観光ガイドブック「歩くベトナム」を20km歩いて配る(1/3):スコール土砂降り編

観光ガイドブック「歩くベトナム」を20km歩いて配る(1/3):スコール土砂降り編

歩くっていいですよね!

将棋では「歩」が成ったものを「と金」と呼びますが、裏面に書かれた文字は「と」と読めるだけで、実際に「と」と書いてあるかは分からないそうです本当です。

いろいろな諸説があるらしい、調べてみてちょっと驚いた。

 

さて、私が住んでいるベトナム。
日本では考えられないことがいろいろあるものの、まー住んでしまえば日常です。
そこでよく忘れがちなんですが、よく考えたら多くの日本人の方にとっては観光旅行先なんですよね。

すると当然ベトナムを取り上げたガイドブックは数多くある訳で、その中でこういうものがあります。

 

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歩くベトナム。

ちなみに、「なんで畳の上にあるんだ」と聞かないでください。
だってうちに敷いているから、としか言えません。

さて、こちらは在住者の情報を元につくったということが売り文句のガイドブック。
実はこちらの最新版で、わたくしコラムを寄稿させていただきました。

 

あ、ちょっと待ってください、ほんのちょっと待ってください。
今、気付きました、本当にたった今気付きました。

 

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>ネット情報ではわからない在住者の目線でまとめました。

と、まぁ、ネット情報でも在住者目線たっぷりでお送りしているべとまるですがー。

 

本誌では全部で12のテーマでコラムを書かせていただいています。

 

・巻き起こる外資系ファーストフード旋風!変わるベトナムの食文化

・つかの間のセレブ気分、街中の観光に疲れたら2区へ行こう!

・遭遇したらラッキー!?白いアオザイを見つける方法

・露天風呂にカプセルホテル!?日本式ホテルが続々登場

・24時間コンビニが増加中 終わらないサイゴン・ナイトライフ

・よりディープなベトナムへ 旬な情報が集まるフリーペーパー

・賢く使ってお得に換えたい!ベトナム両替テクニック

・ショッピングモールに殺到中!経済をまわしはじめたベトナムの中間層

・ベトナム国内移動ならLCC!ただし、ときには我慢も必要です

・ハノイ郊外に新宿誕生?田んぼとビル群が共存するミーディン地区

・勘どころは私物アピール!入国審査での課税を回避するには

・道路は続くよ、どこまでも…。ハノイとホーチミンシティのプチトリップ

 

で、さて、こちらの関係者の方から「PRするなら10冊献本するよ」とお話をいただく機会がありまして。
PRはもちろんとして、ただプレゼントするだけというのも工夫がない。
なにかひとつ、ユニークな企画を立てなければ。

 

歩くベトナムというガイドブックをPRする企画…

歩くベトナムというガイドブック…

歩くベトナム…

歩く…

あ、そうだ、歩いて配ろう。

 

という訳で、事前にfacebookで希望者を募り、歩くベトナムをホーチミン市内を歩いて配ってきました。
これが、まさか、あんなに大変なことになるなんて…。

あと、言っておくと、この記事は三部作です(なんだかデジャヴ)。

 

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ホーチミン市内某所、朝9時。
そこに、三人の男が集まっていた。

 

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ぶんたろう「いよっしゃー!やりますよー!!」

 

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彼の名前はぶんたろう、ブンタウに住んでるからぶんたろう。
なんか、べとまるを手伝いたいって言うので呼んだ(適当)。

ちなみに日本人です。

 

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ネルソン 「いや、ちょっと待って」

 

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ネルソン 「なんで下駄履いて来てんの!?」

ぶんたろう「え?歩くと言えば下駄でしょ?」

ネルソン 「てめー舐めてんのか!!」

 

そして、もう一人は…。

 

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小寺さん「あ、お早うございます…」

 

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彼の名前は小寺さん、小さい寺の息子だから小寺さん。ではない。
この昨晩にぶんたろうと知り合ってしまったがために流れで合流した(実話です)。

 

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ネルソン「で、なんであなたもサンダルなの!?」

小寺さん「いやまぁ、大丈夫でしょ…」

ネルソン「どいつもこいつも!!」

 

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ネルソン「だらっしゃー!今日は長丁場やぞー!!」

 

そしてご存知、ネルソン。私です。

 

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ネルソン 「その前にお腹空いた…」

ぶんたろう「食べてきましょうよ!」

 

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朝ごはんを買う。

 

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近所のカフェで食べる。

 

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唐辛子を噛み砕きダメージを負う。

 

小寺さん 「いつ出発するんですか」

 

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ネルソン 「ただご飯を食べてる訳じゃないよ、歩く前にも準備が必要でね」

小寺さん 「あれ、何ですかこの付箋」

 

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ネルソン 「私の書いたコラムが分かるよう全てのページに貼ってます」

ぶんたろう「なるほど嫌がらせですね!」

ネルソン 「ちゃうわ!」

 

