ブンチャーって本当に日本人も安心して食べられるつけ麺ですよね。ハノイが本場ですが、ホーチミンでも食べられるお店があるにはあります(というか、ブンチャーハノイって名乗ってるけど)。あとここ、春巻きも美味しい。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/10/21
ブンチャーって本当に日本人も安心して食べられるつけ麺ですよね。ハノイが本場ですが、ホーチミンでも食べられるお店があるにはあります(というか、ブンチャーハノイって名乗ってるけど)。あとここ、春巻きも美味しい。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/10/21
アブドラ・ザ・ブッチャーっていいですよね!
「黒い呪術師」と呼ばれたカナダ出身のプロレスラー・ブッチャーですが、彼の来日回数は140回を超えており、歴代外国人レスラーの中でも最多だそうです本当です。
じゃなくて、ブンチャーです。
ミー、フォー、フーティウ、バインカン、ベトナムでは豊富な種類の麺類があります。
その中でもよく食べられているもののひとつが、米粉を使ったブン。
それに「混ぜる」を意味する「チャー」がくっついてブンチャー。
ベトナム式混ぜそば…というよりつけ麺に近いですね。
実を言うとブンチャーはハノイ料理。
でも、私の住むホーチミン市でも美味しいブンチャーが食べられるお店があります。
それがここBún chả hà nội 26。
『26番地のハノイのブンチャー』…やべぇ、そのまんまの名前にもほどがある!
とはいっても、ベトナムのお店ってこういう単純なものが多いんですよね。
麺+番地とか、カニ+番地とか、名前にオリジナリティを込めない傾向があります。
何せ直訳すると「美味しいレストラン」っていう名前のお店もあるくらいだし。
俺のイタリアンならぬ俺のバインセオとかあるんじゃないの。下ネタかよ(違います)。
店内は細長の、至って普通のよくある民家。席数も余裕を見るなら10席程度でしょうか。
これがメニュー。
定番メニューであるブンチャーを筆頭に色々とあるようです。
店員「おい!」
ネル「え…撮っちゃダメだった!?」
店員「どうせならこっち撮って。」
ネル「う、うん。」
変わんねーじゃん…。
定番のブンチャーと、勧められたチャオゾー(揚げ春巻き)を頼みます。
ネル「ほな、ちょっと写真撮ってくるわ。」
友人「うん。」
タンッ!タタンッ!!
えっ!うわっ…もう来ちゃった!?
時間にして30秒も経っていないよ!
ランチタイムの吉野家でももっと掛かるよ!
ま、まさかの作り置き!!?
真相は分かりませんがそれでも正直美味そうです。
ブンチャーのタレは、ヌクマム、レモン汁、砂糖、そしてニンニクと唐辛子とカブが入っています。
そこに、角がちょっぴり焦げるまで炙った豚肉とつくねをぶっこむ。
ベトナムの食卓には欠かせない香草もどっさり、適当なタイミングで付け合わせます。
ベトナムの人達がスリムなのはこういった食文化にも起因していると思っていいでしょう。
食べ方は、お皿にブンを入れて、
タレをぶっこむ!…私の盛りつけセンスには目もくれず、口の中へとかきこみましょう。
パク パク モグ モグ ング ング ゴックン。
うめぇわ。
ベトナムのローカル料理って美味しいは美味しいんだけど、何か物足りなさを感じものが多いのです。
ボ リュームではなく、米が割れているとか、プラスチック製の皿とか、そういうところで腹以外に精神的充足が足りない。しかしこれは、(プラスチック皿である ことには変わりないけど)麺と肉っていうシンプルさゆえか食べごたえがあります。甘くてほんのちょっと酸っぱいタレと、香ばしく焼けた豚肉の旨みが口の中 で調和して、米粉のブンが腹持ちを良くします。
まぁ、何でこうしてウダウダと味の感想を書いてるかってーと、実は食べてる自分の写真を撮り忘れちゃったんだよね。やっぱり人が登場しないと、誰でも書けるとまで言わないけど、オリジナリティのうっすいブログになっちゃうね。反省です。
***
そんなブンチャーとは全然関係無い自省で締めくくって今日の記事は終わりだよ。
お店の場所はこちら。
26 Lê Thánh Tôn, Bến Nghé, Quận 1, HCMC
Phở2000というフォーチェーン店脇のHẻm(路地)を進んで突き当りにあります。
マジで結構イケますよ。あ、チャオゾーも美味しかったよ。