ベトナムは日本に比べておおむね物価は安い!美容院(カット代)もそのひとつ。免許制ではないとのことで技術は試してみるまで分かりませんが、そこそこちゃんとした美容院でも500円くらいで満足にカットできます。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2012/05/22
ベトナムは日本に比べておおむね物価は安い!美容院(カット代)もそのひとつ。免許制ではないとのことで技術は試してみるまで分かりませんが、そこそこちゃんとした美容院でも500円くらいで満足にカットできます。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2012/05/22
美容院っていいですよね!
カリスマ美容師という言葉が一時期流行りましたが、あれはキムタクと常盤貴子主演ビューティフルライフというドラマの放送前に電通が仕込んだステマなんだそうです嘘です。
目次
ベトナムへ来て一ヶ月くらいで「そういえば…」と気付くことが「伸びた髪を何処で切るか」です。
日本人が経営しているところはあるんですけど、やはり日本での値段と大して変わりないと思った方がいいでしょう。
また、路上でイスを置いて壁に鏡を掛けたどローカル床屋もありますが、当然、仕上がりはそれ相応の覚悟を持った上で臨まなければなりません。
そこで今日は、ローカルの「ちゃんとした」美容院へ行って来ました。
流石にカットして貰いながらの撮影は無理があるため、今回はある青年に色々と協力して貰うことになりました。
同居人の小原さんの会社「ハバタク」に、インターンで来ているザックです。
ちなみに、彼は今日、あくまで撮影するだけで髪は切らないそうです。
なお、小原さんは今回の記事の最後辺りに初登場します。
一応、この日は土曜日です。>ハバタクの皆様
ネルソン「べとまるを見ている皆さんに一言。」
ザック 「…。」
というキャラです。
俺です。
ビフォア&アフターを分かり易くするため、全く髪型をセットしていません。
いつもはこんなのじゃありません、本当です。「嘘だ」っていう人は頭がおかしい。
そういえば、まともに顔出すのって初めてですよね。
このように地味糞野郎です、誰が地味で糞で野郎だコラ!
ヘルメットを被るとペッタンコになってしまうので、今日はバイクでなくタクシーで目的地へ向かいます。
そのうちまとめますけど、ホーチミン市内でのタクシーは、VINASUNかMAILINHを使ってください、9割方安心です。9割方ね。
ネ「そういえば、ビフォア撮ったっけ?」
ザ「撮りましたよ。」
ネ「ん~、念のため撮っとこうか。」
ザ「はい。」
僕は世界で最も坊主が似合う男だそうで(夢の中で死んだおじいちゃんが言ってました)、こっちへ来る時も忘れずにバリカンを持って来ました。
ヒゲを剃る時も三分刈りに合わせるとこれがなかなか働き者で、頭から顎まで頭部全体を撫で回すだけでサッパリするので重宝してたんですが、突如としてどれだけ充電しても5秒しか動かないポンコツバリカンに成り下がってしまった。
再び新しいものを買い直して坊主にしても良かったんですが、こうしてローカルの美容院へ行ってみるためにずっと養生してたんですよね~。
ネ「そういえば、ビフォア撮ったっけ?」
ザ「…撮りましたよ?」
ネ「逆光で写ってないかも知らん。リスク・マネージメント(危機・管理)、や!」
ザ「…はい。」
目的地付近に着きました。さぁ降りましょう。
ネ「そういえば、ビフォア撮ったっけ?」
ザ「…撮ったじゃないですか。」
ネ「帰りにカメラ落とすかも知れん。リスク・マネージメント(危機・管理)、や!」
ザ「…。」
直後に、僕達を美容院へ連れて行ってくれるという友人と合流。
この方についてもまたいずれご紹介したいと思います。
友人「ここ真っ直ぐ行った市場辺りらしいから、また後で合流しよう。」
ネル「はい~。」
てくてく歩く。
ネ「暑いなぁ…。」
ザ「暑いですね…。」
ネ「あ!なんかラブホみたいな建物ある!」
ザ「ほんとだ。こっちじゃ歴史的なものかも知れないですね。」
ネ「そういえば、ビフォア撮ったっけ?」
ザ「既に撮っ ネ「リスク・マネージメント(危機・管理)、や!」
ザ「 」
まぁそんなくだらないことをしている内に美容院へ到着しました。
(でも、本当はしていません。ブログをちょっとでも面白くしようと捏造しました。
仮に面白くなくとも、皆さんはそんな僕の影の努力を褒めるべきかな?と思います。)
TÓC VIỆTというお店だそうです。
店名より「Welcome」が倍ほど大きい斬新な看板。
店内へ入ってみると…
ちゃんとしてるー!ちゃんとしてますよコレ!!
