金メダルっていいですよね！

金、銀、銅、と順位付けられているメダルですが、それぞれの存在比は金は銀の100倍、銀は銅の100倍となっているそうです本当です。

 

突然ですが、いつもべとまるを読まれている有り難～い皆さまにご報告があります！
わたくし、ネルソン水嶋（＆べとまる）、ウェブ記事のコンテストで入賞致しました！

デイリーポータルZさんと、

デイリーポータルZ新人賞2014 結果発表 – デイリーポータルZ：@nifty

Yahoo!スマホガイドさんの「スマホの川流れ」から、

【結果発表】Yahoo!スマホガイド「スマホの川流れ」の次世代を担う新調査員は誰だ!? – スマホの川流れ – Yahoo!スマホガイド

獲りましたよ！ダブル受賞…しかもどちらも一等賞！

 

正直、このふたつにエントリーしてからというものの何にも手に付かなかったもんね。
8月の更新頻度が少なかった背景も実を言うとそのせいだったもんね（ごめんなさい）。

さて、この受賞についていろいろ語りたいところですが、それは記事の最後ということにして。

ひとつめのデイリーポータルZ新人賞では、

 

＞・最優秀賞 …金メダルを授与いたします。

＞

＞（デイリーポータルZ新人賞FAQから）

 

賞品に金メダルが授与されるとのことらしいです。

 

＞Q.賞品の金メダルは純金ですか？

＞A.金色なだけで純金ではないです。

＞　金メッキですらないです。

＞

＞（デイリーポータルZ新人賞FAQから）

 

ここで金メッキですらない金メダルが存在するんだと初めて知ったのですが、今回は、

 

金メダルが待ち切れないので先につくってきた。

 

そういうお話です。

 

ここはホーチミン市最大の観光スポット、ベンタイン市場の西隣。

 

老舗ホテル、ホテルニューワールドサイゴンの北側には。

 

Pham Hong Thaiという通りがあります。

 

この受賞でおもしろいこと出来ないかなーと、

 

思い巡らせたら何処かでトロフィーを見かけた覚えがあったので、

 

場所を調べて行ってみたら…って、いや！トロフィーのお店集まりすぎとちゃうかコレ！！
トロフィーに限らず、バイクとか、電化製品とか、ベトナムは同業が一箇所に集まる傾向があるようです。

そこでどう棲み分けを図ってるかと言えば、

 

ネルソン　「金メダルをつくりたいんだけど、いくら掛かるの？」

ショップA「30万ドンだよ」

ネルソン　「金メダルをつくりたいんだけど、いくら掛かるの？」

ショップB「30万ドンです」

ネルソン　「金メダルをつくりたいんだけど、いくら掛かるの？」

ショップC「30万ドンやで」

 

価格帯すら同じなので本当に全く分かりません。

 

最終的に安物のメダルで20万ドンだというこのお店に決定、右端は友人。
ちなみに20万ドンって1000円くらいね。

 

ネルソン　「おっちゃん、金メダルつくってくんろ」

おっちゃん「おう、送ってくれや」

ネルソン　「何をよ」

おっちゃん「彫るデータを、”ai”か”cdr”の拡張子で送ってくれや」

ネルソン　「え、あ、あぁ」

 

意外に現代技術でした。

 

何故か職人が手で彫るもんだと思い込んでたわ。
どうせならクリエイティブはベトナムに任せたかったが、やむなく自分で画像作成。

ただし金メダルをそのままつくるというのも芸が無いので、

 

授与されるまでの間に合わせということで、「仮メダル」をつくることにしました。

 

そして裏面にはフリガナを、表は「仮」で、裏は「カリ」。
ふむふむ、さり気に下ネタも入ってるし、これって結構笑えるんじゃないの。

そして満足しながらおっちゃん宛にメールを送ったところ…。

 

返事が来た、が。

 

いや、だから、表は「仮」で、裏は「カリ」だって。
そこを間違えてしまったら威風堂々たる卑猥なメダルじゃねーか。

 

過ちを犯してなるものかと、低い英語力しかしながらシンプルに力強く伝えます。

これできっと大丈夫…。

 

～そして数日後～

 

受け取りに。

 

折角のメダルなので、おっちゃんに掛けてもらいます。

 

ネルソン「ん…？」

 

ネルソン「あれ？」

 

ネルソン「変なところで茶目っ気出してんじゃねーよ」

 

という訳でつくりました！仮メダル。

おっちゃん、メダルを取り上げられ左端で拗ねた表情。

 

うん、まぁ、ちょっと上に寄ってる感は否めないが、まさしくこれぞ仮メダル！

 

て、あれ、

このメダルの装飾って、

こんなにシンプルだったっけな…。

 

ネルソン「もしや裏面は…」

 

クルッ

 

おもてえええぇぇぇぇぇ！！

 

カリがおもてえええええぇぇぇぇぇ！！！！！

 

ネルソン　「書いたじゃねーか！だから念を押したじゃねーか！！」

おっちゃん「え、何が？」

ネルソン　「カリがあああぁぁぁ！！！！」

おっちゃん「ていうかさっきから何言ってんの？ベトナム語でおk」

ネルソン　「おもてえええぇぇぇ！！！！」

 

教訓：ベトナムではこういうミスディレクションがよくある（本当に）。

 

よく考えたらこっちの方がおいしいわということで、後日にBitexco Financial Towerへ。
ここはホーチミン市で一番高いビル…そう、金メダルを獲ったら表彰台に登らないとですよ！

 

展望台へ登るためには20万ドンが必要ですが、

 

実はもう一階分上の50階にはカフェがあって、

 

実質、ここが一般人が出入り出来る、

 

ホーチミン市で最も高い場所なのです！

 

つまり、そのカフェでも最も高いこのイスが、ホーチミン市で最も高い表彰台（代わり）。
ここで立って胸を張ることで、この記事は終わります。

 

ネルソン「よーし！」

 

ネルソン「ここで…」

 

ネルソン「登って………」

 

と、まぁ恥ずかしかったからやらなかったんですけどね！やったね一等賞！