ベトナム初となるイオンのレポートです。家族の結びつきが強い国だからこそ、老若男女のツボを押さえたつくりはハマる気がする。人が来る訳ないという下馬評も何のその、快進撃でベトナムにその存在感を示しました。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/02/20
ベトナム初となるイオンのレポートです。家族の結びつきが強い国だからこそ、老若男女のツボを押さえたつくりはハマる気がする。人が来る訳ないという下馬評も何のその、快進撃でベトナムにその存在感を示しました。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/02/20
イルミネーションっていいですよね!
秘密結社イルミナティとイルミネーションの語源は同じ「光輝く者」です本当です。
マジかよ…(嘘を書くつもりが調べたら本当だった)。
さて、イオン紹介記事も後編です。
前回は飲食関係をご紹介しましたが、今回はそれ以外の施設についてです。
目次
イオンは、ワンストップ・ショッピングを売りにしているそう。
つまり、美味しい食材を買いたいお母さんから、最新の電化製品を見たいお父さんから、純粋に遊びたい子供まで、家族の全員が楽しめる場をつくりますよということ。ここベトナムにおいても正にそれを体現する形で、イオン・ベトナム内には多種多様なお店がありました。
服、
化粧品、
オモチャもあります。
なんと、日本のトミカも出店!
ガンプラまであるじゃないですか…。
中にはBB戦士などもあって、個人的にもとても懐かしく感じました。
こちらは家電量販店。
ビックカメラやヨドバシカメラのような展示です。
カメラや、
洗濯機などの白物家電や、
日本製のテレビといった高級品も並びます。
ベトナムでは一般的なカラオケセットも…店員がモロ歌っとるけど。
お客さん「ワ…ワシにもやらせてもらえんかのぅ」
店員さん「断る」
とは言ってませんでした。
他にも、
スポーツ用品店や、
日本でお馴染み、100均のDAISOがありました。
撮影NGと言われてしまったので写真はありませんが、日本のラインナップとほぼ同じです。
こちらは名前の通り、
日本ブランドの服を集めたセレクトショップのようです。
なんだか成田空港にいる気分になってきた…。
携帯用アクセサリー売り場。
日本でも流行りの格安お手軽床屋・3Qカットも出店です。
まぁ、路上の青空床屋が20,000VNDなので、こちらで100,000VNDはそこそこ良い値ですが。
KUMON…そう、ベトナムでは公文は結構メジャー。
今、この国では、健康志向の食品関係と教育関係が熱いらしい。
一階にはイベント用スペースがあります。
丁度この頃は、日本の観光地を紹介する内容だったようです。
縁日のような一角があったり、
日本から桜を剥製にして持ってきたり、
日本からガチの書道家を連れてきてパフォーマンスもしたらしい。
館内のところどころにはこのような桜の壁紙が張ってあり、
お客さんの格好の撮影スポットになっていました…写真が好きだからねぇ。
tiNi TOWN…。
ベトナムのアニメかな?
ガラスの向こうは子供向けアトラクションのようです。
平均年齢が28歳と若いベトナムですから、子供がたくさんいる訳です。
したがってゲームセンターなどの娯楽施設もあります。
これが、なかなか興味深い。
ベトナムにはゲームセンターという文化はなく、全て外国から入ってきたものでした。
そのためベトナム製のアーケードゲームがなく、設置されているものは全てそのお下がり。
ワニワニパニックはもちろん日本製で、
日本でも叩かれ続けてきた経年を感じさせます。
このガンシューティングゲームに至っては私の高校時代の青春です。
そう、何故なら友達が少なかったから…って、うっさいわ!バカ!!
この通り、何から何まで日本製。
ゲームの説明も、
日本語だけど気にしない!
このプリクラも友人(女性)によると古い型だそう。
オトメのラクエン…。
この素足に妙な説得力がある。
別料金のオプションか、初音ミクやナルトのコスプレもありました。
ちなみにベトナムのオタクさんにはめっちゃ人気みたいですよ、初音ミク。
先日も近所の公園から初音ミクの音楽がガンガンに流れていました、ただの公園から。
が…。
流石にパンチングマシーンは古過ぎたのか、中国製。
レジャー施設は他にも、
ボーリングや、
映画館がありました。
どうやって仕事してたら右端の昇竜拳が出るんだろうか。
この他にももう一店、かなりインパクトのあるお店があります。
それはまた、別に記事を起こす予定なのでここでは触れません。
18時を回ると、イオン外にはぞろぞろと人が集まります。
一体何事かというと…。
イルミネッ…ショーーーン!
公園にはLEDが敷き詰められ、こちらはベトナム最大規模、50万球の電飾を使用しているとのこと。
それぞれ四季のゾーンに分けられていて、
ベトナム(特に南部)では実感しない四季を、光で表現しています。
眩い青色の光に心が落ち着きます。
水面に反射して揺らめく光も美しい。
冬の次は、春。
白と桃のLEDを背景に恋人達が間隔を空けて並んでいます。
まるで京都にある鴨川の河川敷のようです。
秋。
こちらは紅葉と赤色のLEDで埋められていました。
夏は、噴水ショーも兼ねています。
男性(今日こそ言うんだ…プロポーズを!)
女性(今日こそ言われるのかしら…プロポーズを!)
男性「あのさっ」
女性「はいっ」
ガヤガヤ
男性「そのっ」
女性「うんっ」
ガサガサ
男性「…」
女性「…」
ワイワイ
男性「おっ」
女性「…」
カシャカシャ
男性「俺とっ」
女性「…!」
パシャパシャ
男性「けっ…」
女性「!!」
ピースピース
男性「…」
女性「…」
イエーイイエーイ
男性「やっぱり何でもない…(うるさい)」
女性「そ、そう…(うるさい)」
なお、こちらのイルミネーションは2/28まで開催しています。
明後日まで、ですが…気になるあの子を引っ張って行きましょう。
イオンの向かいでは『花市』が華やかに開催されていました。
テト(旧正月)前でしたから、日本で言うところの縁日みたいなものですね。
東南アジア圏のナイトマーケットらしく、実に色々なものが売られていました。
何故、シャンプーを…。
縁日らしく遊びもあります。
見たところ何でもあり過ぎるくじ引き。
子供向けのお面とビールが並んでいる辺り、対象年令が全く謎です。
似顔絵の絵師がいたり、
て、見過ぎ見過ぎィ!
警備員のおっちゃんも仕事放っぽりだして見過ぎィ!!
脇には、過去の遺物なのか、屋上遊園地にありそうな設備が積み上げられていました。
花市から戻ると、20時半。
飲食店フロアは戦場と化しています。
なんでも、19時以降はベトナム人のお客さんのディナータイムですごい人数が押し寄せるそうです。
もしイオンで夕食を食べようと思う読者の方がいれば、19時前に入店しておくことをオススメします。
前回に立ち寄ったNICKYも、
丸亀製麺もとんでもない行列が並んでいました。
およそ6時間に渡ったイオン取材。
二年以上に渡るベトナム生活で、完全に忘れていたことがあります。
ネルソン「そういえばデパートって、」
ネルソン「疲れるものだった、」
ネルソン「ね…」
ネルソン「 」
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今回、絞りに絞って、前後編合わせて166枚の写真を使っています。
実際に撮影した合計枚数は675枚!
それがそのままイオン・ベトナムのボリュームだと思ってください。
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店名:AEON VIETNAM
住所:30, Bo Bao Tan Thang, P.Son Ky, Dist.Tan Phu
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