女子っていいですよね!
「女子」という言葉は江戸時代、かんざしを差したカカシを指したそうです嘘です。
前回の記事でお知らせしたように、ベトナムの旅行会社(正確には事業名)・スケッチトラベルさんとべとまるでツアーをつくることになりました。その名もスケマルツアー…は、なんとなく助平な響きがするので二度と言わないと思いますが、今回はその第一弾としてこちらのツアーをご紹介したいと思います。
題して!
…ベトナム観光といえば、女子に人気!と言ってもいいでしょう。
見た目にも華やかで健康なベトナム料理、刺繍製品などの可愛らしいベトナム雑貨、などなど、アジアの中でもベトナムという国は女子人気が高いと思います。しかしながら、果たしてベトナムが持つポテンシャルをすべて知られているのでしょうか!?そこでこのたび、べとまる印のスケトラ(スケッチトラベルの略)ツアー第一弾として、女子旅ツアーなるものを考えてみました。
はい。今、画面越しに「ネルソン、なんでお前が?」と思われていそうですが。
誰がお前だ!誰がネルソンだ!いや名前は合ってる。たまにFUJIWARAのフジモンに似てると言われる私も、これでいて少々オトメンです。乙女のネルソン、オトメルソンとはそう私のこと。今はじめて言ったけど。かわいい雑貨とか建物とか、見ているだけでも好きなんですよ。たぶん暇すぎて妹が読んでた『りぼん』とか『Zipper』とか読んでた影響だろうな!それはともかくとして、そんな私が「これは女子も気に入るだろコラッ!」というモデルプランを考えてみたので、今回はそちらを紹介させていただきとうございます。
巡るスポットにアクティビティは、こんな感じ!
1.アオザイ姿に着替えてベトナム女子になりきろう
2.東洋のパリに囲まれて撮影会
3.乙女らしさの究極体!ピンクの教会
4.タンディン市場でベトナム布巡り
5.ヨーロピアンタウンでおいしいフレンチ
6.陶器にアート雑貨に…ステキ雑貨屋めぐり
7.プラカゴの聖地で掘り出し物を見つけ出そう
8.天后宮(ティエンハウ)で天に向かって願いごと
9.メゾン・ド・マロウでベトナムチョコスイーツに舌鼓
10.マッサージで旅の疲れを根こそぎ落とす or ショッピング
11.おしゃれな隠れ家レストランでおいしい家庭料理を満喫
多いな!とお思いでしょう。はい、一日を全力で使ったプランですもの。女子力出し切った。もうお婆ちゃん。お婆ちゃんに失礼か、すみません。じゃあお爺ちゃんで。ただ、多い一方で、半日コースも組んでますよ、それについてはまた記事の最後にて~。
暑いんでね、車で参ります!
ベトナムの民族衣装といえば、アオザイ。ピタッと上半身にフィットしながら、歩けばヒラヒラと風に舞うその長い裾は美しいの一言に尽きる。ネットでも世界一美しい民族衣装は?というトピックでたびたびその名前が登場する気がします。で、そんなアオザイをレンタルできるお店があるのです!その名は「ミス・サイゴン」。
どこからどう見ても、
ただのジュエリーショップですが、
二階に上がると!アオザイスタジオがあるんですね~。忍者屋敷か(適当)。
そのピンク主体の派手めな内装は振り切った小学生女子の部屋という(勝手な)印象ですが、
取り揃えているアオザイの種類は…!
とっても豊富!!
今回、この企画のお手伝いをお願いしているあかりちゃんに着てもらいました。
ちなみに彼女はYOUTUBEでチャンネルを持っているので、よかったらご覧ください。
初めて会ったときに「おっ、YouTuberだね!」と言ったら「違います!」と言われたので、みなさんもホーチミンで見かけたらドシドシ同じことを言ってあげてください。いつか彼女のストレスが頂点に達したときに誰かが平手打ちを食らうでしょう、ワニワニパニックや黒ひげ危機一発と同じシステムです。
で、すごい余談。実はこの原稿を書いたのは今(公開)から三ヶ月以上前なんですが、つまりここだけ追記なのですが、撮影当時はまだ登録者数が3000いかないくらだったんですよね。それが今や…。ガラスの仮面に出てくる月影千草の「恐ろしい子…!!」という感想100%。見てみてください。そして話を戻します。
一階のジュエリーショップに入るときに「マジでスタジオあるの?」と疑ってしまうこと必至なのですが、そこは本当に大丈夫です。ドラクエで他人の家に入るがごとくズンズン突き進んじゃってください。タンスは開いちゃダメですよ。ジュエリーショップだからね、勘違いされるぞ。そもそもドラクエ知ってる女子はそんなにいないか。
2.東洋のパリに囲まれて撮影会
アオザイに着替えたら、東洋のパリを象徴するスポットで撮影会!ちょうどミス・サイゴンから徒歩数十秒でグエンフエ通りに出ます。すると、南東から北西にドーン!と歩行者天国が。その突き当たりではとってもご立派なホーチミン人民委員会庁舎とホーチミン氏の銅像がお出迎え。なお、グエンフエは夜は夜で若者たちの盛り場となっているので、その地元ならではの熱気や雰囲気を味わうことはとってもオススメです。
グエンフエ通り、人民委員会庁舎とホーチミン像を背景に。
サイゴン大教会、無意味にマリア像と同じポーズを取らせる。
アオザイを着てると気功使えそうだな(私がやらせてるんだけど)。
中央郵便局、もうここまで来るとレンズの画角が限界でした。
何気に、中央郵便局はエッフェル氏による設計です。そう、パリのエッフェル塔のエッフェル。この事実を知るまでエッフェル塔が人名から名付けられているとはじめて知ったのですが、そういったネーミングは海外では多いそうですね。トランプタワーもそうだった、あれは自分で名付けてるからちょっと意味合いが違うのかな。
内装も美しいですよね。
3.乙女らしさの究極体!ピンクの教会
お次は、このツアー中でもっとも乙女な場所と言えるかもしれません。
どーん!
