大きな街ならだいたいそこの代表格のような市場があります。ダナンのそれは、ハン市場!個人的に市場はせわしないイメージがあるのであまり力寄らないのですが(静かなところ好き)、ホーチミンのベンタイン市場にくらべてハン市場は、地元の生活観察にもってこいです。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2019/12/28
大きな街ならだいたいそこの代表格のような市場があります。ダナンのそれは、ハン市場!個人的に市場はせわしないイメージがあるのであまり力寄らないのですが(静かなところ好き)、ホーチミンのベンタイン市場にくらべてハン市場は、地元の生活観察にもってこいです。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2019/12/28
市場っていいですよね!
日用品が売られている市場と、経済上の概念の市場、このふたつの語源はまったく別物だそうです嘘です。本当です。
※この記事は動画でもまとめています。
目次
青空~!
市場~!!…ではありません、ハン市場!
ダナンのハン市場でございます。
なぜ青空を見せたかって?いい空を見せたいことに理由が要るかい…?話を進めていいかい…?
はい。
ベトナムの市場はその街の台所。今でこそ、デパート、スーパー、コンビニ、さまざまな小売業態が生まれて、いろんな場所で同じ物を買えるようになりましたが、だからといってそれらに押される形で市場が消えてなくなる…!という状況に遭遇したことはありません。
日本では郊外型デパートに押されて商店街がシャッター街となり、そしてそんな郊外型デパートすら今ネット通販によってどうなるかって感じですが、というより私はそう思っていますが、その点でベトナムは住み分けができている。
前々からなんでだろうな?おいコラ?ピキッ!ピキピキッ!!と特攻の拓ばりのキレ気味で思っているのですが(キレてはいませんし特攻の拓も未読です)、いまだに想像に確信が持てません。たぶんですが、時代とともに移行したというよりは、この10年で海外から外資企業が参入してくる形で一気に形態が多様化したので、国民レベルでゆっくりと移行していく暇もなく、世代や世帯収入などによって分散化したのでは?と思っています。想像です。もちろんそれだけの消費需要に支えられていることはあるでしょう。
ただ、もしかしたら、いつかは市場も時代に追いやられる可能性もあります。しかしそれでも、ホーチミン市のベンタイン市場や、ハノイのドンスアン市場など、市内最大級のものとなると話は別でしょう。なぜなのか?それは必然的に…街のお買い物スポットとしてばかりではなく、観光スポットとしての側面も持ち合わせているからです。
というワケで、そんなハン市場に入ってみましょい!(もう入ってる)
ここでのっけから自分で出鼻をくじくようなことを言うんですが、基本的に私ってあんまり市場に近寄りません。
というのも、そもそもそこで買い物をしないから。さきほど書いたようにスーパーでも同じ物を売っているので、それならそっちで済ませるんですよ。これは、とくに生鮮食品に関しては、衛生上の理由からもそうする人がベトナムの中でも増えていると言います(スーパーの方がマシ、と考えられている)。
あとホーチミンに長く住んでいたゆえ、市場=ベンタイン市場だったからという理由が大きい。あそこはたぶんベトナムでもっとも店員がぐいぐい来る市場で、息つく暇がないんですよね。とくにTシャツ屋エリアはめちゃくちゃ裾や腕を掴まれる。
それはもう空港でファンの出待ちにあった韓流スターか、はたまた監禁中のレクター博士に会いに行ったジョディ・フォスターです。べつに市場では●●かけられたりしないけど。伏字の答えが知りたい人は、「羊たちの沈黙 精子」で検索してみてください。って、わー!ほぼ答え言ってるうぅー!
でも、ですね、ハン市場のいいところは…
二階構造!これがどういうことかっていうと…
こうして、
二階からの市場観察が、
はかどるんですよね~。
ひらけた市場、だ~いすき!(ハズキルーペCMの菊川怜っぽく)
市場の魅力は地元の人の生活を覗き見できるってことだと思うので。それがやいやい話しかけられていたら対応するだけで体力を削られるけど、こうして市場のあちこちをぼんやり眺めていられるだけなら楽しいものです。これは、建築構造的にも、市民性的にも、ホーチミンではできないことだと思います。おい、ベンタイン市場!聞いとるか!おまえのことだぞっ!
ちなみに置いてあるものはなんじゃらほいというと、一階は、乾物、お菓子、コーヒーなどが中心。少し外側に行くと食器などの日用品もあったと思います。二階はほとんど衣類かな。というより、家電と外国料理以外ならだいたいあるのがベトナムの市場です。たぶんね。ベトナムのと書いたけど、タイでもカンボジアでもミャンマーでも見た感じだと市場とはそんなものだったね。
だから、何が置いてあるのか説明することはむずかしい。さすがにiPhoneとかはないけど。でも最近は型落ちのアンドロイドくらいだったら置いてありそうなので、侮れません。ちなみにアンドロイドってスマホのことですよ。市場に人型アンドロイドが売ってるって、それはそれでブレードランナーっぽくて素敵な世界観だけど。で、二階の衣類売り場はこんな感じです。
とにかくもう…ラビリンス!ってこれ早すぎだな。
ところで、消火器って一カ所に集めて置くもんだっけ?
置きすぎじゃね…?
正面から入って後ろ側、方角でいえば東側にあたる部分が、生鮮食品売り場やちょっとした飯どころ。
昼下がりだったのでさすがに肉屋魚屋は閉じていましたが、
カニを売っていたり、
チャーカー(魚の練り物)を売っていたり、
甘辛くてベタベタしてそうなものが売ってあったりしておりました。
市場内には飲食店…というよりは飲食ブースもあり、
ダナン名物料理がひと通り注文できれば、
甘味のチェーも食べられます。
チェーといってもさまざまですが、ここのものにはココナッツミルクにゼリーやジャックフルーツが入っており、そこで氷をガッシャガッシャとかき混ぜて食べるうまさは格別!
これがおいしいんだよな~…って、
めっちゃこっち見てる。
…
めっちゃこっち見てるな。
…
あっ
なんていう心温まるコミュニケーションも市場の魅力です(コミュニケーションとってない)
そのまま東側は青果店で、
まっすぐ抜けるとハン川に出ます!そう、ハン川のすぐそばだからハン市場なのですね。これはたぶんだけど。市場と川のどっちが先っていうたら川だろう。おそらくは。
特筆すべきこともなかったので後半めちゃくちゃ駆け足でしたが、様子が分かるだけだれかの役には立ってくれるでしょうこの記事も。たぶん。役に立ったらいいね押してね!そうじゃないとおれっちやってらんねェから!ウィ~、ヒック!!(大五郎を煽りながら、嘘、大五郎飲んだことありません。)
なんじゃらほいって久々に言うた(書いた)わ。
ハン市場(Chợ Hàn)
住所:119 Đường Trần Phú, Hải Châu 1, Hải Châu, Đà Nẵng
記事の写真と動画はDJI製品の”Osmo Pocket”で撮ってます、興味あったら買ってくれよな!(正直)