ベトナムの洗車屋では100円でバイクを丸洗いできる - べとまる

ベトナムの洗車屋では100円でバイクを丸洗いできる

洗濯っていいですよね!

昭和30年頃の日本に登場した自動洗濯機ですが、発売当時は洗濯機用の粉末状洗剤というものが存在せず、石鹸をハサミで小さく切り分けて使っていたんだそうです嘘です。

 

シェアハウスメイトの紹介とバイクの洗車

僕と、ちょこちょこ登場するミッツを含めて、全員で四人で暮らしているシェアハウスですが、一人だけいたりいなかったりする住人の方がいます。

 

小原さんです。

 

彼はハバタクという会社を経営しており、東南アジアエリアを回っているため1~2ヶ月部屋を空けることもしばしば。

 

なお、ハバタクの事業については、小原さんの言葉を借りたところ、日本人や日本企業が国境や世代・組織などの既存のボーダーを越えて活躍するための支援をする。

 

だそうで、更に詳しく知りたい方はこちらのホームページをご覧下さい。
近頃は雑誌やラジオなどメディア露出も増え、ご活躍されている様です。

 

さて、それでは本題。

 

それだけの期間もホーチミンを離れると、部屋に関してはそんなに汚れるものでもないし、メイドのおばちゃんが定期的に掃除してくれるのですが、他の「あるモノ」が汚れることだけはどうしても避けられません。

 

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 二週間の日本出張から戻ってきた小原さんと、そのバイク。

 

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一見だとヒスイ色が渋いスーパーカブですが、

 

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後ろのシートを…

 

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スッ

 

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ツツ…

 

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ツツツー…

 

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この通り、とんでもなく汚れています。たった二週間で、です。

 

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ドライバーシートだって例外ではありません。
このベトナム、三人に一人という世界一位のバイク保有率を誇っており、それだけにホーチミン市内の空気は日本とは比べものにならないほど汚れています。

 

このカブを購入する前、外を歩いていると道中で理想に近いバイクを見つけては、

 

小原さん「あれあれ、ああいうの欲しいんですよ。ネルソンさん。」

 

というセリフを僕は10回以上は聞いていました。

 

そして遂に手に入れた理想のバイク。が、すぐに出張へ行かねばならない。
さぞかし、ホーチミンに戻って来たら思う存分に街中を乗り回したかったことでしょう。

 

なのにそのバイクが埃まみれ…だと……そのショックたるやきっと並々ならぬものだと思われます。

 

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 ほら、見て下さい。

 

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 これが世で言われるところの、

 

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 死んだ魚の様な目というやつです。

 

小原さん「そういえば、近所に洗車できる場所がありましたよね。」
ネルソン「え、そうでしたっけ。」

 

バイクを洗いに行こう!すぐ近所だから。

間違いなく絶対にあったということで、この汚れに汚れ切ったカブを洗いにいざ洗車屋へ。

 

早速エンジンをかけます。

 

ドルン!

 

ドルン!

 

ドルン!

 

小原さん「掛かんないっすね…」

 

ドルン!

 

ドルン!

 

ドルン!

 

小原さん「こいつー…」

 

ドルン!

 

ドルン!

 

ドルン!

 

小原さん「あかん…」

 

製品の質なのかどうか分かりませんが、ベトナムのバイクとは往々にしてエンジンが掛かりにくかったりします。

 

おっさん「これくらいのおにぎりを知りませんか?」

 

ここで通りすがりのおっさん見参。
ベトナム語が聞き取れなかったのでセリフは適当です。

 

ちょっと俺に貸してみろと言わんばかりにカブに跨がるや否や、

 

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ドルン!

 

ドルン!ド…

 

ドッドッドッドッドッドッドッ!

 

おぉ、掛かった!
一体何が違うのか毎回疑問に思いますが、通りすがりのおっさんにやって貰うと間違いなくエンジンが掛かります。

 

おっさん「これくらいのおにぎりを知りませんか?」

 

そう言っておっさんは去って行きました。
ベトナム語が聞き取れなかったのでセリフは適当です。

 

小原「じゃあ行きましょう」

 

ドッドッドッドッドッドッドッ!…ベタンッ

 

これは…

 

ベタンッ

 

もしかして…

 

ベタンッ

 

パンクしとる!!

 

止むを得ず、近所のバイク修理屋へ向かいます。
と言っても徒歩30秒程度、ウチは本当に地味に便利なのです。

 

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カブを引っ張って修理屋へ。

 

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 なまじ夕方なので背中に哀愁が漂います。

 

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 あ!こら!邪魔しないでくださいね!!

 

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修理屋へイン。

 

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チャチャッと修理開始。
路上で物を売る人も多いベトナム、こうした座り方は至るところで目にします。

 

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修理屋の内観。
こう機材でゴチャゴチャしてると大友克洋の世界観を思わせますね。

 

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モノクロにすると随分と雰囲気が出る。

 

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玄関先に…ニ、ニワトリ!?

 

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待て…こいつよく見ると、

 

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ひ、紐で繋がれてる!

 

飼ってんの?飼ってんのコレ!?
バイク修理屋の前でニワトリを飼ってんの何でー!!?

 

もしや朝の目覚まし時計代わりにでも使っているのでしょうか、用途は分かりませんが場所が場所なのでとんでもなく汚れています。

 

しかもよく見ると、

 

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 エサはフォーの食べ残しらしい。

 

そうこうしている間に10分程度で修理は終わり、というか空気が入ってないだけという診断が下って、いざ洗車屋へ。

 

まるで江戸時代の銭湯のように洗われるバイク。

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預けられたバイクを、

 

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奥の洗車スペースへ移動させます。

 

ちょっと覗くと、

 

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思った以上に、

 

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丹念かつ丁寧に洗ってくれている様で、

 

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バイクというより人の身体を扱っている様です。

 

銭湯でお客さんの身体を洗う「三助」っていう職業がありますけど、丁度あんな感じ。
そして余談ですが、現存する三助は東日暮里にある銭湯にいる一人の方だけだそうですよ。

 

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店前の通りは週末の夕暮れ時ということもあって交通量も比較的少なめで穏やか。

 

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本当に、

 

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俺のカブは綺麗になるのかと、

 

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小原さんは疑いの眼差しを向け続けます。

 

それからおよそ10分ー、

 

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バーン!

 

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バババーーン!!

 

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ズババババァーーーン!!!

 

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なんということでしょう、

 

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あれほど沈んでいた小原さんの顔が、

 

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ショウウィンドウ越しのトランペットを見つめる少年の様に!

 

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磨き上げられたカブに、

 

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もう離さないよと抱きつく小原さん。

 

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これで今夜は、

 

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いい夢見れるネ!

 

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はい、終わりですよ。

 

 

ちなみに料金は、12,000ドン(45円程度)でした。

いくら何でも安過ぎねーか!?と思ったのですが、何しろ保有率が世界一位、薄利多売なのでしょうね。

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