ベトナムに来てから、「絶景」というものは年に一度見ていると思います。
それもそのはず、都市部に絶景があるはずないから、年に一度が妥当な頻度とも言える。
そんな絶景たち。それぞれの詳細はリンク先を読んでね。
が、しかし!
私、見つけましたー!
都市部で絶景…というか、天国を見つけましたー!
ベトナム第三の都市・ダナンのミケビーチ。
正確に言えばここの、日の出の前後。
沖縄の地元の人は、昼間ではなく朝か夕方に海へ入る。
なんて話を聞いたことがありますが、ダナンでも同じことが言えるようです。
そこにベトナム人の(日本に比べ)早起きという習慣も相まって、天国のような光景が広がっていました。
この写真から、ちょっとだけ時間を遡ります。
朝5時、眠気まなこでミケビーチへ
ミケビーチの日の出前後はおもしろいー。
そんな話は以前から聞いていましたが、この時期の日の出は朝5時半です。
どれだけ遅くとも、5時には起きていなければなりません。
今回は別の仕事で撮影しなければならなかったので、やっと重い腰を上げられました。
ちなみにダナンは、この数年で急速な発展を見せ、2014年にトリップアドバイザーの「今最も注目されている観光地」でも一位になった、ものすごく勢いのある都市です。海山川ありと、最近はリゾートタウンとしても日本のテレビ・雜誌・ネットで取り上げられているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
中部の中心地にあって、世界遺産のあるフエやホイアンにもアクセスがいいので、個人的には初ベトナムはこちらをオススメします。何故なら、ハノイもホーチミンもいくらか予備知識を必要とするから。ダナンは何も知らなくても楽しめる。まぁ、フエとホイアンは知っておいた方がいいけど。
市街地からは離れる場所ですが、海が目的なら絶好のロケーション。
ちなみにこのホテルのオーナーの奥さんは、たまたま私の高校のときの先生です。以上、宣伝でした。
到着すると、ビーチいっぱいに、100人はいようかという地元の人々で溢れかえっている。
早起きの習慣があると書きましたが、もっと正確には朝に運動する習慣があると言えるのかもしれません。
ハノイでも、ホーチミンでも、大きな公園では朝早くから運動する人々の姿が見られます。
もうこれだけで美しいなぁと思うのですが、さらにその雰囲気を高めているものは「音楽」です。
ビーチ全体に届くよう取り付けられたスピーカーからは、昔ながらのベトナム歌謡が流れています。
初めて聴くけど、昔から知っているような、そんな郷愁が湧き上がるので不思議。
この要素が魅力を倍に高めていると言ってもいい。
ジョギングする人。
砂遊びする中年男性たち。
砂風呂を楽しむおばちゃん。
極めつけは、まるで脱ぎ捨てられたサンダルのように義足が落ちてました。
海…ヒャッホー!もうタマンネェー!!って感じで持ち主は泳ぎ回っているのでしょうか、今頃。
と、おもしろ気な要素はここまでで、あとはとにかく自然の美しさに驚嘆するばかり。
ビーチの北方面にはソンチャ半島が見え、向こう側の雲が引っ掛かり幻想的な景色を見せてくれます。
日の出はあいにく雲で隠れて見えないけれど、それでも空に写り込んだ陽射しが美しい。
海と人々のシルエットは美しすぎて、もう「おいしいです!」と形容詞を間違えそうになります。
なんかもう、ウユニ塩湖じゃないですか?
行ったことないけど、もうちょっとウユニ塩湖じゃないですかコレ?
参考:ウユニ塩湖
と、そうこうしている内に、雲の隙間から太陽が!
日の出と呼べるのか分からないけど、美しかぁ……!!
といった、ミケビーチの日の出。
この日は雲が出たものの数時間前までスコールが降っていたとのことで、より空気が綺麗だったのかも。
紹介しておいてこんなことを書くのもあれですが、ここは地元の人々のものであってほしいですね。
でも、まぁ、大丈夫か、めっちゃ朝早いから。
ビーチと道路の間には足を洗う場所や、
誰でも使えるシャワーエリアがありました。
このあたりね。