ますます近代都市化するホーチミン、コーヒー大国ではありましたが、いよいよアメリカ西海岸からスターバックスがやって来ました。世界的に知られているためか、少し覗くと越僑や外国人(主に欧米人)の御用達カフェになっています。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/02/02
ますます近代都市化するホーチミン、コーヒー大国ではありましたが、いよいよアメリカ西海岸からスターバックスがやって来ました。世界的に知られているためか、少し覗くと越僑や外国人(主に欧米人)の御用達カフェになっています。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/02/02
コーヒーっていいですよね!
カフェインは目覚ましの効果があると言いますが、太平洋戦時下の日本ではコーヒーに含まれるカフェイン量が現在の倍だったそうです嘘です。
さて、さて、さて…。
一ヶ月と半月!随分と長らくお待たせ致しました。
台湾旅行と日本帰国、重ねてサーバ移行もあってしばらく更新を休んでおりました。
台湾と日本では積もる話もあるので、次々回あたりか…ハッキリとは分からないけど近い内に書きたいと思います。ベトナムとは関係無いっちゃ無いんですけどねー。
そういう訳でドン!
ベトナムで第一号となるスターバックスコーヒーへ行って参りました。
カフェ自体はいくらでもあるベトナムですが、単独出資が出来ないという制約のため外資系の進出はあまり盛んではありません。
しかしスタバの存在自体はWebなどを介してよく知られているそうで、
この通り!行列が。
いや、でも、要らねぇだろ。
警備員、三人も要らねぇだろ。
一応14時オープンということでしたが、私が到着した頃には既に小出し小出しで人が店へ誘導されていました。
うーん、待たされる予感…。
案の定、後ろにも行列は続いており、ビールサーバーならぬコーヒーサーバーで試飲を勧めているご様子。
この時期はホーチミンでも最も涼しい季節とは言え、日本の夏とそれほど変わらならい熱光線が降り注ぐ。
実際に友人も行列に並んでいる途中でリタイヤしていたそうで、せめて味を知って貰うという意味ではいいサービスなのかも知れません。
が!これでもネタのために来たんです。
ハッキリ言ってスタバに何の興味も無いけれど(!)、話題性という意味ではこれほど上質なネタもそんなにありません。
オフィスが近所だったので、一緒に連れ立って貰った遠藤さん。
彼が何故、焦点も合わず無表情なのかは分かりません。
遠藤さんも写真を撮らせてください、私はそう言っただけです。
四ヶ月振りに会いましたが、こういう人ではなかった筈です。
もしかしたら四ヶ月の間に、寄生獣に取って代わられたのかも知れません。
この通りはホーチミン市内でも大きなロータリーにあり、交通量で言えばかなり条件の良い立地にあると言えます。
私にも試飲ガールがやって来ました。
一口飲むと…あめぇ!!
いや、やはりここはベトナム、当たり前といえば当たり前なんですが。
ただ、他の外資系カフェであまり甘いと感じた覚えが無いので、こうしてプロモーションを掛けている辺りからもベトナム人の客層を意識してるのかも。
標識の足元には空のカップがひとつ。
行儀が悪い、とは言いません。むしろ…。
ベトナムではポイ捨てはもはや文化・習慣のひとつ。
ローカルの飯屋で食事をすると、足元には野菜だのティッシュだのが散乱しています。
その上で矢継ぎ早に試飲を勧めている中でたったひとつ、しかも御行儀よく標識の足元に…なんて!標識の足元になんて!!
ここは場所柄ということもあるんでしょうが、それを差し引いてもモラルの良い人達が集まっているのかも知れません。
見上げるとこの堂々としたスタバ。
私にとってスタバのイメージは、サラッと街に溶け込みチラッとこの人魚のマークを見せている感じ。
それを覆すかの様な…
スタバ「俺やで!!」
スタバ「ホーチミン初のスタバとは俺のことやで!!」
というくらいのドヤッぷり。
ベトナム(特にホーチミン)的なプロモーション観を象徴しています。
更に待っているとリーフレットを渡されました。
メニューについて色々と説明が載っている様です、が、
暑い中でベトナム人に渡したらこうなります。
こうなる訳って、まー俺もしてるんだけど、そもそも坊主だし茹だっちゃうしね。
ベトナムといえば笠帽子ってのもすごく納得出来る絵ですね。
やっぱりあれはベトナム人の彼らにとって日を除ける究極の形なんだ。
興味深いのが、このヨーロピアンのお姉ちゃんは団扇の様に扇いでます。
髪、金色だからなー、熱が籠もりにくいのかも。
我々黒髪のアジア人と違って涼を取る方法がこうハッキリ違うと面白い。
列に並ぶ訳でもない、ギャラリーも増えてきました。
なんとなくヨーロピアンが多い…。
スタバ「オイ!そこの坊主頭!スタバは俺やで!!」
列が進むにつれてズイズイと近付いてくるスタバの人魚マーク。
店先にはテラス席がポコポコと。
今は行列に寄り添う様に並べられたパラソルも、普段はこのテーブルの上に配置されるんだろう。
ミルコ・クロコップも来てました。
遠藤さん「近くのジムの、ただの人だね。」
ネルソン「へぇ~。」
やっと店の前まで…あぁ、やっと冷房が効いているよ。
ぐぐーっと「く」の字に曲がった行列、まだまだや…。
うん、スタバです。
紛うことなきスタバです。
そりゃそうだ、スタバじゃなかったらこの行列も暴徒になるわ。
ガラス張りになった壁側には、にらめっこが出来るソファ席もあります。
トム・ハンクスとロビン・ウィリアムズを足して2で割った様なヨーロピアンもいました。
おそらく、本当に足して2で割ったら全然似てないと思います。
彼はこの後もこのジェスチャーを五度ほど繰り返していました。
スーツの半分、千切れるぞ!
お、気が利くじゃなーい!次はパンか!
もぐもぐ、ごく。
うん、まぁまぁ。
よっしゃ!
写真は撮れたし、物も食べれたし、帰ろうかな!!
スタバ「俺や…えっ!もう帰るの!?何で!?」
いや、スタバは帰国した時に三回は行ったし…味も知ってるし……。
スタバ「すぺぺぺぺーっ!!」
外に出ると相変わらず行列が出来ていました。
この行列、夜でも変わらず絶えなかったとのことです。
そして、私もなんだかんだで40分は並んでいた様でした。ディズニーか。
明日明後日と、まだまだ混雑は続くかも知れませんね。
来週以降から落ち着いてくると思うので、気になる方は行ってみてください。