タンディン教会、人呼んで「ピンクの教会」。そのまんま言葉の通り、真っピンク!なんですね。インターネットのどこかでだれかが「セーラームーンの世界から飛び出したみたい」とかなんとか書いてあり、言い得て妙だな~と納得してしまいました。少女漫画感が全開です。満月がすごく似合いそう。
ここは12時~14時は閉館となっており、その時間帯には塀の外から眺めることしか出来ません。逆囚人です。ツアーだともちろんそこははずすのですが、個人で行くときは気をつけてください。ちなみにさっき出てたあかりちゃんが写っていない理由は、まさにこの取材のときにその時間帯にぶつかってしまったから。反省。
何度も行ってるから写真はたくさんあるんだけどね。
どこから見ても絵になります、結婚写真を撮っているカップルもおりました。
余談ですが、なぜか韓国人女性がたくさん来ていました。なんでもない日のなんでも時間に、団体客ではなく個人客が6,7人もいたので、もしかしたら同国のテレビ番組で紹介されたりドラマのロケ地になって、知名度が高くなっているのかもしれません。行くなら今しかない!チェキラ!
4.タンディン市場でベトナム布巡り
教会でひとしきり撮影したあとは、向かいの市場へ。
ここタンディン市場は生鮮食品や日用品と一般的な市場として商品を置きつつも、特徴があります。
それはー、布市場!
ベトナムは刺繍大国で、縫い子さんがたくさん!世界中の服飾メーカーが工場を置いていたり、個人でも既製品を持って行けば同じ型・サイズでつくってもらえたり、オーダーメイドだって日本よりも断然リーズナブルにお願いできるのです。
タンディン市場は、刺繍を生業とする人たちが布を仕入れる場所のひとつ。日本人女性の方を見かけることも多いのですが、おそらくほとんどのみなさんが在住者なのではないでしょうか。いつかのドナルドの衣装の材料も、ここで調達しました。個人的に、シャツをつくりたいなーというときにもよく来ています。
ただ、オーダーメイド前提でなく、布そのものを見ておもしろいと思えるかどうかはその人次第なので、もし興味がなければ市場観光と割り切って見てもおもしろいかと思います。布以外にも、陶器やガラス製品なども売られているので、もしかしたら思わぬところでお気に入りの雑貨に出会えるかもしれませんね。
アラビアン風なお香入れ?と思いきや、まさかの爪楊枝入れだった。
5.ヨーロピアンタウンでおいしいフレンチ
ホーチミン市でもこの2,3年で観光スポットとして注目が集まっているエリアが、2区。ホーチミンに長く住まれている方からは「あそこはかつて湿地帯じゃった…」と言われることも多く(語尾は脚色です)、いわゆる新興住宅地ですね。それでいてどうして1区の次の2区なんでしょうね?今度調べてみようかなぁ。
コンドミニアム(日本で言うところのタワーマンションみたいなポジション)が続々と建設されているということもあり、日本人でも家族で住まれている人が多かったり、またはヨーロピアンの方々にも人気のエリアです。道路の舗装がところどころ割れたり剥げていたりと、ベトナムでよく見る街並みをベースにしながらも、ポツリポツリと外観からしてユニークでオシャレなお店があったり、ヨーロピアンの方が軒先でハンバーガーを食べていたりと、市内でもひときわ独特な様相を呈しています。
ツアー中のランチは、そんなおしゃれなヨーロピアンタウンでフレンチをいただきましょう。
この「papagayo」というお店は、シェフがフランス人の本格派フレンチレストランです。
手前はイカスミのリゾット。米はほどよい固さで柔らかさ、魚介類のコクがイカスミとともにシッカリと絡められてとってもおいしい。エビもプリップリで、海に面するベトナムは魚介類全般がとても美味しいんですよね、ベトナム料理は食べないの、だって?それは夜に置いておきましょう!
