過去にテレビ朝日で企画されていた、小学生による30人31脚のベトナム版です。ハノイとホーチミンの小学生の代表校がついに激突!日越テレビ局とベトちゃんドクちゃんのドクちゃんもやって来ました。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/04/17
過去にテレビ朝日で企画されていた、小学生による30人31脚のベトナム版です。ハノイとホーチミンの小学生の代表校がついに激突!日越テレビ局とベトちゃんドクちゃんのドクちゃんもやって来ました。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2013/04/17
体育館っていいですよね!
体育館の天井が高いのは建築基準があるから…というのは嘘で、端から端まで声が届き易い効果があるためその様な設計になっているそうです嘘です。
練習会の前半・そして後半・ホーチミン決勝・社会見学…と、これまで4回に続いて取材してきた第二回ベトナム30人31脚。
4月14日決勝戦ー、遂にその王者が決まる。
この日のために、ハノイからも選ばれし5校が来ています。
ハノイが勝つのか!ホーチミンが勝つのか!
インタビューしたホーチミン優勝校の勝負の行方もどうなるのか!?
行って参りました。
目次
会場は、ホーチミン市内でも最大規模の屋内競技場・フートー体育館。
階段を登ると丁度開会式が始まろうとしていました。
観客席にはビッシリと!人が埋まっています。
それもそのはず、ハノイからも子供達の親が100人規模で来ているのです。
ホームのホーチミンとなると、それを上回る数の親や親戚や友達が来ていることでしょう。
ベトナム全土で放送されるどころか、日本からテレビ朝日も来ています。撮影機材はガチプロ仕様。
ちなみに先に言っておくと、これは日本のニュース番組でも取り上げられました。
壇上で偉い人が話しています…が、
お前ら、座んなよ。
あ、あっ…もう!
めちゃくちゃやがな!
ちょっとちょっと!まだ壇上で話してるねんで!!
…と、最後の一枚は違うけど、とにかく彼らは最後まで辛抱出来ない様です。
国民性っていうのはこういうところで育まれるものなんですね。
ここで一点、気付いたことが。
カメラを向けても…笑わねぇ!
これまでの予選ではキャッキャはしゃいでいたのに、もしかすると彼らも勝負を直前に控えて緊張しているのかも知れない。
前述の通り、この様子はベトナムの地上波に乗ります。
そのためカメラが子供達にピーッタリとくっついていて、この様に私の頭上でもカメラクレーンが動き回っている状態。
見えないテレビ取材のテリトリーに圧倒されながらも折り合いを見つけてシャッターを切る。
本番前の練習です。
せーのっ、
あっ…あぁ……もう………。
??「バカだ!」
ネル「!?」
??「あいつらほんとバカ!!」
ネル「!!!?」
彼はホーチミン決勝の時にも居合わせたベトナム人のVinhさん。
しかし、真剣に練習する子供達を指さしてバカだとはどういうことだ…。
Vinhさん「あ、間違えた。『真剣』だった。」
ネルソン「その間違え方っておかしくね!?」
ちなみに今日も彼は沖縄Tシャツを着ていました。
何故だ、何故なんだ、一体何を自分に課しているんだ。もしVinhさんが念能力者だったとするとこの覚悟は侮れないぞ。
ん?待てよ、Vinhさんの後ろに見えるアレって…。
キシリトール・マンが!!
2体いるうううぅぅぅ!!
え、アリなの!同じ場所に2体ってアリなの!?
ディズニーだったらミッキー居合わせると夢の国崩壊だよ!?
そこらへん無視して平然と2体いるけど…いいんだ!別にいいんだ!!
決勝まで進んだ学校となると、まず先生の気合が違います。
そこォ!
そこもォ!!
ハートに火をつけるんだァ!!!
頭で考えるんじゃない!!!フィールするんだよォ!!!!
そして…
セット!
モッハイ!
モッハイ!
モッハイ!
モッハイ!
ドシャー!!
好タイムが出た様で何故か走り出す子供達!いや!
先生が!!
