旅情溢れる片道40円の鉄道旅行!バンコクからアユタヤへ

旅情溢れる片道40円の鉄道旅行!バンコクからアユタヤへ

タイっていいですよね!

微笑みの国と呼ばれることも多いタイですが、タイ全土の1/3に及ぶ小学校では笑いヨガなる運動が取り入れられており、無理矢理にでも笑えば人生楽しくなるという考えの元で行われているんだそうです嘘です。

 

タイ・アユタヤへ行く。

ベトナムに住んでいると、近隣諸国にお安く行くことが出来ます。ラオス、タイなど…特にカンボジアの首都・プノンペンへは、ホーチミンからバスで6時間ほど、しかも安いバスなら往復1,000円程度で到着可能です(入国ビザはまた別)。 なのですが、海外(国外?)旅行を計画していた私は、今回はちょっと贅沢して冒頭の微笑みの国・タイへ行ってみることにしました。

 

バンコク以外のタイの観光都市といえば、アユタヤ、プーケット、パタヤ、チェンマイが有名です。

中でもアユタヤはド定番中のド定番、14世紀から実に400年以上も栄えた古都でございます。
今でも数多くの遺跡が残っており、大木の絡まった仏像や涅槃像が有名です。

が、私は過去二回タイへ行ったことがありますがアユタヤはいまだに未踏。
しかも、鉄道を使えばバンコクから15バーツ(40円程度)で行けるという未確認情報あり。

 

その真偽を確かめるためにも、今回初めてアユタヤへ行ってみることにしました。

 

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移動手段はタイ国営鉄道。
バンコク市街中心地からはMRT(地下鉄)フアランポーン駅と接続しています。

10月下旬、特に観光シーズンということは無いと思いますが、やはり観光都市や他国へ向かう交通手段のためか多くの観光客で賑わっていました。

 

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国鉄はMRTやBTS(スカイトレイン)ほど駅間の距離が短くないので、長旅に備える様に本屋や軽食屋や…

 

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コピーDVDが並んでいます。

ベトナムにしても同じですが、つくづく東南アジアは著作権という概念が薄いです。中国もか。

 

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それでは国鉄の駅の中へ…。

この出入口でも写真を撮っている人が多く、ちょっとした撮影スポットになっていました。

 

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入口入ってすぐ右手にはコンビニがあります。

 

訪れたことがある方は十分ご存知でしょうが、バンコクには至るところにコンビニがありその設備はほぼ日本と変わりません。
しいて違いを挙げるなら、食への執念を感じる日本のコンビニ弁当くらいです。

というより、設備やインフラのどれを見ても東京と何ら遜色は無く、むしろ新しい分だけインフラの美しさは負けていると言ってもいいと思います。
建物単体ではなく街全体のデザイン性は日本の方が先かなーと思いますが(バンコクは雑多)。

 

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そしてここが…

 

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タイ国鉄の待合所です。

 

飛行機を使わない人達にとって、国鉄は地方都市へ行くための大事な交通手段。
そのため、写真右手にいる様な大荷物を持った人達が点々と電車の到着を待っています。

 

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まずはチケットを買います。アユタヤー、と一声言えばすぐです。

 

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これがその時に買ったチケット。
赤丸で囲っているところが価格…間違いなく、15バーツ(40円程度)です。

 

やっ…やっすうぅぅ……!!

 

乗車時間が2時間、BTSの最低価格が10バーツ、東京近郊で例えてみれば箱根まで150円で行く様なものです。

 

タイの物価に換算してもこれは安過ぎる。
いや、もしかしたら、バンコクが異常に高過ぎるのか。
地方からの移動はやたらと安くしようという配慮かも…分かんないですが。

 

なお、特急に変わるとひとたび315バーツまで跳ね上がるらしい。
椅子はリクライニングシートになるものの乗車時間は30分短くなるだけなので、サービスに比例して値段が上がるというより富裕層やお金を持っている旅行者向けなんだろう。

 

タイならでは、または単純に変な光景の数々。

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待合所を後ろから見るとこうなります。
ベンチから向かって真正面にある全身の肖像画は言わずもがなの国王です。

国鉄だからこうなっているという訳でもなく、タイ国内ではあらゆるところに国王の肖像画が飾られています。映画や芝居などの興行の前には国王の映像と国歌が流れたりするほど、タイ国王は国民からそれだけ厚い尊敬を寄せられているということです。