6.陶器にアート雑貨に…ステキ雑貨屋めぐり
ランチタイムのあとは、2区の雑貨屋を巡ります。
ヨーロピアンタウンとしての2区の中心はタオディエン通り(ストリート)だと言っても良く、雑貨店などのお店もここに集まっており、歩いて回ることにもそれほど苦はありません。効率よく回れば店舗間の移動時間は2分以内に収まります。ただ、このエリアは低層の建物が多く、日差しはかなりキツめなので、帽子や日焼けクリームなどの日差し対策はシッカリと取っておくことをオススメします。
こちらのお店では、
メイド・イン・タイを中心としたアート雑貨を扱っています。
ベトナムは社会主義というお国柄もあってか、海外のアート作品を見る機会が相対的に(とくにタイよりは)少ない気がする。個人的にはとても楽しいお店だったのでまた行きたいと思います。
Dong Gia Ceramics、陶器のお店。
陶器が所狭しと並べられているので慎重に歩きましょう。
ここを象徴する商品とも言える、この藍色と茶の陶器。私もマグカップをひとつ持っています。
イヤリング、ドアノブ、トートバッグ、石鹸など、ほかにもいろいろ。
KOKOIS、2区のオシャレなカフェ界隈でもひときわ有名なお店。
このほか、タオディエン周辺にはほかにもステキなお店がたくさんあります。
ハンドメイドの製品も多いので、時間の許す限り見て回って掘り出しモノと出会ってください。
7.プラカゴの聖地で掘り出し物を見つけよう
ここから、ヨーロピアンタウンの2区を発って、一気にチャイナタウンの5区へ参ります!
5区と6区のエリアはチョロンと呼ばれ、昔から中華系ベトナム人が多く住む場所として知られています。チョロンを直訳すると「大きな市場」という意味であることからも分かるように、ホーチミン市内の卸売場としての役割もあるのです。ここでの見どころはー、
プラカゴの聖地!とも呼ばれる、「CHI TU」(チー・トゥ)というお店。
プラスチック・テープを編み込んだプラカゴは、今やベトナムでは定番のお土産品。低価格でありながらとても丈夫&防水なので、ちょっとしたお出掛けや自宅のオシャレな収納ケースとしても使う人が増えているとのこと。CHI TUはそんなプラカゴの火付け役とも言われるお店なのです。なお、直訳すると「トゥ姉さん」。オーナーさんのお名前でしょうかね(確認忘れ)。
店頭にある商品は地味めですが、奥にはかなり豊富な種類のプラカゴが置かれています。
先日寄ったときにも狭い店内に日本人女性が4,5人ほどいたので、よほど人気があると思われます。写真をご覧の通り、店内はお世辞にもキレイとは言えず、なんというか物置部屋といった雰囲気で、古い本を媒介にして異世界に迷い込みそう(分かりづらいたとえですみません)。だからといって虫やネズミが出る訳では全然ないので、これはこれでローカル探検が好きな人にはよりハマってもらえる場所でしょう。
8.天后宮(ティエンハウ)で天に向かって願いごと
プラカゴショッピングを楽しんだあとは、お寺へ!チョロンは中華街なだけあってお寺が多く、自由に訪問することが出来ます。特徴的なお寺がいくつかあるのですが、それはまたいつかの機会に書くとして、このツアーではより女子的といいますか、パワースポット的なお寺を訪問することにしましょう。
この、天后宮(ティエンハウ)というお寺!
お寺に彫られた装飾がなかなかに細かい。
敷居を跨ぐと香炉のある中庭に。
急に静かになって線香の煙が揺らぐだけ、外界から隔絶された気分です。
そして、このお寺の最大の特徴はなんと言っても…こちら!
渦巻く線香!盤状香と呼ばれ、香港や台湾などの中華文化でよく見られるそうです。
近づいて見ると目まぐるしくなってきて、なんとなくエッシャーのだまし絵を思い出す。
ここでは2万ドンで願い事を好きに書いて、そのお札を奉納することが出来ます。
でも位置が高いよね?どうやんの??というと…
よく伸びーーーーーるこいつに…引っ掛けて!
火を付けて!
掛けてもらう!
この渦巻き型の線香は一週間に渡って煙を出しつづけるそうで、この形は天へ願い事を届けるという意味も込められているとのこと。
9.メゾン・ド・マロウでベトナムチョコスイーツに舌鼓
そろそろ疲れが溜まってきた頃合いで、甘いもので回復いたしましょう!ベトナムといえばチェーが有名ですが、それはどこでも食べられるということで、このツアーではベトナム産カカオのスイーツなどはいかがでしょうか。
それが食べられるお店が、
この…メゾン・ド・マロウ!
