ベトナムでは日本の漫画の人気は高いですが、ジョジョとなるとかなりのオタクでなければ知られていません。にも関わらず、ジョジョ立ちをしていると「私も私も」と合流してくれる!?基本的にこういった楽し気なことが好きなんでしょうね。お察しの通り、ジョジョを知らない人を全力で置いていく企画です。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2012/09/26
ベトナムでは日本の漫画の人気は高いですが、ジョジョとなるとかなりのオタクでなければ知られていません。にも関わらず、ジョジョ立ちをしていると「私も私も」と合流してくれる!?基本的にこういった楽し気なことが好きなんでしょうね。お察しの通り、ジョジョを知らない人を全力で置いていく企画です。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2012/09/26
お前は今まで食ったパンの枚数を覚えていますよね!
漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の作者である荒木飛呂彦は、デビュー当時から全く老いず波紋使いではないかと言われていますがこれはあながち嘘じゃありません。
目次
べとまるの読者の皆さんの中で、このネタが分かる人がどれくらいいるのか想像もつきませんが、今回の記事はタイトルからも分かる通りひたすらジョジョのオマージュ尽くしです。
「一体何のことだか分からない」という方にジョジョを説明しますとですねそれはですね無理ですね。
無理ですね。
概要を話したところできっと何一つ伝わりません。
それはもう最寄りの漫喫や書店へ行って実物を読むことをオススメします。
現在までに通算107巻ほど出ていますが、きっと貴方の心を震わせること請け合いでしょう。
で、その作中でですね、登場キャラクターが風変わりな決めポーズを取る。
これ、常人がやるには少々難しく、いや中には骨格的に無理!っというのもあるんですが、2002年からこのポーズを真似るオフ会がたびたび行われ、その活動はいつしか拡散されていき、遂には海外でも行われたりはたまたバラエティ番組のネタになったりなど一大ムーブメントを起こしました。
題して「ジョジョ立ち」。
その名付け親でありまた火付け役となったサイトがこちらです、そのムーブメントぶりについて事細かに記載されていますのでお時間ございましたら。
さて、さてさて。
前置きが長くなってしまいましたが、要はタイトル通りです。
ジョジョ立ちをベトナムでやっちゃってきたよ、どうぞご覧ください。
9月某日ー。
とうおるるるるるるる、るるるん。
誠さん 「もしもし、はい、ボス。誠です。」
実さん 「もしもし、はい、ボス。実です。」
ハタメ 「もしもし、はい、ボス。ハタメです。」
ラブ作 「もしもし、はい、ボス。ラブ作です。」
ネルソン「もしもし、はい、ボス。ネルソンです。」
ボス 「お前達にはベトナムでジョジョ立ちをして貰う。」
全員 「ベッ、ベトナムでジョジョ立ちですか!ボス!?」
ボス 「やり方についてはインターネットで調べるんだッ!期待しているぞッッ!」
全員 「はい、分かりました…!」
そんなこんなでボスの司令を受け、ベトナムでジョジョ立ちをすることになった私達。
あ、ちなみに、ドッピオの電話ネタがやりたかっただけなのでボスはもう登場しません。
ネルソン「やっぱりやるならベトナムらしいところがいいですよね。」
誠さん 「郵便局とかですかね、中央郵便局。」
ハタメ 「統一会堂や教会もありますよ。」
ラブ作 「まずはポーズを調べましょう。」
インターネットで、実行するジョジョ立ちを吟味する。
一口に「ジョジョ立ち」と言っても難易度が色々ある様だ。
ネルソン「重ちーが吉良に爆破されて天に召されるところとかどう?」
ハタメ 「マニアック過ぎませんか笑」
これぞと思えるジョジョ立ちを選びながら身体に叩き込む。
ネルソン「ジョナサンやジョセフの波紋修行はこんな生易しいものじゃなかった筈だッッ!!」
誠さん 「震えるぞハート!燃え尽きるほどヒート!!」
ハタメ 「刻むぞ血液のビート!」
ラブ作 「山吹色(サンライトイエロー)の…」
全員 「波紋疾走(オーバードライブ)~~~~~~~~~ッッッ!!」
ハタメ 「すごい…」
ラブ作 「全身から力が漲る様だ…」
??? 「誰か忘れてへんか…」
誠さん 「み…実!!」
ネルソン「貴方は!ベトナムで有機無農薬を生産販売しているニコニコヤサイ代表こと塩川実さん!」
実さん 「実は俺もボスから司令を受けててな…自分らだけやと不安やし俺も手伝ったるわ!
ちなみにホームページはこちらや、ネット販売もしていてご指定先へのお届けも出来るで!
バンメトートにあるニコニコヤサイの農場についてはこの記事を見るとよく分かると思うわ!」
あ、今更ですが、この記事中の皆さんのセリフは結構フィクションです。
全て私の独断と偏見とクリエイティビティによって当て込まれております。
なお、兄の誠さんに掲載の許可は取っております。
なので実さん、クレームはお兄やんに言ってください。
はい、これで責任を逃れるための予防線は十分…ということで。
ネルソン「よっしゃ、これでメンバーも揃った!いざジョジョ立たん!!」
全員 「おー!!」
まずはこちら、ホーチミンの発展ぶりを象徴するファイナンシャルタワー。
ここの49階フロアには展望台があり、ホーチミン全景を見渡すことができます。
そんな景色をバックに…Let’s ジョジョ立ち!