 

それにしてもこの待合所、タイ各地から人が集まっているためか少しカオスな光景が見られます。

 

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お坊さんが(おそらく)信者の方に説法しています。
実はこうした光景、今までにも何度も目撃したことがあって、タイやラオスなどの仏教圏の国ではそれほど珍しいことでもありません。

特に駅や空港ではお坊さんも出発待ちをしているため、信者の方は彼らをつかまえては個人的なことも含め相談に乗って貰うらしい。

 

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他にもこの様な黄金色の仏像があったり、

 

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デパートの屋上遊園地にありそうなロボット型のガシャポンがあったり、

 

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人が倒れていたり…て、えー!!?

 

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寝ている!平然と寝ている!!

 

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ものすごい安堵の表情でスヤスヤと眠っております。
ある意味、治安の良さを現しているのかも知れません…。

 

 

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こ、これは…ゲーセン……!?

 

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子供はこれで遊んどけ、と言わんばかりの投げっ放しなPS3。
が、見ての通り電源は入っていませんでした。一体これでどうしろと。

 

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お次は一体何だ…!?

 

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実はコレ、「自動占い販売機」。
たった5バーツ(13円程度)で占いが出来ます。

実際にやってみたんですが、とりあえず占い結果がタイ語で読めなかったことは確かです。

 

いよいよ列車の旅!客席は現地の方ばかりで旅情を感じる。

そうこうしている内に、もうすぐで鉄道の出発時間。

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国王の背中側にあるホームへと向かいます。

 

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イギリス~フランス間のユーロスターのホームをちょっとだけ思い出す、アーチ型の天井。

 

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出発時間と終点の駅名からここで間違いない様です。

 

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車内はやはり動き辛い…。
バックパックをベンチの角にガツガツとぶつけながら空席を探します。

 

乗客は、現地の人々が6割で外国人観光客が4割という具合。
夏休みなどのシーズンになるとひっくり返るんじゃないでしょうか。

だとしても、シーズンオフは西洋系の観光客しか見ないんですよねー。
有給期間の違いもあるとは思いますが(日本人の祝日自体は他国と比べても多いけど)。

 

椅子は一応薄いウレタンが入っていて、安い業務用チェアという感じ。
ベンチに三人ギュッと詰めて座るので快適とは言えませんが、まー堪えられるレベル。

天井には扇風機が取り付けられており一応首が回転する様ですが…ひとつの車両にある10近くの扇風機の内で実質1つしか回転していません。
他の車両は分かりませんが、今回は暑い季節でも無かったので平気だったものの、もし早めに乗ることが出来たならすぐに天井を確認することをお勧めします。

 

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車内では物売りのおばちゃんおっちゃんが行き交います。
サンドウィッチ、ジュース、弁当、買ってないので相場は分かりませんが現地の人達が対象だし安そう。

 

時間になって出発すると、バンコク?の市街地の広さに驚かされます。
1時間ほど走っても車窓からは街や走る車や高架線が途切れることはなく、バンコクをぐるぐる回っているだけでは分からなかったその広さを実感する。

日本の都内でも1時間真っ直ぐ走ったところで、都を突き抜けこそすれど極端に田舎になることもありませんが、改めてバンコクもそれくらい都会なんだなーとしみじみ感じることが出来ました。

 

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向かいの席には30代くらいのタイ人の姉妹とその娘さん。

 

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折角なのでサワディーカー(こんにちわ)やって貰いました、似るな…。

 

鉄道はひたすら北上します。

 

次の次くらいの記事で書きますが、実は鉄道以外にもアユタヤへの行く方法はあります。
コストパフォーマンス的にそちらの方が良いのですが、今回鉄道を選んだのにも理由がありました。

 

車窓から見られる眺めへの期待です。

 

正に世界の車窓からの様な…そんな旅情を楽しめると思って乗り込んだこの鉄道。
タイの人々の生活や自然を感じられる車窓が…コチラ!!

