べとまるといえば、これかダチョウというくらい、過去最も賑わった記事です。入店を断られた理由はひとつで、「店内にすでに本物のドナルドがいたから」。ちなみに彼、日本人だったそうです。日本語喋ってました。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/02/09
べとまるといえば、これかダチョウというくらい、過去最も賑わった記事です。入店を断られた理由はひとつで、「店内にすでに本物のドナルドがいたから」。ちなみに彼、日本人だったそうです。日本語喋ってました。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/02/09
目次
ハンバーガーっていいですよね!
ハンバーガーの名前の由来でもあるハンバーグ。
さらにこの名前は、ドイツのハンブルクで流行したからだそうです本当です。
つい昨日、2月8日付のYahoo!ニュース。
マックが1号店=ベトナム、進む市場経済化|Yahoo!ニュース
こちらでも報道されている通り、ベトナムのホーチミン市でベトナム初のマクドナルドが生まれました。
ベトナムにおいてマクドナルドの存在自体はベトナム国外育ちのベトナム人(越僑)の方のお陰もあってよく知られているらしく、現地でもテレビやラジオなどのメディアで賑わいを見せております。
そして注目すべきは、現地ではかなり珍しい24時間営業。
商業都市とはいえ一時は静まり返るこのホーチミン市の夜を変えんとする、挑戦的な営業スタイルです。
ベトナムは、牛はともかく、豚や鶏が美味しく、そしてフランスが持ち込んだパン文化があります。
ハンバーガーの食材としては不自由しなさそうですが…果たしてどのような展開を見せるでしょうか。
ま、さて、そんな訳で、新しい風に活気づくホーチミン市。
ベトナムの現在(いま)をお伝えするべとまるとしても取材しない訳にはいきません。
もちろん行ってきましたよ!
ドナルド・マクドナルドの格好で。
ドネルド「やぁ、僕の名前はドネルド・マクドナルド!気持ち悪いでしょ!」
もちろんこんな衣装一式を、マクドナルド自体が無い昨日までのベトナムで揃えられる訳がありません。
服装、カツラ、メイク、何から何までそれぞれを現地調達しました。
その詳細はまた後日お伝えします。というか、自分でもこんなに気持ち悪くなるとは思ってなかった。去り行かないで、僕の個人的な友達。
ここはマクドナルドから300mと離れていない場所、バイクで向かいます。そこで巨大資本の手先(の偽物)とはいえ道交法を守るべくヘルメットを被るのですが、
赤アフロ、
はみ出しまくり。
ちなみにこの後、背後にいる西洋人のご家族に写真を撮られる。
すげー笑うお父さんとは対照的に子供が引いていました、仮にもピエロなんですが。
それではレッツラゴー!
ここからは同行した方が連写してくれたので、なるべくそのままお楽しみいただきたいと思います。
ドネルド「いや~、この通り、人とバイクでパンパンですわ」
マクドナルドの周辺はもはやお祭り騒ぎ状態。
ベトナムの店舗ではバイク文化に合わせてかドライブスルーがありますが、通常の入店も行列ばかり。
周辺では、
Tシャツや、このほかマグカップなどのノベルティも販売しておりました。
とりあえずMのポーズ。
オープン初日だけあってマクドナルド側も気合は十分。
本国のアメリカから?カメラマンが来ていました、というか本店に報告されるのか、されちゃうのか。
同行者 「ネルソンさん!」
ドネルド「ん?」
同行者 「あそこに…本物が!本物がいます!!」
ドネルド「え?」
ドネルド「まっ…」
ドネルド「マジや!!」
こ、このままは…次元の歪みが生じてビッグバンが起こってしまう!
さぞかしべとまる的に面白おかしい展開に(じゅるり)…
その時である!!
????「ちょっと待ったぁー!!」
ドネルド「え?」
スタッフ「何やってんの何やってんの何やってんのあんた何やってんの!!」
ドネルド「すごい剣幕でマネージャーっぽい姉ちゃんが…怒られる!?」
マネージャー「あなた、とてもナイス!ナイスだわ!!」
ドネルド 「あらっ、意外に歓迎…?」
マネージャー「でも、店内には本物がいるの(やめろ)」
ドネルド 「うん」
マネージャー「二人のドナルドがいたらお客様が混乱するでしょ?(要するにやめろ)」
ドネルド 「じゃあ、メイクだけにするから…」
マネージャー「今、水を持ってくるから洗い落としてね!(だからやめろっつってんだろ)」
ドネルド 「うん」
という訳で、
二人のドナルド・夢の共演どころか、
まさかの店内に入ることすらままならぬ…企画中断。
メイクをひっかけ滴った液体が、まるで悲哀の涙のようです。
というか、もう乾いてお肌パリパリです、あとちょっとで『IT』を超えられるほどホラーじみてきた。
マネージャーを待つ間に、『一緒に撮影して』とお願いしてきたお客さんに応えて撮影です。
ドネルド 「これがワイの最後の一仕事じゃーい!」
マネージャー「おう、もう満足か?(やめろってんだろ聴こえねーのかこのクソボケが)」
ドネルド 「うん」
ドネルド、
武装解除命令に、
完全なる服従です。
巨大資本は怒らせちゃいけないよね!きっと取り返しがつかなくなるよね!!
マネージャー「さっさと脱いだ!」
ドネルド 「焦るなよガール…夜は長」
マネージャー「脱げ!」
ドネルド 「はい!」
マネージャー「落とせ!」
ドネルド 「はい!」
この時はもうメイクもひび割れまくっていたので、顔を伸縮させて一気に剥がす手に出ます。
ドネルソ「むうううぅぅぅぅ」
ドネルソ「ばはああぁぁぁぁ」
あ、これ、完全にバケモンだ。
ドネルソ「ほな水で落としてくるわ」
同行者 「はい」
新しく生まれたばかりのキャラクターともお別れです。
ネルソン「ふぅ…」
ネルソン「現世に帰ってきたよ!」
このあとは普通の格好で入店を試みる。
渡された整理券に記載された番号は、3000を超えていました。
仮に朝8時からの開店だとしたら、この13時までの時点でそれだけの人数が来店したのか。
5時間で3149人…1時間につき630人、ということは1分で10人以上の計算か、うわぁ~。
列は何度も往復させる形になっていて、横入りが出来ない作りになっています。
突き進んでいけば…昼時から過ぎつつある時間とはいえ、とんでもない行列です。
ネルソン「うん、これ無理だ。やめよう」
同行者 「うん、そうしよう」
その場にいた7人、全会一致で入店を諦める。
なお、帰り際には本家ドナルドが表に出ていました。
ドナルド「あ、もしかして、日本人の方ですかぁー?」
うわっ、喋った!…じゃなくて、日本語を喋った!?
同行者 「何処の方ですか!?」
ドナルド「マクドナルドでーす!」
…
結局真相は分からなかったけど、もしかしたら日本人だったかもしれないね。
片言だと思っていたけど、ピエロの喋り方って特徴的だし。
結局、
昼食に、
ありつけなかった我々は、
欧米圏の方々を中心に支持される名店、
BLACK CATのハンバーガーにかぶりつくのであった。
この夜、再びマクドナルドへ行って実際に食べてまいりました。
それはまた明日にでも公開したいと思いますので、宜しくお願い致します。
【ベトナムのお店】ベトナム初のマクドナルドは、食べるならチキンが美味い。日本より美味い。
【おもしろ】全公開!ネルソンが、ハンバーガー・モンスター・ドネルド・マクドナルドになるまで
***
店名:McDonald’s Da Kao
住所:2-6 Dien Bien Phu, Dist.1, HCMC