先生が一番はしゃいでやがる!!!
それから続々と、
優勝という名のゴールに走り出す子供達。
だが…
しかし!
ゴール直前で転んでしまった!
改めて、
ドシャー!!
当然こうなると優勝の可能性はほぼゼロに等しい。
しかし、気が焦ってしまうためかこの展開がかなり多かったです。
ホーチミン決勝でも踊っていた、かつインタビューもしたチアガールズですね。
スポンサーのロッテ・キシリトール・カラーの服をまとって踊ります。
で、
終わったので帰ります。
て!えぇ!もう帰るの!?
最後まで見ていかないんだ!!?
次は…あれ、この学校はもしかして。
ホーチミンで優勝したところだ!あ、写真間違えた。
ホーチミンで優勝したところだ!
インタビューした、幼少時代の貴乃花がいる学校じゃないか。
ホームの星、ということもあって声援の声も大きい。
子供達「cố lên! cố lên!!(頑張れ!マジ頑張れ!)」
同じホーチミンでしょうか、他校であるにも関わらず声援を送られています。
そんな声に答える子供達。
今までこんな学校はひとつも無かった、余裕が伺えます。
しかし、その実力はどんなものか…。
セット!
モッハイ!
モッハイ!
モッハイ!
モッハイ!
モッハイ!
ドシャー!!
早い!早いが………他も学校早い!!(全く参考にならない)決勝の更に決勝では、タイムは伏せられ、閉会式にて順位の結果が公開される様です。
総領事から閉会の挨拶です。
日本語とベトナム語でも話されています。
偉いというか、政府の方が使われると説得力があります。
が、相変わらずほんともうこいつら!ほとんどの子供はフリーダム。
そして優勝は…
パンッ!!
なんと!ホーチミン決勝の時にもインタビューした学校!!
「LY PHONG」に決定しました!!!
うっしゃあああぁぁぁ!!!
よっしゃあああぁぁぁ!!!
ひゃっはあああぁぁぁ!!!
トロフィーをみんなの手で高々と掲げます。
やはり自分としても住んでいるホーチミンびいきだったので、こうしてホーチミンサイドが優勝したことは素直に嬉しく思います。
おめでとう!!!
そういえば、何かを忘れている様な…。
ハッ!
そういえば…
かれこれ2時間はいるけど…死んでねぇ?大丈夫??
観客らしき女の子たちも、二人三脚に挑戦していました。
元々はそういったスポーツ自体無かったんですが、文化というものはこうやって根付いていくんですねぇ。
床にベッタリと貼られたシール型のゼッケン。
ったくもー…と、シンナーを吹きつけて剥がしているおじさん。
で、この方、会場に来ていたので一緒に写真を撮りました。
誰だと思います?日本人であれば誰もが名前くらい聞いたことがあるかも知れません。
ベトちゃんドクちゃんのドクちゃんです!
まさか生まれてこの方、歴史の教科書に登場する人と名刺交換をするとは思いもよらなんだ。
会場は体育館なので、色々なスポーツ競技が行われる様です。
そのシンボルとして壁面には各競技を示す絵が描かれています。
バスケ…まぁこれはね。
セパタクロー…へぇ、メジャーなんだ。
これは…羽根を蹴っているところからダーカウです。
え、こ、これは…!?
池乃めだか……!!?
実はこの競技、ベトナム生まれの格闘技・ボビナムを表現しています。
とにかくアクロバティックな技の応酬で知られる格闘技なのです。
これもまた、いずれ取材してみたいと思っています。
冒頭でお話した通り、この30人31脚の様子は、テレビ朝日のニュース番組でも取り上げられました。
リンク先に動画があるのでご覧ください、私は登場しま…せん。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000003690.html
最後に。30人31脚の運営スタッフの皆さま。御代川さん、ナンさん、朴さん、野原さん、そして読まないかも知れないけど、Linhさん、Trungさん、MC Anh Tuanさん、有難うございました。特に御代川さん、私を巻き込んで頂き、誠に有難うございました。