 

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お、おう…草ばっかやね。

 

何かこう、ダダーーーーっと広がる様な牧草地でも見れるかと思ったらずっとこんな感じ。
携帯を見る訳でもなく、誰かとお喋りする訳でもなく、他の乗客と同様に腕を組んで黙って過ごす。

 

それにしても、椅子が安定していないだけにダイレクトに揺れが来ます。
私は割と乗り物酔いには強い方なので平気なのですが、他の観光客は大丈

 

タイ人のおっさん「おぼろろろろろろろ!」

 

現地の人間か!あんたらは慣れとけよ!!

 

どうやら親子で来ていたタイ人の親父さんが戻してしまったらしく、息子が「しゃーねーなー」って感じで汚れた床をタオルで拭いていました。

そういえば以前にもベトナムで長距離バスに乗った時、隣に座っていた女性がずーっとゲ~ゲ~やってたなぁ。
東南アジアの人達は大して強くないのか、それとも俺は雨男ならぬゲロを呼ぶゲロ男なのか…。

 

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ま、そんなこんなで2時間と25分。
予定時間を25分ほど過ぎてアユタヤに到着。

 

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姉妹と娘さんに別れを告げて、降ります。
やはり多くの観光客もここでゾロゾロと降りていく様です。

 

駅を出てすぐ視界に飛び込んできたものは…

 

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セ…!

 

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セブンイレブンやぁ……!!

 

意外です、超意外です。
まさかのアユタヤにコンビニがあるとは。

 

タイに初めて訪れてアユタヤの存在を知って一年と四か月。
それまで私の頭の中にあったアユタヤのイメージとはずっとラピュタの世界だったのですが…まさかコンビニがあるなんて!

これじゃ現代文明の塊じゃないですかー!!やだー!!!

 

ちなみに中身の設備はほぼ完璧に近かったです。
ガイカパオってコンビニ弁当で売られてるんですね、コーラも買えて捗ったわ。

 

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その他にもこんな奇っ怪なものが並べられていました。
おっさん満面のドヤ顔です、日本で言うところの細木数子の六星占術みたいなもんでしょうか。

 

他にもDVDが売られていたんですが…

 

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JAWS…IN JAPAN……!!
もしかしてスピルバーグが新作を…!?

 

実はコレ、実際に買って観てみました。
B級ムービーって言葉がありますけど、Dくらいまで突き抜けると絶句するということがよく分かりました。

監督が水着のお姉ちゃんと楽しみたかっただけやろっという。

 

それから、トゥクトゥクを拾ってゲストハウスへ。

 

ここで要注意点なのですが、基本的にトゥクトゥクの溜まり場は駅前にしかありません。
アユタヤの遺跡巡りをしたいのであれば、レンタサイクルやレンタバイクを検討していない限り、必ずこのタイミングで運ちゃんと交渉してチャーターしてください。

 

ちなみにアユタヤの相場は一時間200バーツだそうです。
取り決めがあるのか、どの運転手もまずその値段を訴えてきます。

 

アンコールワットのあるシェムリアップより頑固ですが、ネットの情報を見る限りだと粘って交渉すればある程度までは価格を抑えられるかと。

私はここでトゥクトゥクを拾わなかったため、この後で非常に面倒な目にあうことに…それはまた次の記事にて。

 

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で、それから10分ほど掛けて目的のゲストハウスへ。
一泊300バーツ(750円程度)のBaifern Homestay

 

シーズンオフとは言えかーなり安いので若干の不安を覚えつつ…

 

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門をくぐると…

 

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ガーデニングに精を出していることは確か。

 

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中庭の奥は横へ吹き抜けになっていて、風が吹き涼が取れる。

 

うん。

 

ここ、いいですね。

 

高級感がある訳じゃないけど、細かいところまで掃除が行き届いていて綺麗です。
何より、東南アジアらしいムードがあります。

 

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肝心の部屋へ…

 

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あ、可愛らしくていいなぁ。
この色合い、いいセンスしてるよ。

 

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トイレも必要十分という感じです。
お湯が…ぬるま湯……とも言えない程度でしたが、まぁそもそも今日は日が暑いのでこれも問題無さそうだ。

 

一泊750円としては、コストパフォーマンスは十ニ分!

という訳で、このへんで13時。やっと一息ついたのでした。

 

なんだかほとんど移動ばかりの記事でしたが、次回はいよいよアユタヤの遺跡群を巡ります。

 

今回はこのへんでおしまい。

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