞いました。
トムさんご夫妻、さようならー!
この時、もう18時。
空の色はゆっくりと橙に変わろうとしていました。
ぶんたろう「ネルソンさん、もう18時ですけど、残り三冊は…」
ネルソン 「ん?あぁ、そうだね…」
バサッ
ネルソン「今日の駄賃代わりだよ」
二人 「ひゃっほーぅい!8時間歩いて1000円分だとさ!!」
***
一冊残ってんじゃねーか、とはつっこまないでください。
予定時間に間に合わなかったからキャンセルされたということです(後日渡しました)。
さて、歩くベトナムを歩いて(そしてタクシーに乗って)配る。
三回に渡ってお付き合いいただき有難うございます(付き合ってくれた?)。
歩行距離は…10kmくらいでした(黄色い線ははタクシー)。
が、頑張った、雨にも負けず夏の暑さにも負けず頑張った!
さて、私が12個のコラムを寄稿している観光ガイドブック「歩くベトナム」。
地球の歩き方などに比べると少ないページ数ですが、情報通の在住者が集まってつくっています。
観光以外に普段使いでも有効な、かゆいところに手が届く内容でしょう。
ホーチミン市、ハノイ、そしてシェムリアップやルアンパバーンの情報が知りたい方は是非。
もっと知りたいという方はこちらの商品詳細ページをご覧ください。
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今回の撮影は、普段は会えない読者の方に会うという点で個人的にも意義深いものでした。
楽しみにしていただいているんだなーと、お返し以外にもエネルギーを戴けたと思います。