ムイネーはベトナムのコロラドです。行ったことありますか?ない?モッタイナイ!でも俺もなかったからおあいこだね!という訳で、いいですぞ、ムイネー。そこにしかない砂丘の荒廃感はベトナムのほかの街では味わえません。ホーチミンからバスで4時間、在住者ならとくに行ってみるべし。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2019/05/07
ムイネーはベトナムのコロラドです。行ったことありますか?ない?モッタイナイ!でも俺もなかったからおあいこだね!という訳で、いいですぞ、ムイネー。そこにしかない砂丘の荒廃感はベトナムのほかの街では味わえません。ホーチミンからバスで4時間、在住者ならとくに行ってみるべし。
ライター:ネルソン水嶋 公開日:2019/05/07
砂漠っていいですよね!
サハラ砂漠とゴビ砂漠は地中でつながってるそうです嘘です雑です。
目次
ムイネーですよ、ムイネームイネー。私がベスト・オブ・オシャレだと思うベトナムの地名のっ…ムイネーです!(タメた)。ベトナム南部の上の方にある、砂丘で有名な海沿いの街。ベトナムに住み始めて二年くらいかな、はじめて名前を聞いたのは。なにがどうとは言えないけど、いい名前だな、洒脱だな、なんてことを思ったままついに在住6年間(2011~2018年)のうちに一度たりとも行きませんでした。
で、改めてビューン!と行ってきたんですが、これがよかったんですよ!!
ムイネーを一言であらわすなら「ベトナムのコロラド」でい。上の写真はズバリって感じでもないんだけど、こういう「赤岩壁」がたくさんあるんですよ。いやそんな言葉があるかは知らないけどね?まるで「ルート66」にありそうな。いや、横断どころがアメリカにも行ったことはないよ?ないけど。
しかしムイネー、こやつなかなか、空港もなければ、鉄道の駅からも微妙な距離にあるもんで、在住者の人気観光地ランキング的にも低めかもしれません。しかし、もしおまえがホーチミンに住んでるなら一度は行っとけ。おまえとか言ってごめん。ムイネーはいいぞ、バスで4時間くらいだし。その根拠となるものがムイネー三大観光地の、フェアリーストリーム、イエローサドゥーン(黄色の砂丘)、ホワイトサドゥーン(白の砂丘)、なんですが、今回はまずイエローサドゥーンから紹介したい。
あとどうでもいいけどサドゥーンって変換するときに最初の候補で「サドゥーん」って出てくるのやめてほしい。村上ショージっぽい。もうめんどくさいからそれでぜんぶ通すわ。サドゥーん!サドゥーん!
イエローサドゥーんは紹介しているページによってはレッドサドゥーんとも呼ばれています。するってぇと赤、「赤の砂丘」と「白の砂丘」ってなにやらまるで「俺たちライバル!」みたいな雰囲気を醸し出していますが、観光地としてのパフォーマンスで言ったら白の方が3倍ほど上です。黄(赤)派にとっては悲しいお知らせ残念ながら。ドラゴンボールの戦闘力で表すならマジュニアとラディッツくらいですな。これ、言い得て妙だと思うんですが、ほとんどだれにも伝わらないだろうな。やってられるかバ~カ!
だけどご安心ください、イエローにもいいとこあります。「街からすぐそこ」なんですよ、まるで今は亡きサンクスのキャッチコピー(すぐそこ♪サンクス)のようですね。とはいえコンビニのようになんでも置いてあることはなく、それこそなにもないところこそが砂丘の魅力です。ビバ、荒廃感!
バイクを走らせながらボーン・トゥ・ビー・ワイルド2.5曲分(8分)。
といっても上記、私の宿泊先から2.5曲分なので参考になるかは微妙です。そしてどうでもいいことなんですが、さっき曲の尺を知るためだけに流したボーン・トゥ・ビー・ワイルドのせいでなんだかノリノリt天国な気分になってきました。よっしゃこの勢いでハーレーダビッドソン買っちゃおうかな!いやそれならあれがほしい、え~とあれ、あれ…ほしいもん…意外とないな。物欲が。俺。話を戻そう。
道中、歩道のところどころにモサァ…という感じで砂が溜まっています。このへんが砂丘の街に来たんだなと胸に来て、期待を煽るぜ!なお歩道とは書きましたが、こんなだだっ広くて基本カンカン照りか集中豪雨のところだれが歩くのかよくわからん。ホーチミン市内の適当な歩道よりちゃんと舗装してるよ。妖精さんの仕業か?実際フェアリーストリームって場所もあるし。ま、雑草は生え放題だけど…。
そして!