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という訳でいよいよスタート。
ここで、今更ですが、歩いて配るルートを紹介します。
住んでいない人にはピンと来ない話ですが、ホーチミン市は19つの区と5つの県で構成されています。

片道2時間以上掛かるクチトンネルすらも市内なので、そこまで含めるとかなり広大。
なのですが、本日回る区は、1区、3区、7区、BinhThanh区、PhuNhuan区。

地図で見せるとこんな感じ。

 

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えーと、一部とはいえ、全行程およそ20kmですね。
今はあまり真面目に考えず、日が暮れるまで頑張るつもりです。

さて、先を急ごう…。

 

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ここで妙な建物を発見。

 

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ATM予定地かなぁ。

 

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ぶんたろう「なんだこれ?(ガタガタッガタッ!)」

ネルソン 「やめろ壊す気か!!」

 

そう、ぶんたろうとまともに行動するのはこれが初めて。
誘ってみたものの、正直に言って人となりをほとんど知りません。
想像していたより粗雑な行動に一抹どころが十抹くらいの不安を覚える。

 

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小寺さん 「あ、ちょっと待ってください、このお店また来たいから写真撮っときます」

ネルソン 「撮らなくても来れるでしょ!!」

 

そう、小寺さんとまともに行動というか話すのはこれが初めて。
やばい、これは日が暮れるまで何処まで行けるのか心配になってきたぞ。
しかしよく考えるとこれは、一人で朝ごはんを食べていた人間が言うセリフではないのかもしれない。

 

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ベトナム人も外国人も問わず、ベトナムで徒歩を主な移動手段にする人は珍しい。
学生はバスか自転車、一般人はバイク、小金持ちはタクシー、金持ちは自家用車、という印象です。

それだけに歩いて初めて目にする光景や発見も多い。

 

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それは同時に、

 

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雨が降ると大変だ、ということにも気付かされる。

 

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えー!これは無いでしょ!!歩いて30分でこれはないでしょー!!!

 

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午前中からスコールが降ることは珍しいのだけど、降ってしまったものならしょうがない。
いつもなら適当なカフェで雨宿りを決め込むところだけど、これはともかく歩く企画です。

 

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一人目の方からのご心配に心が折れそうになるのを我慢して、

 

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雨がっぱを着て続行だー!

 

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当初はどうなることかと思ったけど、

 

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自分以上にスコールを意に介さない二人が頼もしく感じます。
ちなみにどちらの写真にも私の指が入っていますが、それだけ余裕がなかったということです。

 

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日本でも豪雨は鬱陶しいものですが、ベトナムではその道路の舗装のされなさっぷりが牙を剥く。
道路のあちらこちらにある凹凸に雨水が溜まって靴はびしょ濡れに…って、

 

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ネルソン 「下駄ええな!」

ぶんたろう「あ、だから言ったでしょ!」

ネルソン 「こんな状況、誰が想像できるんじゃ!」

 

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壁に描かれたファンシーな絵柄、小学校でしょうか。

 

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ネルソン 「珍種!」

 

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ぶんたろう「珍種だ!」

小寺さん 「珍種だ珍種だ!」

 

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ネルソン 「アート!」

 

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ぶんたろう「アートだ!」

小寺さん 「アートだアートだ!」

 

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これ、古いロッカーの塗装を引っ掻いて描いてるんですよ。
誰がやったのかしらないけど、すごいですよね。器物破損だけど。

 

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とかなんとかしている間に、さらに雨足が強くなってきました。
神様もべとまるの演出に手を貸してくれているようです、やめろボケ。

 

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なんかもう人工の波打ち際みたいになっています。

 

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というか本格的に道路がおかしなことになってる。

 

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なんだよコレ、

 

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車のCMの演出みたいになってるやん。

 

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もしくは平行のウォータースライダーって感じ。

 

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それも当たり前、雨がっぱを着込んでいる現地の皆さんも雨宿りをするレベルなのですから。
そんな中で突き進んでいく三人の日本人、まさか「ガイドブックを届けるため」とは誰も思うまい。

二重にしたビニールの袋に入れておいて本当によかった。

 

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耐え忍んで歩き続けます。

 

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ネルソン 「あぁ、遂に…あれやで」

 

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第一ポイント、到着!

 

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エントランスまでお出迎えいただきました、中島さんご夫妻です。
という訳で、「歩くベトナム」をお渡し!

 

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中島さん「こちら、お返しです!開けてみてください」

ネルソン「ありがとうございまっす!」

 

そして実は、希望していただいた方にはあるお願いごとをしていました。

なんでもいいからお返しをください、というものです。
それこそお茶でもなんでもいいと思っていたのですが(この豪雨で冷たいお茶だと嫌がらせだけど)…。

 

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ネルソン「これは…!」

 

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ネルソン「これは…!?」

 

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ネルソン「これはまさか…!!?」

 

まさかのタイミングで、続く。

 

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現在までのルート。

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