珍スポット好きはハウパーヴィラを聖地と心得よ!タイガーバームで財を成した胡兄弟が生み出した、奇妙奇天烈なテーマパーク(と言っていいのか?)に行って来ました。恐怖のカニ女が出て来ます。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/10/04
珍スポット好きはハウパーヴィラを聖地と心得よ!タイガーバームで財を成した胡兄弟が生み出した、奇妙奇天烈なテーマパーク(と言っていいのか?)に行って来ました。恐怖のカニ女が出て来ます。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/10/04
西遊記っていいですよね!
中国や韓国での孫という苗字は、西遊記に登場する孫悟空にちなんで生まれたそうです嘘です。
前々回、前回と続いたハウパーヴィラのレポートも、今回の第三弾でフィナーレです。
シンガポールのS級珍スポット・ハウパーヴィラが完全にカオス(1/3)
【閲覧注意】シンガポールのS級珍スポット・ハウパーヴィラが完全にカオス(2/3)
前回の10大地獄を抜けて、しばらく散策。園内にはちょっとした池もあります。
右手に妙な魚が写っていますが、キリが無さ過ぎてこの程度なら放置します。
お…これは?
士農工商、と書いてある。
江戸時代の身分制度という意味で馴染み深い言葉ですが、調べてみると儒教由来の言葉らしい。
社会は、「官吏」「農民」「職人」「商人」の4つの要素によって構成されているんだよという意味。
ほうほう、きっと中国の日常風景が描かれているということかな?
は?
日常?
何処が日常?
獣に屠られる何処が日常?
このカエルの化け物は一体何?
このサカナのコスプレをしたおっさんはもっと何?
何、一体何なの。
君たちの日常ってどんな摩訶不思議アドベンチャーなの。
と思ったら日常的なものもありました、忘れ物かしら?
こちらは賭け事…なんだ、やれば出来るじゃないですか。
むしろ何で最初に人が獣に屠られる光景を持ってきたんだよ。
と思ったら、
やっぱり日常じゃねええええぇぇぇぇ!!
こちらは沈没だああああぁぁぁぁ!!
あちらは妖怪騒ぎだああああぁぁぁぁ!!
そして突如現れる巨大僧!
と思ったら…
幽体離脱してはる!
幽体離脱してはる!!
やばい、今更だけどハウパーヴィラってほんとやばい。
斬っても斬ってもぞろぞろと敵が現れるこの感じ、体力が持たない。
すると開けた公園に。
あーここならひとまず落ち着けそうだ、よかったよかった。
よくなかった。
なんだよ、
この進撃の巨顔。
それでこの見た目通り、
めっちゃくちゃデカイからね。
アユタヤ郊外にあるウルトラマンヘッドほどじゃないけど、めちゃくちゃデカイ。
しかし、目とか、歯茎とか、顔のシワとか、生々しく表現しているところが癇に障る。
これ他に誰も見てないと人を食べるパターンですわ、本当に巨人ですわ。ちょうど壁つくってるし。
ここは西遊記のシーンが再現されているようです。
何処の国籍か分からないけど、よくこんなところでポージングして写真を撮ろうって思うよね。
看板には、日本語の説明書きが。
ふむふむ、三蔵法師が妖女に誘惑されている様子…と。
うん、
確実にちんこ握ってますわ。
こちらの看板には、妖女に打ち負かされる沙悟浄が勇敢で毅然と振舞っている様子…と。
うん、
勇敢で毅然?
それよりも、
右手が妖女というより老女なのが気になる。
続きを歩きます。
鳥人間。それは分かったけど、
なんで君はポケットからティッシュをはみ出してるの?
その意図は何なの?
人魚ども「意図なんてないわよー!」
人魚 「そんなことより」
人魚 「おにいさん」
人魚 「私達と」
人魚 「遊ばなーい!」
ネルソン「やだ!髪型が昭和だしそもそもバケモンだからやだ!」
人魚 「何ですってー!こんなことも出来るわよー!」
人魚 「う、ぐぐ」
ネルソン「首、無くなってんじゃねぇか!!」
その脇には巨大ガニが。
今まで出てきたものを考えると、かなりマトモな部類に見える不思議…。
と思ったら隣にドエライのいたー!!
これこそナイトメア(悪夢)だー!!
ここは、
おそらく動物園かな。
ちょいちょいおかしなところあるけど、
かわいらしい?コアラなんかもいるようです。
と思ったらすげぇ巨大なゴリラがいた。
そしてお前は、
そこで何をしてんだ。
こちらでは海を舞台に?戦争をおっ始めています。
さっきのナイトメア(カニ女)って二刀流だったんだ、いやそこじゃない。
これはお前、
その顔は流石にお前、
完全に笑かしに来てるだろ!
お前もだ!
以上、シンガポールのナイトメアことハウパーヴィラのレポートでした(勝手に命名してます)。
シンガポールは近代的な建築物ばかりで、その綺羅びやかさばかりが注目されます。
それはそれですごいのですが、べとまるを読んでいるような人には少し物足りないかもしれません。
そんな時、ハウパーヴィラの存在を思い出してください。
胡文虎個人と言ってしまえばそれまでですが、シンガポール建国前から存在する狂気を堪能できるはず。
中国文化の紹介とタイガーバームの宣伝という目的でつくられたハウパーヴィラ。
最後に、どう考えても関係ないやろ…という写真で締めたいと思います。
どう考えても関係ない、自由の女神。そして…
どう考えても関係ない、お相撲さん。
ちなみこれ、胡文虎の息子の一虎が日本人女性を夫人に迎えた記念でつくったそうな。
文虎「お前のためにお相撲さんつくったで!日本人やし好きやろ?」
夫人「お、おう…」
というやりとりがあったことだと思われます。
9時から一時間半ほどいましたが、帰る頃には結構な人で賑わっていたハウパーヴィラでした。第一弾と第二弾が気になる人は。
シンガポールのS級珍スポット・ハウパーヴィラが完全にカオス(1/3)
【閲覧注意】シンガポールのS級珍スポット・ハウパーヴィラが完全にカオス(2/3)