到着ぅー!
いやいや!いやいや!
けっこうシッカリ砂丘ですよね!?
おちゃらけてる暇ないですよ、感動してます。
お恥ずかしながら鳥取砂丘も見たことがない俺ですが、アブダビでモノホンの砂漠は見たことある俺です。というヘンテコリンな砂遍歴でも関係なしにグッと来る。たぶんこの瞬間、自分の中のベトナム観がひっくり返ったからだろう。ベトナムってほんといろんな景勝地お持ちでいらっしゃるよね。PRせぃよ。
なんかこう、あれだなー。絵じゃん。いい意味で。
無駄に近くに寄って撮ってみる、あーきれい。いいよーグラビアグラビアー(適当)。
すげぇサラサラ!登ったばかりなので妙に息が荒くてすみません…砂フェチとかじゃないです。
それにしても西日が…暑っ、あつつっ、あつー…
と思ったら抱き合ってる!おたくらの熱愛か~!ってやかましいわボケドアホバカ。
そういえば、
「風で砂が運ばれてくる場所」だということを考えれば当たり前なんですが、風がびゅんびゅん吹いてきます。顔に砂がバチバチあたって痛い。どれだけ良アングルでも風に向かって写真を撮るとこうなっちゃう。まるでこの顔、うまく物が噛めないおじいちゃんだね。このあとおかずと入れ歯をともに吐き出して孫に「Granpa is MONSTER!」って言われそう。だがワシ、孫はいないし子もいなければ嫁もいぬ。
孤独死する前にだれか紹介して。ってお願いするときの顔じゃねぇ。いつも以上に鼻広がってるし。
それはそうと、この写真で「あの黄色はレタッチ(色調補正)してる」ってことがバレましたね。はい、どうでもいいです。でも実際に見てみると実感としては上の写真よりも割と黄色なのよ。なおなお~、
バッグも砂まみれになれば、
スニーカーもご覧の通りなのでお気をつけください。
じゃあ裸足で歩きゃいいじゃん?なんて人がいようものなら逆さまにして首から膝小僧まで砂の中にズブリと刺してさらに土踏まずを踏んづけてやる!というおすぎ(ピーコ?)みたいな気持ちにもなりますが、裸足で歩くって無理なんですよ、だってそこそこゴミが落ちてるから。ふつうに危ない。
右下に謎の肌シャツが。まぁ、なんというか、そういうところは愛すべき(?)ベトナムスタンダードですよね。ベトナム人が落としてるのか外国人観光客が落としてるのか、それは知らんが。ミサンガ。
そのままサクサクと山の部分を目指して歩いていくと…
なんかみんなすげぇ遊んでやがる。なまじっか国際色豊かなだけに、「人類の楽園」に来た気分。そうだよみんな、戦争はやめようよ…。世界中が砂になったら平和になるかな?いやそれ、たぶん地球として終わったあとだな。と思ってこの写真マジマジ見るとみんな欧米人じゃん!か~っ!人類ダメだわ!
うーん楽しそうだなーひとりで来るべきところじゃないなー。
あのドローン使い、ノンラー(傘帽子)がキマってる。ルパン三世の次元みたい。
おっ、海の景色もええ感じ!
そうしてわぁわぁ言ってたら日没に…
いや~
美しいわ…
そんな訳で、ムイネーのイエローサドゥーん、もう見たまんまですがよかったです。市街地から10分くらいで行けるので、というかムイネーに行ってここに行かないというのはルート的にもありえないので、ふらっと立ち寄る感じで行ってくだされ。無料だしね(駐車場は1万ドン(およそ50円)とられます)。
イエローサドゥーんへの来客を蟻地獄のごとく吸い込むカフェ(良心的でした)。
宿近くのいい感じのフードコートですり寄ってきた猫。
すっかり暗くなった帰り道に見た、浜辺にあったいい感じの海鮮屋台。
次はその3倍強いというホワイトサドゥーん…の前に、フェアリーストリームを紹介しよう。人呼んで「妖精の小道」ですよ、本当にそう呼ばれてるんですよ。もうどんだけ洒脱やねん。もうお察しかと思いますが、そうなんです、最近「洒脱」って言葉にハマってます。ほんとどうでもええ話じゃのう!
ここまで書いてなんですが、サドゥーンというよりサンドデューンというのが正しいみたいですね。