ベトナム中部の街・ダナンは、山あり海あり飯よしと個人的にも非常に好きなところです。
そんなダナンが誇る観光地のひとつに、五行山という山があります。
もともとは仏教徒の修行の場とされている5つの山で、陽火山、陰火山、木山、土山、金山、水山と、
陰陽五行説にならって名付けられています。特に水山は、山中の洞窟の天井から差す美しい光の柱が有名です。
これは以前行った時に撮影したもの。
この穴自体は、ベトナム戦争時の爆弾によって空いたらしい。
さて、そんな五行山の光の柱。
写真をご覧をいただいた通り、神々しすぎるのです。
この光の柱の中で手を合わせたりする観光客の方もちらほら見掛けます。
じゃ、何を置いても神々しく見えるのかな?
という訳で早速行って来ました、五行山。
ダナン中心地からバイクで20分ほど走れば到着します。
この各観光地へのアクセスの良さが、ダナンが
世界で最注目の人気都市たる理由のひとつでしょう。
途中まで見える海は非常に綺麗なので、ツーリングに最高です。
なお、用意したものは昨晩スーパーで適当に買った、ヨーグルト、金ダワシ、マウス、付箋。
他にも用意していたマフィンは、
朝起きたらアリに食べられていたためリタイヤしました。
さぁ、行くぞ~!
俺、着いた、五行山。
入場料は一人15,000ドン。
外国人や学生や子供で料金が変わるかどうか分かりませんが、いずれにせよ安い。
確か途中まで登れるエレベータがあったと思うのですが、見当たらなかったので歩くことにしました。
一人なので会話もなく黙々と歩く。
辛い。
何だかんだで三度目の五行山、今さら大した発見もありません。
自撮りがピンボケしていることも分かっていたけど、撮り直す気力も湧きませんでした。
寺だ(三度目だけど)。
五行山は地元の人もよく登る山です。
登りが30分程度のちょっとした運動程度なので、軽装で来れます。
仏様の頭上に光の柱が!
そうそう、目的のものもこんな感じよ、時間は良い頃合いなのかもね。
謎の仏教系男性デュオのPV撮影(?)に遭遇!
ここでまさかの分岐路。
そうか、過去二度ともガイドがいたから迷うことがなかったんだな…。
が、すぐに、必然的に片方しか選べないことを悟る。
あ…!
あれは…!!
誰だ?
ボーカル入りの音楽を流しながら、口パクをしている男性二人組がいた。
ミュージックビデオの撮影っぽい。
ベトナムの仏教界におけるゆずかコブクロといったところだろうか、ニッチすぎるわ。
そしてよく見ると、
戻ろうとしている登山客を遮っている。
そういえば日本のあるCM撮影で登山客の登頂を阻害した、とかいう話があったなぁ…。
まぁ、一方のこちらが正解ならどうでもいいけどね!
行き止まりだったよちくしょうめ。
戻るとこつ然と姿を消していた、妖精みたいなやっちゃな。
結局この道も祠らしきものもあるが行き止まりで、第三のルートがあったみたい。
一人で考えなしに来ることに無理があったかー。
と思ったあたりで道は一本になってホッとする。
あ、見覚えがあるぞ。
そうそう、ここだ!
光の柱のある洞窟に辿り着いた…けど。
空を仰ぐとサンサンと降り注ぐ太陽光!
下にいるおねーちゃんが神々しく光り輝いている!
おぉ!
来た来た!
ここで呼び覚まされる、悲しき屁の記憶。
ここでひとつ、昔話を想い出しました。
中学の頃のある日、体育館で学年集会があったんですよ。
先生が喋っており、生徒全員は体育座りでその話を聞いています。
当然、私語は注意されるので、館内には先生の声だけが響いていました。
そんな時、私はやっちまったのです、昼食を取ったあとで腸内が活発に動いていたのでしょうか。
プッ、プゥ~~~~。
ネルソン(中1)「(やってもうた…)」
ゆっくりと…私は、視線の集中砲火を浴びました。
そんな、静寂の中の奇異というテーマのトラウマが、この五行山での状況と被ったのです…。
が、俺は今、大人になったッ!
あれから幾年の月日が過ぎただろうかッ!
18年だッ!18年の時が経ったのだッ!!(中1だからねッ)
過去と向き合い…俺は再び大人としての階段をまたひとつ上るんだッッ!!
あとは帰りました(写真は大理石製のゴミ箱です、大理石の山だから)。
ちなみに時間は前回と全く同じ、快晴かと思いきやそうではなかったのかもしれません。光に対して小さかったので、次回はオレンジ色のバスタオルとか羽織って立ったらおもしろそうだな…(まだ諦めていない)。