ベトナムで髪を切ると言えば大体「路上・イス・鏡・おっさん」のイメージだったので、これは驚き。
洗練された空間デザインとは言いませんが、置いてある設備からして技術的には安心できそうです。
土曜日だからか結構混んでいる様で、1時間ほどの待ち。
日本のヘアカット雑誌も置いてありました、2009年モノだけど…。
何を参考にしているかよく分かります。
待っている間、ザックが持ってきたサンクチュアリを読んで暇を潰す。完全なる床屋ノリ。
ネ「ザックは切らんねんな?」
ザ「はい、俺は様子見です。」
そうこうしている内に僕の順番が回って来ました。
イケメン「(ベトナム語で)何にします?」
ネルソン「デプチャイ(男前)でお願いします。」
イケメン「(微笑)」
ネルソン「(当惑)」
それはそうと「イケメン」と「ネルソン」って字体が似てますね。
「まな板の上の鯉」状態です。
さぁ~、どうにでもしてくれや!!
ヴィ~~~ン
ふんふん
ヴィ~~~ン
あ、あれ…
ヴィ~~~ン
こいつバリカンしか使ってなくね!?
ある意味、すごい。でも、ハサミ、使え、なんとなく。
という訳で大体20~30分程度で終わりました。早かったです。
普通の顔をしていますが…
頭の中では…
思った以上にまともな髪型なので…
どうやってネタにしようかと悩んだ末…
顔芸に頼るという最低な行為を犯してしまいました。
と思ったら暗い!
暗過ぎるなんだコレ!!
これじゃただの気持ちの悪い死後硬直や!!!
しかも後ろのお姉さんはなんでちょっと怒ってる風なの…。
何にせよこれでカットは完了です。
ネ「よっしゃザック、帰ろか~。」
てうわ切ってるしいいいいいいいいいいい!!!!
ネ「え!切ってるやん!どうしたん!」
ザ「…実は俺、生まれてからずっと母親に髪を切って貰ってたんです。ベトナムへ来たのも、そんな甘えた状況を何とか変えたいと思ったことが理由の 一つで…。でも俺、今日のカットで何かが変われる気がします。いや、変えるのは俺自身なんだ!『変わる』と心の中で思ったならッ!その時スデに行動は終 わっているんだッ!!」
といったことはザックは全く言っておりません。
この表情を見ていると僕の頭の中で脳内再生されただけです。
ただ、彼がジョジョ好きであるということは、紛れも無い事実です。
サッパリしたザックです。眠そうですね。
キリッ
ねむ…
キリッ
このあとで、「ズボンに髪の毛がいっぱいひっついた」と、
店員さんからガムテープを借りてペタペタやっていました。
「ちょっと失礼じゃねーか…」とハラハラしながらもなんだかんだで僕も写真を撮る。
で!お会計です!
なんと9万ドン!
日本円にすると大体345円です、やっすうううううういいいいぃぃぃやっほううう!!
どうでしたか、ローカルのちゃんとした美容院。
多分無駄なことをたくさん書いた様な気がします。
そう思ったら教えてください、直すから。直さねーよ。
ベトナム語を話せない人が髪型を伝えることに苦労することは避けられませんが、
それでも345円というプライスはとっても魅力的じゃあないでしょうか。
最後に、お店の情報をまとめましょう。
店名は、TÓC VIỆT。
住所は150 Lê Quang Định, P.14, Q.Bình Thạnh。
料金はカットのみで8万VND~。パーマやカラーは問い合わせてみてください。
サイトURLはhttp://tocvietpro.com/。
注意点は、日本語は通じないということ。
英語が話せるスタッフも、いたとしても全員ではなさそうです。
(今回は、日本語の話せるベトナム人とベトナム語の話せる日本人という、最強の布陣でサポートして貰いました。)
なので通訳になってくれる人を連れて行くか、もしベトナム語に多少の覚えがあるのであれば髪型のサンプル写真を持って行くといいでしょう。