コムビンザンといえばベトナムのいわゆる「大衆食堂」なのですが、まさかのそれを日本食でやっちゃった!というお店です。しかし、実際にアルミのトレイに並べられてみると、意外にシックリ来ますね。そうか、デパ地下の惣菜屋によく似ているのかもしれません。
ライター:ネルソン水嶋
公開日:2015/09/20
一ヶ月ほど前、ハノイに滞在していたときに寄ったお店。
ベトナム国内の出張先でわざわざ狙って日本食を食べることは珍しいのですが、行く理由はあったのです。
このTOKYO.COMというお店はなんと…。
コムビンザン(Com Binh Dan)スタイル。
コムビンザンは大衆食、みたいな意味と捉えてもらって結構です。
ベトナム各地で見掛けるこのスタイル。
主にアルミ製の容器に入った惣菜を選んでご飯に載せる(または別の皿に盛る)食べ方です。
ベトナムのローカル料理といえば、ほとんどの人がこのスタイルを思い浮かべるのではないでしょうか。
そう、ベトナムのローカル料理スタイルなんですよ。コムビンザンって。
でもこのTOKYO.COM、あえて日本食をコムビンザンスタイルに当て込んだ非常に珍しいお店。
よーく見ると、容器には筑前煮やロールキャベツなどが並んでいます。
そういうものがあるとおもしろいなーと友人と話したことはありますが、本当にやる店が現れるとは。
このお店を知ったきっかけは、プレオープン中の情報がfacebookのタイムラインに流れて来たから。ちなみに
前々回の記事で紹介した保育園の壁の絵は、この店に行く途中で見掛けたものだったりします。
注文は、コムビンザンらしく、おかずをコレとコレと選んでいく。
コムビンザンに見えねぇ…。
なお、筑前煮、ロールキャベツ、そしてハンバーグ。これで8万ドン(440円程度)。
おかずを選べる形って、食堂らしくていいですよね。
おかず単位での選択形式は、ホーチミンで聞かないなぁ…知らないだけかもしれないけど。
おいしかったです(刷り込み効果ではなく)。
今どうなってんだろうと思ってfacebookページを見たら、変わらず営業しているそうでよかった。
気になる人は調べてみてください。