ハロン湾は滅多に快晴になることがないそうです。ましてや当時は冬だったので、その気配は全くない。まぁ、これはこれで、「海の桂林」らしい、水墨画のような趣を感じて良いといえば良いんですけどね。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/05/07
ハロン湾は滅多に快晴になることがないそうです。ましてや当時は冬だったので、その気配は全くない。まぁ、これはこれで、「海の桂林」らしい、水墨画のような趣を感じて良いといえば良いんですけどね。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2014/05/07
湾っていいですよね!
湾という漢字の中に「弓」という文字が組み込まれている理由は、湾の形に由来そうです嘘です。
ベトナムの観光地にはさまざまなものがあります。
これまでサイゴンばかりを紹介してきましたが、もちろん首都のハノイにも。
その中で最も有名なもののひとつが…ハロン湾。
クアンニン省ハロン市の南に位置する湾で、その面積は1,500平方kmと実に広大
これは、東京ドーム115,384個分になります…って、もはやドームで数える意義が無い。
大小3,000もの奇岩と島が存在し、数世紀前までは海賊の隠れ家としても利用されていたとのこと。
同じような風景に中国の桂林が思い出されますが、それもそのはずで地質学的には同じ石灰岩台地。
1994年には、ユネスコ世界遺産に登録されました。
さて今回、ハノイの現地旅行会社・APTトラベルさんのツアーにご招待いただきました。
通常、朝8時から夜8時半までの日帰りツアー(日本語)で75ドルの参加料金が掛かります。
こちらが一日同行してくれる、現地ツアーガイドのチョンさん。
ハロン湾まではバスで4時間半(休憩込み)と掛かります、往復で9時間と結構な長さ。
その間、チョンさんはベトナムの主要産業や親の名付け方などのトークを展開してくれました。
ちなみに、ハロン湾ツアーは船上での宿泊を含む内容が一般的です。
ただ、日本人の場合、時間が惜しいということで日帰り客が多いようなんですって。
個人的には、もっと余裕を持って楽しんでベトナムをリピートしてくれるように頑張りたいですね。
途中で、休憩という形を取って刺繍工場兼お土産屋に寄ります。
ベトナムではどのツアーを申し込んでもほぼこうなります、購入はもちろん自由…。
広場には謎の彫刻群があり、
デザインが、
なかなか奇天烈だった。
ここまで来るとFINAL FANTASYのラスボスだよね。
破壊するもの、とかいった名前が付いていそうだよね。
そして…。
ハロン湾の港に到着!人・人・人!!
ハノイに来る、観光客の8割がハロン湾が目的だという話です。
ベトナム各地、また世界各地から観光客が集まってきているのでしょう。
国際色豊かな人混みを抜けて、
僕らを乗せてハロン湾を行くフェリーのお出まし。
乗り込みます。
船内には、
お土産コーナーと、
チップボックスがありました。
理由は分かりませんが、Aのフォントスタイルに偏執的な愛を感じます。
船員たちのジーンズが干されていましたが、とても乾くとは思えない。
ちなみにフェリーが走り出したら下げられていました。
船首にはドラゴン!
昼食は船上にて出発と同時に!
今更ですが、ここで人物紹介。
中央はなほちゃん、その左の女性がお姉さんのあゆさんです。
なほちゃんとは台湾で知り合ったのですが、同じ時期にハノイにいたので合流しました。
その台湾ってのは、この時期ね。
知り合ったといっても現地で偶然出会った訳じゃないよ。
魯肉飯に印鑑にコワーキング!ちょっとマニアックな台湾観光まとめ(台北編・後編)
食事内容は、
こんな感じ。
ベトナム料理というよりは、
家庭料理に近くてかえって好み。
デザートにはスイカも付いています。
と、その時だった!
ゴゴゴゴゴ…
ゴゴゴゴゴ…
ゴゴゴゴゴ…
ゴゴゴゴゴ…
ゴゴゴゴゴ…
ゴゴゴゴゴ…
ゴゴゴゴゴ…
ゴゴゴゴゴ…
ゴゴゴゴゴ…
ゴゴゴゴゴ…
娘さん 「バナナいる?」
ネルソン「えっ」
この娘さんはバナナガール…もとい、水上の売り子。
食事中だったから、バナナを当て込んで来たのだろうか…でもスイカがあるから要らない……。
それにしても、船から船へ飛び移って売るとは実にアクティブ。
出発から30分経って奇岩が集まるポイントに到着。
2月のベトナム北部は相変わらず霧が濃いですが、これはこれで趣がある。
チョンさん「ネルソンさん見て!」
ネルソン 「はい!」
チョンさん「ハチ公ですよ!」
ネルソン 「ハチ公?」
ネルソン 「マジや!マジでハチ公や!!」
そう、ハロン湾の奇岩にはこのように何かに見えるものが多くあるのです。
なほちゃん「ネルソンさん!写真撮るから二階に上がりなよ!」
ネルソン 「そうする!(ガンガンガン)」
(とはいえどんなポーズを取っていいのか分からない私)
(とりあえず両手を使ってみる私)
観光客 「I can’t see.」
ネルソン 「す、すいましぇん…」
チョンさん「ネルソンさん見て!」
ネルソン 「え…もういいよ……(マジ注意されたのを引きずってる)」
チョンさん「あの岩!」
ネルソン 「そりゃ岩だってあるよ…」
チョンさん「見覚えがありませんか?」
ネルソン 「ある訳ないよ…」
チョンさん「これ!」
ネルソン 「こ、ここ!これは…20万ドゥーーーーーン!!」
ネルソン 「あれが!」
ネルソン 「20万ドン!」
ネルソン 「あれがこの!」
ネルソン 「20万ドンですよ!」
チョンさん「急にテンション上がった!」
と、ハロン湾の奇岩はお札の絵柄になるほど有名なのです。
ちなみに何であの特徴の無い岩が?と聞いたところ、「奇跡の足場だから」だって。
だのなんだのワイワイキャッキャッとしていると、人工の浮島に到着しました。
ここから小舟に乗って移動する、ということみたいです。
続きます。