中秋は日本の十五夜と同じです。ただ、楽しみ方はかなり違うようで…まるでハロウィンと縁日の融合体!みんなベネチアンマスクや仮面を被り、露店が立ち並ぶ通りを歩きます。日本人的に不思議と心躍る光景。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/10/09
中秋は日本の十五夜と同じです。ただ、楽しみ方はかなり違うようで…まるでハロウィンと縁日の融合体!みんなベネチアンマスクや仮面を被り、露店が立ち並ぶ通りを歩きます。日本人的に不思議と心躍る光景。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/10/09
十五夜っていいですよね!
「I love you」を「月が綺麗ですね」と和訳したのは夏目漱石ですが、その言葉が初めて登場した作品は源氏物語だそうです嘘です。
日本で言えば「十五夜」と呼ばれる季節、ベトナムでは「中秋」と呼ばれ祝う習慣が根付いています。
他にも、中国、台湾、韓国で同じく月に関連した行事があるそうです。
さて、先日の北村さんを連れたプレ移住ツアーの日は正にその中秋ど真ん中(9/21)でした。
ベトナム人の友人から「中華街で中秋を祝う場所があるよ」という情報を聞きつけて現場へ向かうことに。
ホーチミン市内の5区、6区、10区と11区の一部は、「チョロン」…「chợ lớn(大きな市場)」と呼ばれるベトナム最大の中華街が形成されています。その起りは1778年にビエンホアという省都に住んでいたホア族という華人が住み始めたことにはじまり、1950年にサイゴンと統合されて今に状態に至ります。
かつてはサイゴンと対を成す一大地区だったと考えると感慨深いですね。
ちなみに住所にこそ表記されませんが、今でもなおチョロンという呼び方は残っているようです。
さて、そろそろ教えてもらった通りの近くだけど…
す、すげー賑わってる!!
まるで日本の縁日のようです。
中華色の強い提灯や、
蝶々をかたどった飾り付けを見掛けます。
あれはもしかして…
ドラえもん!間違いなく無許可やろう。
お前に至ってはそもそも何や。
やはり中華街というべきか、中国雑技団チックな顔の提灯もあります。
“山神 God of mountain”…ご丁寧に説明されても。
用途は分かりませんが、小学校低学年の時に作るレベルのクオリティです。
というかこれほんまに授業でつくったやろ。
それはそれでいいことだと思うけど…売るな売るな。
チャリティーかな?だったらごめん。
ちなみに決して余裕の無い道幅ですが(というかただでさえ混雑していますが)、車通りは変わりません。
出店が並ぶ通りは一本だけではないようです。
なんとなく、というかかなり、台湾の夜市に雰囲気が似ているなぁ。
ん?
仮面舞踏会!?
そう、どうやらこの中秋のお祭り。
ベネチアンマスクやウサ耳カチューシャを被っている人をよく見掛けます。
上海に四年間留学していたことがある加藤さんいわく、「中国にこんなの無いよ!」と。
日本はもちろん、中国・台湾・韓国でもそのような習慣はなくベトナム独自のものだそうです。
まぁ、だとしても鼻メガネはねーよ。
装飾品があると撮影ポーズにも気合が入ります。
「撮れ!我々を撮れ!と撮影チャンスを頂きました。本当に有難うございます。
おー!この子は可愛い!もはや反則レベル!
ちょっと手、下げてもらっていい~?
うわ!全然笑ってねぇ!!全っ然っ………笑ってねぇ!!
ちょうど加藤さんのオフィスを訪問した後だったので、お二人もマスクを着けて撮影します。
このあとで「海士町のお土産にします!」と言って3個ほど購入していた北村さん。
ベトナム土産と言ってベネチアンマスクを渡された友達の反応はどうだった?
そんな訳で、中秋のお祭りはなかなか楽しめました。
上海に四年間留学していた加藤さんによると中国はこんなじゃないと。
ベトナムでは中秋が子供のための行事である傾向のようですが、最近ではハロウィン化しているようです。
最後に、いきなり肩を叩かれてつい声を出してしまった北島三郎を張っておきます。
北島三郎で検索してこのサイトに辿り着いた方がおられましたら時間の無駄です、誠に申し訳無い。