ベトナムの竹カゴはゴミ箱じゃないと証明したい

ベトナムの竹カゴはゴミ箱じゃないと証明したい

ベトナムでよく見掛ける竹カゴの用途が謎めいている。

シンチャオ、べとまるライターの「ろうちょん」です。

こちらホーチミン市はテト(旧正月)が明けてから暑さはうなぎ登り。
サングラス無しで日中バイクに乗った日には、日差しで目を焼かれかねない程。

早く雨季がこないかと首を長くして待っている毎日です。

大体、そんな暑さの中にいると、煮沸された脳髄から記憶はどんどん揮発していってしまうのですが、一つだけ頭から離れない疑問があるのです。

 

あの竹カゴは、果たしてどれくらいゴミ箱扱いされるのか…。

 

これがその竹カゴ、5区にて購入。
ベトナムではよく見かけるカゴで、我が家では洗濯カゴとして使用してます。

ある日、この竹カゴを買い、オフィスに持ち帰ったところ。

 

スタッフA「これはゴミ箱ですか?」

ろうちょん「いや、洗濯カゴですよ。Bさん、これは何に見えますか?」

スタッフB「ゴミ箱ですか?」

ろうちょん「いや、洗濯カゴですよ」

スタッフB「でも、ゴミ箱にみえますよ」

スタッフA「洗濯カゴだったらもっと良い物がスーパーマーケットに売ってますよ」

ろうちょん「…」

 

といった風なやりとりがありました。

 

その竹カゴを実際に持ってきました。
取っ手が一つとれているところが、長期で使用している証拠。

自然素材で出来た生活雑貨的な雰囲気が格好良いと思うんだけどな…。
ベトナムでは本当にゴミ箱にしか見えないのかな…。

ということで、この疑問を解消するために調査してきました。

 

調査内容:

通行人は道端に置かれた竹カゴをゴミ箱と認識してゴミを投げ捨てるか

調査時間:

1時間

 

観測ポイント:

老若男女の集うアミューズメントパーク。ホーチミン動植物園。 平日の夕方ながら、家族連れカップルが入場しており絶好の観測ポイント。

期待される結論:

竹カゴがゴミで山盛りになるり、竹カゴはゴミ箱であることが証明される。 竹カゴがゴミ箱なのかそうでないのかハッキリさせたい!悔しいが、空き缶とかドンドン捨ててくれ!

 

カゴ設置完了。

ベンチの横という配置が、我ながら秀逸!
しかし、我が家の洗濯カゴがこれから野外に放置されると思うと一抹のやるせない気持ちに…。

だが、気を取り直して調査開始します。

 

ここは猿が見られる、猿ゾーン。動植物園の中心エリア。
人の往来も多いはずなので、絶好の調査ポイントです。

こうやって道沿いに設置すれば、ゴミ箱に間違えられること間違いなし。

 

なるほど、木の陰になっていると言えどもやはり野外は暑い。
アイスの売れ行きも良さそうですね、ということは食べ終えたらゴミを捨てる場所が必要になりますね。

 

カメラを撮ってる人(私)は気にしないでよいですよ。

 

園内は電動自転車で移動できるのですか?

 

あ、スクーターも乗り込めるの?

 

意外とみなさん、ゴミを捨てて頂けないようですね…。

この調査の欠点は、最終的にだれもゴミを捨ててくれなかったとして、それではベトナムの皆さんにとって竹カゴがどう見えているかがサッパリ分からなくなるということなんですよね。

 

ご家族での写真撮影ということで、カゴはどかして欲しいとのことで一旦調査は休憩です。
やはり、このカゴは汚らしく見えるんですかね。

 

今更ですが、この木、立派ですね。

 

調査再開。やらせで自分でゴミを入れてしまおうかな。

 

いや、人にゴミを渡して入れるという瞬間を捏造の方がよいかも…。

 

いやいや、一度捏造なんてことをしたら、一生「捏造の呪縛」から抜けられなくなるぞ…。

 

などと良からぬことを考えている間に兆しが!!

 

よし! お姉さん、そのままカゴに向かって何か捨ててくれ!

 

あ…。

 

…。

 

惜しい!でも、今のはゴミ0.8個とカウントしてよいはずですね。

 

などと言っている間に、

 

結局みんな、猿を見るわけなのだから、猿の檻の前の方が人の往来が多い。
何故最初に気が付かなかったのだろうと後悔してきました、今更ながら場所を変えるかな。

 

いや、定点観測しなければ調査の信憑性が台無しになってしまう。

 

鉄の意思でここに居続けることに決めました。

 

そもそものこの調査の致命的な問題として、

 

前にカメラを持った人が居るということで不審に思い、通行者はカゴの前をさっさと通り過ぎてしまう。

 

更に何人かは、カメラを持っている人が居ることを不審に思い道を避けて通ってたしな…。

 

全く人が通らなければ諦めもつくのですが、微妙に人通りがあります。

 

と言っていると、人が大量に流れてきた!結果を出すにはスループットを上げる!

 

これは良い兆候だ!

 

もう、これで誰も捨ててくれなければ、検証結果を捏造する!

 

このまま捨てられずに終わるのか…そう思ったその時!

 

そんな嘘の結果でもみんなも許してくれるはず!と、思ったその時…。

 

あ!!

 

あ!!!!

 

今、確かにペットボトルを!

 

捨てた!!

 

やりました!カウント1です!

この調子でどんどんみんなも捨ててくれ。
いつまでも手にゴミなんて持ってないで、どんどん断捨離してくれ!

 

しかし、その後、ジュースやアイスの売れ行きも落ちたのか、ゴミを捨てる気配すら感じられません。

 

坊や、ゴミを入れやすいカゴがあるよ。

 

君たち、カゴにゴミをポイ捨てしてみないかい?

 

興味は持つがゴミ持ってないし!

 

お嬢ちゃん「何このカゴ?」

 

お嬢ちゃん「お父さん!このカゴ何かな?」

 

お嬢ちゃん「ねえねえ、お母さん!カゴカゴ」

お母さん 「カゴなんてどこでもあるでしょ、行くわよ!」

 

お嬢ちゃん「確かに」

 

スルー。

 

スルー。

 

ゴミを持っていない子供に興味はなし。

 

スルー。

 

スルー…。

 

そして、誰もいなくなった。

 

プロゴルファー猿「そろそろ終わりにしませんか」

 

 

 

 

ろうちょん「はい」

日が暮れ、客足もまばらになってきたので、これにて調査終了です。

 

調査結果:

通過した人:いっぱい カゴに捨てられたゴミの数:ペットボトル一本(ストロー入り)/1時間

結論:

竹カゴをゴミ箱と認識する人は、別に竹カゴ以外の容れ物が道端にあっても、ゴミ箱と認識する気がする。

 

おまけ

期待していた「ゴミで一杯の竹カゴ」の光景が、すでに園内にありました。

こういった種類の竹カゴですが、ベトナムでは広い用途につかわれており、バインミー(バケットサンドウィッチ)から砂利、ゴミと様々な物を運ぶために使われており、馴染みの深い道具なのです。

つまり、「ゴミ箱のイメージもあるけどゴミ箱じゃなくても変ではない」というイメージでしょうか。

 

***

 

ろうちょん近況:
最近こちらに転職しました、今更ながらオフショア開発って楽しいですね。 オフショア開発のLampart co,Ltd.

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