ホーチミンは街の至るところに団地があるのですが、日本ほどベランダに割いているスペースは少ない気がします。それでも年中暑い場所ですから、涼みたいときもある。ある日、なんとなく団地を見上げていると、とんでもない場所で涼んでいるおばちゃんを発見。いやいや、落ちるよ!?
ライター:ネルソン水嶋
公開日:2015/09/18
ベトナムで一軒家はお金に余裕のある象徴でもあるらしく、憧れる人は多いと聞いたことがある。
まぁ、そのあたりは、日本と同じかもしれません。
つまり、団地に住む人も多いという訳で、くすんだベージュ色の団地はいろんなところで見掛ける。団地に入るとあちこち吹き抜けになっていることが多く、スコールが降ると至るところでボタボタと雨水が落ちる。
この雰囲気がSF映画の金字塔と言われる「ブレード・ランナー」の世界観っぽくて、好きなんですよね。
観たことがない人には香港の今はなきクーロン城と言った方が分かりやすいかもしれません。
いや、どちらか一方を知っている人は両方とも知ってそうだよな…。
それで一年近く団地に住んでいたことがあるけど、あまりに小便臭かったこともあって引っ越した。
臭いの原因は明確で、一階から続く階段の踊り場で、ある母親が息子に立ち小便をさせていたから。
住人じゃねぇのかよ!帰ってしろよ!
住人全員が通る位置に立ち小便な訳です、そりゃ臭うわ。
とにかくホーチミンには(ハノイにも)、団地は多い訳です。
ある日、市内の超一等地の団地をなんとなく見上げたところ…。
とんでもないところでおばちゃん(?)が涼んでいました。
手すりも何もなし、あぶねぇだろ。
流石にこんな光景は初めて見たのですが、ベトナムにおいてはそうでもないんですかね。
繰り返しますが、ここは超一等地。
そんな場所にもしれっとあるローカル団地、まー団地の方が昔からあるのでしょうけど。