ワンタンメンと言えば中華料理?という感じですが、ベトナムにもシッカリと根付いて一品として確立しています。特にここ、屋台のそばにプラスチック製のテーブルとイスを並べただけですが、それでも50円って安すぎる。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/12/19
ワンタンメンと言えば中華料理?という感じですが、ベトナムにもシッカリと根付いて一品として確立しています。特にここ、屋台のそばにプラスチック製のテーブルとイスを並べただけですが、それでも50円って安すぎる。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/12/19
ワンタンっていいですよね!
インスタントのワンタンメンといえばエースコックが有名ですが、ここベトナムで即席 麺業界一位の座を誇っているエースコックは、日本と違って商品パッケージに豚のマスコットキャラクターを使用していません。これは、ベトナムでは豚が不潔 なものとしてのイメージが強いからだそうです嘘です。
ご覧になられている全ての豚さん、ごめんなさい。使ってないのはほんとだよ、コックさんがマスコットです。
ワンタンはベトナムでもよく見る食べ物で、特に日本のワンタンメンに当たる『Mì hoành thánh(ミーホアンタン)』は、フォーと並んでよく食べられるものだと言ってもいいでしょう。
公私ともに仲良くしている(公って何だ?)塩川さんが代表を務める、有機無農薬農業を営むニコニコヤサイのオフィス近くにはなんと10,000ドン(49円程度)のミーホアンタンが食べられるお店があると聞き、早速行ってまいりました。
21時前、塩川さんと、べとまるでもお手伝いいただいている荒木さんとやってきました。
それにしても塩川さん、えらい眉間にしわを寄せています。完全にすごまれています。
塩川さん「何でネルソンさんの取材にワシがついて行かなあかんの?」
のっけからひどいことを言われた。
が、てっきり塩川さんもまだ夕飯を食べていないと思って誘ったら既に済ましていたようです。
いや、じゃあ何で来たんだよ!
と言いたい気持ちを抑えてミーホワンタンを待ちます(まぁ言ったんですけど)。
なお、後ろに見える屋台が、一杯10,000ドンのミーホワンタンを生み出す厨房です。
ベトナムではこうした路上に屋台を出すお店が多く、家賃も掛からないことから安いのね。
ちなみに写真にはあまり写っていませんが、周辺にはゴミや麺が散乱しています。
散らかすだけ散らかして営業終了と共にホウキで履く、これがベトナム路上屋台の本来あるべき姿。
ベーン!
う、うまそうじゃないか!
1.5玉はありそうなボリュームの麺に、ごまかしじゃない大きさのワンタンが4つ。
上には青ネギ・もやし・焦がした玉ねぎとニンニクが散らされていて食欲をそそります。
ネルソン「とりあえず麺を引っ張り上げてみてよ」
塩川さん「こうか?」
荒木さん「雑!」
ネルソン「汚い!」
塩川さん「何でネルソンさんの取材をワシが手伝って怒られなあかんの!?」
ネルソン「一理あるよね」
ネルソン「いっひゃひゃっきまーふ!」
ゾボッゾボボボボボボボボ!!
チュルンッ!!
マインッ!!
この麺、少し固さが残されていてかえって食べ応えがある。
スープはやはり味の素ベースだが、焦がし玉ねぎとニンニクも香ばしい風味が一役買っている。
何より、これで10,000ドンはかなりお得。
ミーホワンタンでもコムタムでも、ここまで安く食べられる一品料理を俺は知らない。
テーブルの上には、後乗せ用の唐辛子などが置かれています。
一般的な日本人の舌にとっては大抵後悔することになると思うけど。
このお店、本当にこじんまりとやっているところなので場所は公開しません。
だって、日本人のお客さんが増えると値段が上がってしまうじゃあないか…。
気になる人は聞いてください。
そこそこ日本人が多く住んでいる地域です。