ちなみに右端の実さんだけポーズが真反対ですが、「ジョジョ?読んだことない」そうです。
逆光で分かり辛かったので別視点でも展望台のスタッフさんに撮って貰いました。
ネルソン「もしかしたら…あのスタッフさん、ジョジョ立ちしてくれへんかな?」
ラブ作 「仕事だから流石にやってくれないんじゃ…」
ネルソン「ちょっとお願いしてみる。」
ネルソン「ねぇねぇ、」
スタッフ「?」
ネルソン「このポーズ、」
スタッフ「…。」
ネルソン「やってみせて。」
スタッフ「……。」
ネルソン「にっこり。」
スタッフ「ニッコリ。」
やっ、やってみせられたーーーーーーー!!!!
オ…オレ達は……もしかしたらオレ達は………!!
【ベトナム人初のジョジョ立ち誕生】という歴史的瞬間に立ち会っているのかも知れない!!
次はベンタイン市場だ!
ここで実さんは仕事のためお別れです。
「じゃあフーゴがボスを裏切るジョルノ達と別れるポーズを取ってください」とお願いしたところ、
こんなポーズを取ってくれました、何処のアントニオ猪木や。
さようなら!
実さんのことは忘れないよ!
ちなみにフーゴのポーズはコレでした。
全然ちゃうかった。
お次はベンタイン市場、ホーチミン旅行の定番スポットですね。
詳しく知りたい方はこの記事にみっちり書いてあるのでお読みください。
そんな市場をバックに…
市場のド真ん中なのでメチャクチャ邪魔です。
俺も俺も。
ヘソ毛がガッツリ見えていたのでドドドドしておきました。
ここでもまた現地のおねーさんがジョジョ立ちをやってくれたァァーーッ!!
なんてこったい!ベトナムにこれほどまでスタンド使いが潜んでいたとは…!!
ベンタイン市場の売り子は写真を撮ると止められたりとどちらかといえばケチなんですが、お祭り好きのベトナム人の気質として、面白そうなことに関しては参加してくれるのかも知れませんね。
次は統一会堂だ!
お次は統一会堂、サイゴン陥落(解放)の舞台となった場所です。
普段は博物館として開放されていますが、時折国際会議など重要なシーンで使用されます。
そんな統一会堂をバックにLet’s ジョジョ立ち!
右側から。
左側から。
真正面から。
この頃はもう閉館時間間近なので柵の外から撮影。
というか正直、もう四度くらい観光に付き合う形で行っているので入りたくもなかった。
俺も俺も。
ハタメ「ここはこう!こうやってこう!」
ネルソン「ありざーーーす!!」
次はサイゴン大教会だ!
道中でもスタンド使い発見!
何だ、まさかベトナムには「石の矢」でもあるというのか…。
次ページは、ベトナム人の女の子たちが積極的に参加してきます。
お次はサイゴン大教会、カトリック系の大聖堂です。
フランスの植民地だった時代に17年の歳月を掛けて建築されたそう。
教会前で4部の仗助ラストポーズを取っていると…
たまたま居合わせた少女かと思いきや、君も新手のスタンド使いか!
次は中央郵便局だ!
この最前列にいるスタンド使いは日本語を勉強しているそうで、向こうは日本語で、俺はベトナム語でちょっくら会話してみました。
まぁ、お互いに「何処に住んでいますか?」くらいの会話しか出来ないんだけど。
それから、facebookのアカウント名を教え合って別れを告げる。
僕らがただ観光をしているだけだとこんなことは起こらなかったでしょう。
ジョジョ立ちはッ!国籍を超えて友情を育むことが出来る最高の儀式なのだッッ!!
お次は中央郵便局。
東洋のパリとも称されるホーチミンですが、その象徴とも言える建物です。
今も現役バリバリというやつで、ここからハガキを出す観光客もいるそうな。
吉良吉影に爆破されて天に召される重ちーです。
流石に僕らの身体は爆発出来ませんでした、ごめんなさい。
すると物売りの少女が…もしや君もやってくれるのかい!?
と思ったらガムの宣伝をしてきました。
皆さん、中央郵便局前でこの子を見掛けたら是非買ってあげてください。
俺は買ってません。
…と油断してたらちゃっかりジョジョ立ちしてた!
誠さん!今すぐソイツから離れるんだァァァーーーッ!!
ちなみにこのあと、「ガム買ってよ」とせがむ女の子に、シンロイ(すみません)~シンロイ(すみません)~と断っていると、みぞおちに正拳突きを喰らいました…痛かった!痛かったぞー!!(これはドラゴンボールですぞ)
次はラスト!タオダン公園だ!!
ベトナム名物であるバイクの波をバックに撮影。
最後は各自、思い思いのポージングでフィナーレです。
個人的には、誠さんのこのポーズ、右肘と右膝の角度が90度に近付いていく様子が面白かったです。
TO BE CONTINUED…(続きません)。
おわりです。
余談ですが、ハタメさんは今回4泊5日のベトナム観光旅行中での参加でした。
いいのかこれで…いや、いいんです。目一杯楽しんでくれた様なのでいいんです!
なお、日本では大阪城公園で200人規模のジョジョ立ちをしたそうですが、ここベトナムでそれくらいの人が集まろうものなら速攻警察がカチ込んできます。
純粋にジョジョ立ちをしているだけでも、国家転覆を疑われる…そんな一面を持った国なのです。
大きい公園なら20人程度で(何故か)よさこい踊りをやっている集団を見ますが、こうやって有名な観光スポット(特に政府関連施設)で集まろうものならデンジャラス。
ジョジョ立ちは立派な現代アートですが、ベトナムで行う際は現地の文化や体制を十分に踏まえた上で実行しましょう!
まぁ、そんな人はまずいねーか。
おまけ