ハノイ在住者で知らない人はいないでしょう、タイ湖(西湖)。霧深い日は対岸が見えずまるで海のように見えるほど広いんです。よし、スワンボートで渡ったらおもしろいんじゃないの?なんて思ってしまったことを激しく後悔。過去最も死に近づいたロケでした。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2015/04/10
ハノイ在住者で知らない人はいないでしょう、タイ湖(西湖)。霧深い日は対岸が見えずまるで海のように見えるほど広いんです。よし、スワンボートで渡ったらおもしろいんじゃないの?なんて思ってしまったことを激しく後悔。過去最も死に近づいたロケでした。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2015/04/10
スワンボートっていいですよね!
白鳥は優雅に見えているようで湖面の下では足をばたつかせているという話がありますが、決してそんなことはないそうです本当です。
目次
まずはハノイ最大の湖、タイ湖の地図をご覧ください。
全周17kmです、とても大きいですね。
そんなタイ湖を歩いて周った企画(8時間20分歩いた)から一年あまり…。
ハノイ最大の湖・ho tay(西湖)を朝から晩まで歩いて回る楽しい苦行(1)
ハノイ最大の湖・ho tay(西湖)を朝から晩まで歩いて回る楽しい苦行(2)
ハノイ最大の湖・ho tay(西湖)を朝から晩まで歩いて回る楽しい苦行(3)
ハノイ最大の湖・ho tay(西湖)を朝から晩まで歩いて回る楽しい苦行(4)
あの男達が再び…!
タイ湖に帰って来た…!
ネルソン「確かに前回、『次があるとしたら縦断だね』と言ったけど」
ゴルゴン「まさか本当にやることになるとは思わなかったですね」
右の彼はゴルゴン井上、ハノイにあるクレープ&日本食カフェ「Queen’s Coffee Japan」店長。
べとまるにしょっちゅう出ています、前回は記事も書いてもらいました。
ゴルゴン「ところで何なんですか?そのペットボトル」
ネルソン「2Lペットボトルで20kg分の物が浮くらしいで」
ゴルゴン「だとしてもつくりが雑ですね」
ネルソン「今回、1.5L×12本やから180kg。ネルソン2.8人分や」
ゴルゴン「誰もネルソンさんの体重に関心ないですよ」
ネルソン「果たしてそうかな?」
ゴルゴン「何言ってんだこの人」
今回、通訳として、グエンさんにお越しいただきました。
グエン 「今日はよろしくお願いします!」
ネルソン「スーツ!?」
ネルソン「今日何するか分かってます?」
グエン 「スワンボートに乗ってタイ湖を縦断するんでしょ?」
ネルソン「完璧に分かってんのになんでスーツを着てきたんだこの人」
タイ湖の南岸にあるスワンボート乗り場、一回8万ドン(450円くらい)でレンタルできます。
さぁ、相棒を決めて出発するぞ。
※スワンボートの管理事務所には事前に伝えて特別に許可を戴いています。
間違っても、勝手に北岸まで行くことはやめてください。
グエンさん「北岸まで行けばいいよね?」
おばちゃん「いや?ちゃんと戻ってきて」
往復かいね…!!
い、いや、実は全く想定していなかった訳ではなかったが、まさか本当にそうなるとは。
しかし、文字通り乗りかかった船だ、ええいままよと決断する。
ここで見送りに呼んでいた宮国さん(左端)が「自分も乗りたい」と飛び入り参加。
スワンボートは二人乗りなので、グエンさんとペアを組んでもらうことになりました。
女性陣 「行ってらっしゃーい!」
同じく見送りのためだけに呼んだ女性陣に別れを告げて離岸。
このあと、戻ってくるまでに2時間は掛かると知って一旦解散したそうです。
本当にすみませんでした。
そんな離れていく彼女たちの姿を撮ろうとカメラを向けていると…。
宮国さん「ネルソンさーん!」
宮国さん「結構楽しい!」
ネルソン「邪魔すんな!」
スワンボートはもちろん、足で漕ぐペダル式。
ハンドルはひとつ、隣のゴルゴンと力を合わせて漕ぎます。
天井裏に書かれた落書きが謎めいて不気味ですが、護符的なものだと信じよう。
出発時に自撮りした写真、「ゴミ山に棲まうペットボトルの王」って感じです。このあとすぐ脱いだ。
それにしても…
ネルソン「広いね…」
ゴルゴン「そうですね…」
ちなみにこの方角、北ではなく西です。幅の狭い東西でもこの距離感。
さて今回、ペダルを漕ぎながらの撮影は流石に疲れるので…。
ジャーン!!
今まであまり出番の少なかったアクションカメラの雄・GOPROくんを大いに活用しております。
ここからは、GOPROくん視点の映像をメインにお送りしていきます。
おまけじゃなくてメインですので、是非ともご覧ください。
狭いボート内では、
ペットボトルが想像以上に邪魔だった。
陸地にいる人に手を振るが…想像以上に返って来ない。
というより、誰もこんな場所に、スワンボートがやってくるとは夢にも思わないだろう。
ふと多摩川に迷い込んだアザラシ・たまちゃんに思いを馳せる。
22歳(ゴルゴン)と31歳(ネルソン)の体力の違いを痛感。
今回の企画の過酷さを語りつつ…。
いよいよ中間地点へ!
が!順調に進むかと思ったその時、事件は起こった。
ブーッ…ブーッ…
ネルソン「お、宮国さんから電話だ」
ネルソン「はい、どうしたの…うん、うん、はっ?」
宮国さん「満足しました」
ネルソン「何言ってんだてめぇ」
まだ中間地点に来ていないにも関わらずリタイヤ宣言をしやがった宮国さん!
だったら参加するとか言うんじゃねぇ!
果たしてどうなる!?
現在地。出発地は「Trường THPT Chu Văn An」のあたりです。
つづきます。