在住者の方であればこのデザインのチョコバーを見たことがあるかもしれません。マロウはフランス人の男性二人組が立ち上げたチョコレートを製造販売している会社で、それまであまり注目されてこなかった、フルーティな酸味を持ったベトナム・カカオを新たなチョコレート製品としてプロデュース。オシャレなパッケージは世界中でも受け入れられ、ベトナム産のチョコレートを世界に広めた立役者のひとりです。
このメゾン・ド・マロウは、そのマロウが展開するスイーツ・カフェ。ベトナムだとかなり高額なので頻繁には行かないのですが、それでもここの味が大好きで、観光に来た友人から甘いものをリクエストされるとよくオススメしています。まぁ、高額とは言っても500~600円なので、日本の高野パーラーあたりに比べると全然リーズナブルです(ほかにもあるんだろうけど高野パーラーくらいしか知らない)。
パッケージにこだわりがあるだけあって、
スイーツそのもののデザインもとても美しい。
わたくしスイーツ男子という訳では全然ないのですが、僭越ながらここで食べたチョコレートスイーツは日本で食べたどれよりもおいしいと思う。メニューにもよりますが、パキパキ&モフモフといった食感のおもしろさ、フルーティな酸味を持ったベトナムカカオが柑橘系のソースによくマッチしていたりなど、美味しいことはもちろん、口の中が楽しい。あなたがチョコレート好きならここに行かない手はありません。
10.マッサージで旅の疲れを根こそぎ落とす or ショッピング
一日たっぷりのスケジュールなので、おいしいものを食べてもかなりお疲れのはず。ということで、ここでマッサージ!ホーチミン市内はマッサージスパも豊富、とくに多くの店で取り入れられているホットストーンは、温めた石で背中を揉みほぐすというもので、ベトナム特有ではありませんが人気が高い。
あるいは、まだまだ元気!という方は、この時間を利用してショッピングも良いでしょう。ドンコイ通り周辺であれば、定番のお土産店やブランドショップにスーパー…と、ひと通り揃っているので困りません。
11.おしゃれな隠れ家レストランでおいしい家庭料理を満喫
締めくくりのディナーは、隠れ家レストランで!
在住者にはスッカリとお馴染みの場所ですが、知らないとまずたどり着かない場所にあります。
目的がないと近づきもしないであろう、
この路地裏を抜けて…。
ほぼ突き当たりの左手にある入口に入り…。
どう見ても民家然としている階段を上ったら…。
屋上(5階)にある場所が!
こちら!「Secret Garden」です。
今となってはかなり有名になってしまったので、在住者としては隠れ家感はなくなったと思うのですが、それでもここの素敵さは変わらず、また日本からのお客さんを連れてくるたびに反応がおもしろいお店です。暖色系の照明に、屋上の開放感、一望とは言わないまでもその街の眺めの中には発展の象徴である高層ビルやひとびとの暮らしを見ることができ、一日の締めくくりにはとても良い景色を堪能できると思います。
飾り付けられている色とりどりのランタンは、中部・ホイアンの象徴。
メニューはベトナムの家庭料理をベースとしており、
レモングラスの肉詰め、
温野菜&ヌクマムベースのソース、
厚揚げの肉詰めのトマトソースがけ、
「カインチュア」と呼ばれる雷魚などの淡水魚やトマトやパイナップルが盛りだくさん入った酸っぱいスープ…などなど。
ほかにも、春巻き・蓮の茎サラダ・海鮮チャーハンなど、ベトナムの一般家庭で食べられるメニューが豊富にあります。
個人で行くもよし、ツアーに参加するもよし!
いかがでしたでしょうか?濃縮!女子旅ツアー。
私が持て得る引き出しをすべて引っ張ってひっくり返して考えてみました。
それぞれのお店や施設は調べればすぐに分かるし、タクシーに伝えればひとっ飛び。ただ、もし今この記事を読んでいるあなたが、これからベトナムを観光しようと考えていて、短い日程や時間でなるべくたくさん回りたいと思うのなら、ホーチミンの日差しやスコールとタクシーとのトラブルを避けたいのであれば、まるっと車で移動できガイドも付いてくるこちらのツアーに参加することをオススメします。今回紹介したモデルプランをなぞる形も良いですし、「ここは行かないけどあそこに行きたい」というカスタマイズも受け付けていますよ。
観光客の方も、お友達を案内する在住者の方もぜひ!お申込みはここからね!↓
べとまるコラボ企画「第一弾女子旅」|ベトナム旅行スケッチトラベル